合宿前夜 それぞれの思惑
今、僕は合宿の準備をしている。合宿というのは城南高校の4月の末にある恒例行事だ。一泊二日で合宿をするのだ。僕はけっこうこうゆう行事が好きだけど、一つ不安があるそれは、あの女の子達が襲いかかってくるかもしれないからだ。不安で仕方ないけど、まぁ楽しい合宿になるのを願って僕は寝た。
優菜サイド
私は今、合宿の準備をしている。そうこの合宿はミコトとの愛を育む大切な行事なのだ。カメラも入れたし、これで合宿中のミコトを激写よ。もう今から楽しみで仕方ないわ。フフッ絶対ミコトのいる部屋に行って愛のスキンシップをとると、私は心に決め眠りについた。
彩サイド
悔しいですわ。
ご主人様と同じ学年じゃないばっかりに、違う所で合宿だなんて、これは危ない。あの優菜さんや忍さんに先を越されて、ご主人様の貞操になにかあってはいけない。どうしましょう、どうにかして私もご主人様達の所に行かねば、はっそうだわ!その手がありました。私はひらめいた。フフッこれでご主人様の貞操は守れ、ご主人様と濃密なプレイが出来ると確信し、私は眠った。
忍サイド
私は今、合宿の準備を屋根裏でしている。明日の合宿では、ミコト様の貞操をあの変態共から守らねばならない。いつも以上に警戒せねばと決心する。そして、見事ミコト様を守ったあかつきには、
「ありがとう、しーたん。いつも僕を守ってくれて、そのお礼と言っては何だけど、今夜は一緒にいよう。」
「一緒だなんてダメよ。みーたんと私はまだ学生なのよ。大人の階段を登るのは早過ぎる。ってダメよみーたんそんな所触ったら、あんダメ、いややめてあーれー」なんてことになるに違いない。と私は想像しながら眠った。
真央・晶サイド
「明日、ミコト様達は合宿よ。きっとあの女達がミコト様を襲う。私達はそれを防ぐのよアキラ。」
「でもどうするんッスか?私達は城南の生徒じゃないから合宿いけないッスよ。」
「それは私に考えがある。それにあの女達を合宿の隙に倒してしまえば、ミコト様は私達のものよ。まぁミコト様の初めては私が貰うから。」
「隊長には悪いッスけど、隊長のバディじゃミコト様の最初の相手は務まらないッス。だから私がミコト様の初めてを貰うかッス」
「なによミコト様は、あんたみたいなデカい女は嫌なはずよ。」
「ミコト様は幼児体型じゃ納得しないッス。ここは私みたいな巨乳でスタイル抜群じゃないと。」
「なによあんた自慢してんの。でも絶対初めては私が貰うから。」
「隊長には渡しません。私が貰うッス」
「私よ」
「いや私ッス」と言い合いながら時は過ぎていった。
梨華・葵サイド
「葵わかってるわね。」
「はい、わかっています。明日は絶対二年生の合宿について行くんですよね。」
「ついて行くだけじゃないわよ。絶対ミコトの部屋に夜這いをかけるんだから。」
「なにを破廉恥なことをそんなミコト様を汚すような真似はさせませんよ。」
「なによ葵あんたは行かないの夜這い?」
「行きませんよ絶対。」
「そうわかったわ。じゃあ私とミコトの二人で楽しんじゃうもん。葵はこないんだ。ミコトの初めては私が貰っちゃお。」
「やっぱり行きます。ミコト様の貞操を守るために」
「違うでしょ。守るんじゃなくて一緒に奪うんでしょ」
「ちっ違います。わっ私はそんなこと考えてはいないというかなんというかですね。そんなミコト様の童貞を奪うなんて大胆なこと思ってます。じゃなくてません。」
「なに動揺してんのよ。まぁいいわ。明日が楽しみで鼻血がでてきそう。」と二人共興奮していた 。
銀サイド
明日は合宿だ。しかも僕はハニーと同じ部屋だ。明日こそハニーを落としてみせる。フフフ明後日にはハニーは僕のものだ。とよからぬことを考え眠りについた。
?サイド
明日は合宿だ。時はきた絶対あの男を我が物としてみせる。待っていろ東 命。私の夫となる男よ。と企みながら床についた。
それぞれの思惑が交差するなか、朝を迎えるのであった。
そう僕は知らなかった。新たな女難の幕が切って落とされることを。