1/1
愛菜とパパ
俺の名前は、川沿 純。子持ちの19歳、、、って言うのも18歳で、子どもが生まれてから嫁と結婚したのです。ある日突然、仕事中にケータイが鳴る「愛来さんのご主人様ですか⁉○○病院の~です。奥様が事故で心肺停止状態です」俺は、泣きながら車を飛ばして病院へ、、、。俺が病院に着いて再会した時には、最期の力で「純くん、ありがとう。愛菜をよろしくね」と言って、身体が冷たくなっていった。ママが居なくなったことを知らない愛菜は、俺を見てニッコリしている。幸い、娘が無傷なのは嫁が命がけで守りぬいたらしい。涙が止まらないが、これからは俺が愛菜を育てる。「愛菜が結婚するまで、俺は泣かない」そう、心の中で誓った。明日で1週間なので仕事に復帰することになったが、1才の娘は極度の人見知り&一度泣きだすと1時間は泣き止まないので、子ども付きで出勤することにした。社長にわけを話し、トラックの助手席にチャイルドシートをつけた。異様な光景だが、仕方ない。そんな時代をなんとか越えて、、、娘は今年から高校生。