14伊藤博文暗殺未遂事件後日談
史実通り1909年10月26日満州ハルピンで伊藤博文襲撃事件が起きた。
しかし、史実と異なり、蒼一郎お兄様やご友人が偶然付近におり、賊を取り押さえて事なきを得た。
事件の詳細は新聞で確認した。
新聞によると、伊藤が満州鉄道でハルピン駅を降りた際、近くの喫茶店に拳銃を所持していた挙動不審者を涼宮蒼一郎兄様が取り押さえ、暗殺未遂が発覚した。
未遂犯は、言わなくても良いのに韓国万歳、伊藤博文を暗殺するつもりだったと自供。
なお、お兄様が偶然居合わせたのは、移動中の休暇をハルピン見物しようとしていたと書かれており、不審に思われない点も忘れていない。流石お兄様、怖い人。
そして新聞はお兄様が、今を時めく涼宮財閥の御曹司である事から、略歴も書かれていた。
陸軍士官学校11期生。陸軍士官学校を首席で卒業。陸軍大学への進学が内定済で、首席候補の筆頭と称賛されている。しかも剣道、柔道の有段者で東宮様の友人でもある。
そして、今回の大手柄だ。
だが、顔写真まで新聞に掲載されている。いけない。お兄様を狙う悪い女がいっぱい出て来る。
私のお兄様を他所の女にとられるなんて・・・と、良く考えたら私は妹で、奥様はとってもいい人。う~ん、身近に凄く有能でイケメンな兄がいると恋愛感が狂うな。
何しろ、今まで見た殿方で蒼一郎お兄様の次点と言うと、あの残念な一樹従兄になってしまう。顔は意外といいが、顔に大きな傷あるし、性格も多分破綻していると思う。
それ以外を男性として見られない。蒼一郎兄様に責任をとってもらいたいものである。
まあ、この世界の歴史を変えた事より、兄様の将来への影響の方が大きいかもしれない。
これだと、将来の陸軍幹部へ一直線だろう。
その後お兄様から手紙が来たが、出征が一時取り消しになり、帰国して偉い人との会談や会食がこれでもかと予定されたと愚痴が綴られていた。
その後の裁判で、犯人と協力者も未遂だったので、死刑は免れた。まあ、本人にとっても良かったんじゃないかと思う。
おそらく後日の韓国の英雄となるだろう。それも、韓国併合が無くなった上での事だ。
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