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いつもと違う世界

作者: 本吉 光一郎

ショートショートっぽいものにチャレンジしてみました。


お楽しみ頂ければ幸いです。

 朝だ。

 窓からは優しい朝の光が部屋に射し込む。

……気持ちいいなぁ。


 男は、そのゆったりした空気を楽しんでいた。

 しかし、現実はそう甘いものではない。


 男は仕事があることを思い出すと、素早く起き上がり、

 いつものように朝食を済まし、

 いつものように身支度をした。


 そしてドアを開けて家を飛び出す。


 これもいつも通りのことだ。

 なれた手つきで鍵を閉めると、会社へ向けて走り出した。



 実は、ここ何日かの間、会社へ遅刻を続けているのだ。不名誉なことであるが、この調子では、またいつものように遅刻してしまうだろう。


 今日こそは遅刻しまいと、いつものように考えながら、男は走って行く。



 そして、信号のある大きな交差点に訪れたとき、いつもと違う、ある事に気付いた。


……信号機の色の順番がいつもと違う!



 そう、男が気付いたとおり。普通、信号機の色は、左から青、黄、赤の順番なのだが、それがきれいに正反対になっていた。赤と青の位置が交換されている。


 そして、もうひとつ、いつもならば多くの車で賑わう大通りなのにも関わらず、信号待ちする男の前を車が通らない。


 しかし、だからといって仕事に行かないですむはずなどなく、なかなか信号が変わらないことに男は焦りを感じていた。




――そして、信号が青に変わる。


 男は横断歩道に走り出した。


 だが、走り出したのは、男だけではなかった。信号がなかなか変わらずイライラしていた大型トラックの運転手が、アクセルを豪快に踏んだのだ。


 車の走る先に男が飛び出してくるなどとは考えずに。



 接触。



 男は、迫りくる壁のような大型トラックを、避けることなど出来なかった。






――ここは、信号を赤で渡る世界。そこには、血まみれになった男が、ぐったりと倒れていた。



"赤信号 みんなで渡れば 恐くない"とはよくいったものだと思います。



それはともかく、いかがでしたでしょうか?


オチを考えるのは難しいと気付かされました。

下手な終わりかたでごめんなさい。

オチになっているのかな?



それでは!

GNAHAND


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