ウォルシャオンライン1.1
百万人。
この数字が本当はどうかは分からない。だけどウォルシャオンラインのこの数字を後押ししたと思われることがもう一つある。それはやはりフルダイブシステムだろう。
他の国ではまだ実用化にいたっていないフルダイブシステム。それをロウル社は完成させ一般人でも使えるオンラインゲームで提供を始めた。当然世界初のこのシステムを体験したい人間は世界中にいただろう。百万という数字は純粋な日本人以外の割合が7割りもいるとされている。7割が本当かは知らないが、それを裏付けるように外国語の攻略サイトが日本語の攻略サイトよりも遥かに多いとマスコミは報道していた。ちなみに海外サーバーからのアクセスは受け付けないためこの7割とされる外国人プレイヤーは日本に住み着きプレイしているとされる。
ちなみに何故、世界で日本が最初の公開となったかは訴訟問題が関係しているとネットでは言われていた。フルダイブシステムに接続していた者が例え死んだとしても日本の法律の範囲内の適用だから賠償金も1億円程度で済むだろう。だがもしこれが海外ならば何十億かかるかなど分かったものではないからだろう。用は世界初と言えばよく聞こえるが、ネットではもっぱら 「 世界初のモルモット 」 と言われていた。