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15話:愛のネックレス2

バイトが終わった次の日、優奈さんから遊ばないかと誘われた。

元々遊ぶためにバイトは辞めたのだ、喜んで遊ぶと返事をした。

場所は優奈さんの部屋でやるらしい。

私は優奈さんのところに向かった。



「優奈さん来ましたー!」

「いらっしゃい麗華ちゃん、バイトお疲れ様」

「これからは優奈さんともっと遊べますよ」

「そのために辞めたんだ。ありがとう、私嬉しいよ」


優奈さんに中に入れてもらい、ソファに腰掛ける。優奈さんはキッチンに飲み物を入れに行っている。

戻ってきた優奈さんの手には紅茶のカップが2つ。


「おまたせ」

「いただきます」


優奈さんと飲み物を飲みながら話をする。


「ちょっとまってて」


優奈さんが席を立ち隣の部屋に入ってった。

出てきた優奈さんの手には1つの綺麗に包まれた箱がでてきた。

それを私の所まで来て


「これ、バイトお疲れ様と付き合ってくれてありがとうってことでプレゼント!」


優奈さんから箱を受け取り中を開けるとそこにあったのはネックレス。ハートに矢が刺さったマークだ。

結構高そう。


「優奈さん、これ高そうですけど、さすがにバイトお疲れ様とか付き合ってとかで貰えませんよ!」

「ううん、私はあのバイトで麗華ちゃんに会えたんだよ、付き合えたのも嬉しかった。それをこれでチャラになんてできないほど私は嬉しいの、ぜひ受け取って欲しいな」


私はそのネックレスを優奈さんに返した。

優奈さんの顔は驚きと共に絶望の顔を示した、目元には涙が溜まってきている。泣いてしまう前に私は言った。


「優奈さん。つけてくれませんか?」


優奈さんは目をパチパチとした後、ほっと息を吐き安堵の顔をした。


「よかったぁ~断られたのかと思ったよ」

「私が断るわけないじゃないですか、なんの為にバイトまで辞めてると思ってるんですか?」

「うん!ありがと!今つけるね!」


優奈さんが背中に回り込んできて私にネックレスをつけてくれた。嬉しいな。


「ありがとう優奈さん、私は優奈さんにハートを撃ち抜かれたんですよ」


優奈さんにそう言って私は優奈さんに抱きついた。

石鹸のいい香りがする。私が来る前にお風呂に入ってたのか。

私は優奈さんの顔に手を当て優奈さんの目を見つめる。

優奈さんは察したのか瞳を閉じて顔を少し上にあげて待っている。


私はそんな可愛い優奈さんにキスをした。

胸がいっぱいになるような気持ちを感じながら。


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