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涼宮鷹尾の歴史改変日誌~令和のアラサー女子、明治の時代に転生して無双する。電子の技術は最強です!~  作者: 島風


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23/53

23CIWSとミサイル開発

「お嬢様、今日も制服が良くお似合いです」


「茜の方こそメイド服が良く似合ってるわね!」


私は女子専門学校に通い、膝上10cmと、この時代では痴女レベルの制服を着こなし、茜は膝上15cmの頭おかしいレベルのミニスカートのメイド服に身を包んでいた。


茜のは前世の令和でもイケナイお店のそれじゃないかと思います。・・・押し付けたの私だけどね。


代わりに茜にスカートの丈をこれでもかといって短くされてしまった。その攻防の結果、今に至る。


「冬は寒かったよね?」


「そうですね。二十歳過ぎの行き遅れには辛い寒さでした」


確かに二十歳超えて膝上15cmは令和の時代でもあまり見かけなかったなぁ。凄く痛い感じがする。


「お嬢様。今、凄く失礼な事をお考えですよね?」


「え? いや、そんな。それよりいい加減、この不毛なスカートの丈問題を止めにしない? 私も膝上じゃなくて膝下の無難な処に落ち着きたいの」


「いけません! お嬢様のそのお姿は美しさを際立って見せております。私が許しません!」


何で主人の私に決定権がないのだろう?


「でも、毎年寒くなっている感じだし、茜の方こそ大丈夫? 年々寒くなってるよ」


「そもそも私がお嬢様にお付き合いしてスカートの丈を短くする意味あります? 私も早くお役目を終えて結婚したいです」


「私だけっておかしいじゃん。それに縁談断り続けているの、茜の方だよね?」


「お嬢様のお傍に使えるのが私の役割です。お嬢様の方こそ、早く何処かの良家にさっさと嫁いで下さいまし」


茜は二十歳を超えてもメイドとして勤めていた。どうやら、私が結婚するまで止める気はないらしい。それに私のスカートの丈を極限まで短くする事に使命を感じているらしい。


・・・私も可愛い茜のスカートを短くして可愛く装う事に使命を感じているが。


「一樹様とはどうなのでしょうか?」


「ゲフンゲフン!?」


思わずせき込む。何で一樹従兄にいの話が唐突に出るの?


「あのツートンカラーの話が何故このタイミングで出るの? 茜?」


「お二人共仲がよろしいかと存じます。お嬢様は涼宮家で一目置かれる方。お嬢様が望めば・・・おそらく叶う縁談と存じます」


「わ、私の意思は? なんで私があのツートンカラーと結婚しなきゃいけないの?」


「ですから、仲睦まじいお姿を見ておりますと、お似合いかと存じます」


「あれは仲が悪いの! 毎週喧嘩してるの!」


「喧嘩する程仲が良いのではないかと」


気が付くと顔が真っ赤になっていた。そんな風に考えた事なかったし、何分私は恋の経験値0なのだ。


・・・しかし。


「茜! いくら自分が早く結婚したいからって、私を一樹にいに押し付けるの?」


「お嬢様はご自身の心が未だお分かりではないかと思います」


「ないない。いくら何でもあんなのww」


「お顔に大きな傷はおありですが、それ以外、好条件かと・・・お嬢様は一樹様のどんな処がお嫌いなのですか?」


・・・言われて思わず沈黙する。気が利かないし、女の子の扱いも蒼一郎お兄様とは比べるべきも無いが、一途に医学に身を置く姿は尊敬できるし、なんだかんだで毎週の様に話すのは楽しい。もちろん顔の傷なんてとっくに慣れたし、それは人の本質とは何も関係ない。


あれ? 一樹にいって、好物件だったの? ペニシリンの特許でお金も名誉も手に入れている・・・か。


「その話はお口チャック!」


「しかしお嬢様?」


「止めてよ。私、まだ十八なのよ?」


「お嬢様・・・結婚適齢期は十五、六です。お嬢様が未来の知識を得ていたとしても、その事実はかわりませんと存じ上げます。ですから誰とでもいいからとっとと結婚して下さい・・・私の為に」


「うっせぇわ!」


そうこうしていると海軍省の建物が見えた。


「海軍省に顔パスで出入りできる女学生はお嬢様位ですね」


「いつもお世話になっております。高木大尉に会いに来ました!」


茜を無視して、海軍省に入る。セキュリティーの概念が緩いこの世界、マジで顔パスで入ってるんだけどね。


「高木さん。ちゃんといるかな?」


そう言って、海軍工廠の公室のドアをノックする。ちなみに高木さんは普段、横須賀にいる。私と会う時にだけ、この海軍省の公室で話しあいをする。かれこれ十回位は訪問しているか。


「どうぞ、鷹尾嬢。待っておったぞ。クックックックッ、地獄から来た少女よ、今宵も我に悪夢を授けたまえ」


最近、高木さんは中二病を発症したらしい。あまり前と印象が変わらない処が凄いわね。


「で? 今日はどんな悪魔の兵器を僕に見せてくれるのかね? それとも魂の回収が先かね?」


「人聞きの悪い事は言わないで下さいまし。高木さんの魂なんて美味しくなさそうなんでパスです。それより、ガトリング砲の試作が完成したと伺いました。なので、次はロケット技術をよろしくお願いいたします」


「うむ。言われた通り、25mmガトリング砲は完成させたが、更にあるのか?」


私が茜に目くばせすると、一冊の本を取り出した。


「これが苦労して入手したウィリアム・ヘールさんの研究記録です。ロケットの基礎知識は自分で何とか調べて下さい。そして、この本にある通り、ロケットに偏流翼を設けて安定した飛行が出来るように改良してください」


「ロケットか? しかし、あれは砲に比べて命中精度が低いので下火の技術だ。何の意味があるんだ?」


「我がスバルの電子技術と組み合わせれば、誘導弾が簡単に作成可能ですわ。砲の弾丸を誘導弾にするのと、ロケットを電子式誘導装置で誘導するのとどちらが簡単か? 如何ですか?」


「クックックックッ! 天才の私には見えるぞ! つまり日本からアメリカ本土に正確なロケット弾攻撃が可能なのだな? ワシントン、ニューヨークを火の海に沈め、米国人を皆殺し! これぞ世紀末! まさしく悪魔の兵器! 必ずわが手で完成させるとも!」


ゴン


ちょっと高木さんがいつもの中二病の発作を起こしたので手にしていた本で軽く叩いておいた。


高木さんの開発したガトリング砲は令和の頃の軍艦の近接防御兵器CIWSを実現する為の物だ。


資料をから推定される仕様は以下の通り。




試製近接防御25mmガトリング砲


重量, 7t


口径, 25mm


銃身長, 1,500mm(6砲身)


砲弾, 25×163 mm


砲架, 電動旋回(スバル製射撃指揮装置)


発射速度, 毎分1200-3,000発 (選択式)


誘導方式, Ku-帯域電探


要員数, 自動, 監視員二名

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― 新着の感想 ―
ドレッドノートは革命と言われるが、実は20世紀を迎えた頃から各国で似たような発表がなされ、1903年にはイタリア技官がジェーン年鑑に寄稿したりしていた。 誰が最初に実現するかだけの問題だった。 し…
そういえば海軍を欧州へ派遣したってことは対潜系は開発済みなのかな? ソナーって魚群探知機にも応用効くらしいけれど あとぼちぼちロマノフ朝の人間も確保しておかないとね
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