手は繋いだ。キスもした。
でも、その続きはまだだし関係が恋人になったわけでもない。
この不思議な友達以上恋人未満はなんだろう?と、考えるばかりである。
ただのセフレ?いや、セックスしてないじゃん。
じゃあ、今流行りのキスフレ?ただそれだけなの?
そんなこと考えたくない。
俺から、しようとすると拒まれる。
だがコイツからされることの方が多いんだ。
「ねえ。キスしよ?」
俺には、拒否すると言う選択肢がない。
「ほら、僕の方向いて?もうちょっとしゃがんで?」
んん…。はぁ…溶けちゃいそうだ…。
「ご馳走様でした♪」
…っ。もっと…もっとお前が欲しいんだよ。
「え、ちょっと!やめて!やめっ…!んんんっ!」
美味しい。可愛い。
「やめてってば!」
痛い。
「ど、どうして…僕にそう言う…こ、ことしてくるの…?」
『お前ばかりがしたいと思うな…。俺だって…。俺だってたまには自分からしたい時ぐらいあるんだ…』
「…っ?!////」
『ほら、キスさせろよ…』
「…っ!!痛っ…」
「わ、わかっ…痛っ!落ち着いて!ね?!」
『ハァハァ…わ、悪い…つい…。お前のこと求めすぎた。』
「ちゅ。うん。いいの。君も同じ気持ちでいてくれて良かった。でも、大丈夫。僕がリードするからね。」
『…?…////…お、おう…///』