~心 虚ろ~ ( 他、恋愛詩集 )
素直な想いを 言葉に出来たなら・・・
「しずかな涙」
もう
わかってるの
私達は
終わりに近づいている
お互いの気持ちが
静かに
おだやかに
自然に
離れている事 、
お互いの見つめる先が
いつからか
少しずつ
向きを変えて
離れていた事
・・・もう
わかっていたの。
何も考えず
このまま
私は 、
君から目をそらし
君は 、
私に背を向けて
そうして
過ごして行けば
いいのかな
・・・だけど 時々
胸が痛むのは
なぜだろう
涙が溢れて
止まらないのは
なぜだろう・・・
ーいつも そう。
大切なものは
後から気づく
だから泣く・・・
ただ しずかに
私は泣く・・・
もう
戻れないのに
もう
戻れないから・・・
「 君の大きな手を 」
手をつなごう?
出逢った頃みたいに
ちょっと照れくさくて
嬉しかった
あの時のように・・・
手をつなごう?
ケンカした時に
いつも折れるのは君
不機嫌な私に
笑って手を差し出した・・・
手を・・・
つなごう・・・?
せめて今夜だけ
夢の中でいいの
私から
離してしまった君の手を
もう
待つことは出来ないから
だから
夢の中でいい
君の大きくて
あったかい手を
もう一度
感じさせて・・・
そしたらがんばって
君の事
忘れるから・・・・・・
「 心 虚ろ 」
思い出す
あなたの声
いつも優しく
少し低く
私を呼ぶ
愛しい声
思い出す
あなたの笑顔
いつも眩しく
少しハニかんで
私を癒す
溶かしてしまう
・・・思い出す
あなたの温もり
かけがえのない
私の全て
失ってしまった
私の全て・・・
・・・もう
戻らないあなたは
今どこで
誰と居て
何を感じ
何を見てるの
・・・私には
もう
関係のないこと
関係のないこと・・・。
読んでくださり、ありがとうございます。
次回、恋愛詩集 第3段投稿予定です。
宜しくお願いします。