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前世から続く底辺転生者の這い上がり〜転生してもハズレスキルでまた底辺に〜改稿版  作者: 赤井水


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15/30

14日

 〜とある真っ白な空間〜




「そろそろ地球から貰った魂の子が9歳だったよね?」




 若い風貌をした銀髪の青年が近くに居た見目麗しい金髪の女性に声をかける。




「あぁ、そちらの子には心シリーズのスキルを授けましたよラダ様」



「心シリーズかぁ……強力だね。地球で流行ってる俺TUEEEEみたいことは出来なかったからね。グッジョブテラス!」


「そもそもどうしてラダ様は地球から魂を連れ帰って来たのですか?」


 緑の髪をしたこれまた見目麗しい女性が話しかける


「んー地球にねぇ遊びに行った時に思ったんだよ。この世界より潤ってる筈なのに摩耗している魂が多いなって。しかも僕達の世界を夢見ている子達が多いんだよこれまた。

 なら連れ帰って来て記憶そのままに転生しておけばこの世界で少しはその魂を癒してくれるのかなっていう慈愛さ。地母神の君になら分かるだろ?」


 緑の髪をしたこれまた見目麗しい女性が冷たい視線で青年を貫く。


「ほんとですか?正直に。はい!もう1回!」


「はい、ごめんなさい嘘です。地球に行った時に美味しい物が沢山あったから誰か再現してこの世界の知識向上になれば良いなぁと思いました。すんませんマナさん!」



 土下座するまさかの創造神



「ギャハハ腹痛てぇ土下座してやんの。あ、ほんとに飯美味いのか地球は?」



 そう笑いながら声をかけたのはラダとは真逆だが顔は似ているガングロの黒髪の男だ。



「ダラクか。んーそりゃ美味しいよ!特に甘味は最高だね。彼の出身の国は美食の国だったね。」



 じゅるりとヨダレを拭くラダ



「んーなら良いのかこれ? 」




 透明の板を出しダラクはアロウの今の状況を見せる


 そこにはちょうど暗闇の崖のヘリに今にも殺されそうになってるアロウの姿だった。



 ラダは目を飛び出しながら見て驚く


「えーーーー!!!なんで?なんでこうなってるのテラス?!」



「「さぁ?人間の考える事はイマイチ」」


 マナとテラスは首を傾け謎状態で頭の上で???を浮かべる姿も美しく絵になるようだった。



「やばいやばいやばいやばい。テラス心シリーズのスキルって最後に授与したのっていつだっけ?」


 テラスは首を傾げながら考え込み答える。


「んー?と5000年前じゃないでしたっけ?」



 ガーンっと落ち込むラダ


「そりゃあ人間達には心シリーズのスキルがいかに強力なスキルか知らないだろうね。最初っから使えるスキルとは違う大器晩成型のスキルだし。

 今の世界はスキル至上主義だ。参ったなぁ。彼にも悪いことをした。もーいいや」


 ラダは頭を搔きむしっていたが急にふと顔を上げて閃いたかのようにしている。


『えいっ!』



 ラダはアロウがおっさんの剣を受け止めた瞬間に崖に亀裂を走らせた。



 そして落ちていくアロウの意識を奪い周りに結界を張り流れに任せて川に流した。


「ふぅ〜これでよしと。生まれを良くしたのが間違いだったかな? もうちょっと考えるべきだったね」


 と舌を出してへぺろをするラダ。



「思いっ切り干渉したぞコイツまじか……」


 破壊神ダラクですらしない様なことを平気でするラダに驚愕する。



「「ラダ様っ!!!」」


 怒気を孕んだ2柱の神に怒られる創造神。



「いやーこの世界で健やかに暮らしてもらおうと連れて来たのにこんなに早く死ぬなんてダメだと思ったんだよ。転生者の為のアフターサービスだと思ってよ。」




 と言いつつ土下座する。




 それを見たダラクはドン引きしていた。




「まぁ、今回は良いんじゃねぇか。アイツがお試し版異世界転生者1号なんだろ? なら何も起こらない内に死なれても次も連れて行くのは難しいだろう?」




 ダラクがテラスとマナを説得し。




「これからは何かある度に見れる様にラダなら出来るだろう? 設定しておけよ」




 そう言うとダラクはすぅーっと消えて行った。



「全くしっかりしてくださいね。マナお茶を飲みに行きましょうか」


 2柱の女神も消えて行った。



「ふふふ彼には何も使命は無いけれど楽しみにしているよ。僕達の世界へようこそ」



 アロウは地球との魂交換の為のお試し版第1号だったのだ。



この世界の神は


主神ラダ(創造神)


破壊神ダラク


魔法神マギカ


武神アレク


地母神マナ


天神スカー


スキル神テラス






評価を頂けると幸いです。


☆☆☆☆☆→★★★★★にしてくれると最強に嬉しいです。

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