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10月
文化祭の前日。
おれは、つばきさんに。
「文化祭、一緒に回らない?」って、誘われた。
「うん」と答えた。
つばきさんに、告白できるチャンスが、もう一度来たってわけなんだけど。
ここで、つばきさんと付き合ってしまっていいのだろうか。
おれは。
思った。
それでも。
何度も、文化祭の準備を手伝ってくれた、美しいつばきさんと、やっぱり、一緒になりたい。
文化祭、当日。
おれとつばきさんは、2人で回る。
お化け屋敷とか、ジェットコースターとか、今までおれらがやってきた出し物も多くあった。
男女2人でいると結構見られて気まずい。
だからかな。
夕方、おれは、空き教室に入る。
つばきさんと、一緒に。
その雰囲気は、とても良くて。
夕陽が差し込んで。
おれたちを、照らしていた。
「つばきさん。ずっと、好きでした。付き合ってください」
「お願いします」




