幼なじみ二人
僕は、朝食を食べ家をでた。すると、
「おはよう、ミコト」と声をかけてきた女の子。この女の子は、名を南 優菜という。僕とは同級生で幼稚園から高校まで一緒の幼なじみだ。家がお隣さんで家族ぐるみのつきあいだ。そのことからよく、某野球漫画の二人みたいだねと言われる。あっちは南だけど僕は、双子でもなければ上杉でもないのにおかしい話だ。
優菜の外見は、黒髪ロングヘアーで、肌の色も白くて、顔も可愛いく、スタイルもかなりいい。そしてその美貌のため、城南の大和撫子と生徒達から呼ばれている。でも僕は大和撫子なんて思っちゃいない。
なぜなら、優菜の趣味が僕を観察することなのだ。優菜の部屋から僕の部屋が見えることもあって、僕が着替えてるのを覗いたりするのは当たり前で、ベランダに飛び移り僕の部屋へ侵入して僕のベッドで寝ていることもあった。しまいには、朝起きると横で優菜が寝ていたりしたこともあった。つまり優菜はストーカーあるいは変態なのだ。
そんな優菜に
「おはよう、優菜」と挨拶をかえすと。深刻そうな顔で僕に
「ミコト前から言いたいことがあったの。」
僕が
「なに?」というと。
「前からミコトの着替えを見ていて、思っていたことなんだけど、やっぱりミコトには、トランクスじゃなくて、パンティーが似合うと思うの。」
「ええーっ、パンティーって、僕男の子だよ。」と言うと。
「わかってる。でもミコト女顔だし、背も低いからパンティーの方が似合うと思うの。なんなら私のパンティーを貸してあげてもいいよ。いやぜひ貸してあげる。なんならあげてもいい。だからパンティーをはいてみて、パンティーをはいたミコトを想像するだけで、私鼻血がでてきそう。もしミコトが本当にはいたら、私死んじゃうかも。」
「あっ、そうじゃあ死んでください。あと絶対パンティーなんかはかないからそこのところよろしく。」ときっぱり言うと。
「ああ残念。でもいいわ。寝てる間に忍び込んではかせてあげるんだから。」とニヤニヤして言っていた。僕はちゃんとベランダの鍵を閉めて寝ようと思った。
「それはそうと優菜、前から聞きたかったんだけど、なんでそんなストーカー的なことをするの?」
「それはミコトへの愛が溢れ出て止まらないからよ。愛しているミコトをずっと見ていたいっていう乙女心。まさに乙女心はノンストップ。だから私は止まらない。私を止めたいなら、ミコトが私の愛を受けとめて。それに私はストーカーじゃないわ。愛の狩人よ。獲物であるミコトを追い続けるの。」などと言っている。
「…いやなにが狩人。それがストーカーだからね。それに僕は多分、優菜の愛は重すぎて、受けとめきれないので、受け流させてもらうよ。」と僕らが話していると。後ろから
「グッドモーニング。マイスイートハニーミコト」と嫌な声がしたので振り返ってみると、背の高い男がいた。この男の名は、美倉 銀英 (みくら ぎんえい)。美倉財閥の御曹司で、金髪ロン毛でかなりのイケメン。その容姿から城南の貴公子と呼ばれていて、ファンクラブもあるらしい。なぜこの男が僕をハニーと呼ぶのかは、幼稚園でのある出来事が原因だ。それから僕を好きになってしまっい僕のことをハニーと言っている。ちなみに幼なじみだ。
「それにしてもハニーは今日も可愛いな。」と銀英が言ってきた。
「男の銀に言われても嬉しくないというか、可愛いと言われても嬉しくない。」と僕は言った。ちなみに銀英のことを僕は銀と呼んでいる。
「そうよ。男のあんたに言われても嬉しくないのよミコトは。」と優菜が言うと。
「君のようなブサイクに言われるよりも、僕に言われたほうがミコトは嬉しいはずだ。」
「誰がブサイクよ。ぶっ飛ばすわよ。」
「やってみたまえ。」
「やってやろうじゃない。」
と喧嘩を始めようとする二人を僕が必死で止める。
「二人とも喧嘩なんてよくないよ。やめよ。ね。」と笑顔で言うと二人ともやめてくれた。
「フン、可愛いハニーが言うんだ。今日のところはやめてやるよ。」
「そうね。愛するミコトがそこまで言うなら今日のところは見逃してあげる」
「ハァよかった喧嘩にならなくて、さぁもう学校に行こうか。二人とも。」
「そうね。行きましょうミコト。」
「そうだな。行こうハニー。」
と僕たちは学校にむかった。僕は知っている。この後も僕に襲いかかってくる女難を。




