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ビリでインキャは嫌なので国公立大学に合格します  作者: 佐和多 奏
1年生編

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 涙が、ポツポツと溢れる。

 だめだ。

 高校の教室で泣くなんて、恥ずかしい。

 恥ずかしい、のに。

 涙が。

 涙が、止まらない。

 おれは咄嗟にハンカチで目を押さえた。

「はい、残念ながら今回、追試者が2人います。そいつら。明日の放課後、視聴覚室に来い。いいな。返事はいらない、わかっていると思うから」

 え、もう1人……?

 もう1人、いるのか……?

 それだけでも、おれにとっては救いだった。

 仲間が、いる。 

 仲間が、いるんだ。

 その仲間が誰かは、すぐにわかった。

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