M奴隷コージ②
「ようコージ、昼飯どうする。学食か前のドルフィンに行く?」友人のヨシオが声を掛けてきた。
ドルフィンとは校門前にある喫茶店だ。
「いや、今日は腹の調子が悪いから止めとくよ」コージは座ったまま応えた。
「そうか、そういえばちょっと顔色が悪いな。」
「ところで昨日の夜はどうしたんだよ、途中から居なくなって」とヨシオが疑わしい目つきでコージの顔を覗き込んだ。
「どうしたんじゃないよ。俺だけ放って何処かへ行ったくせに」とコージはヨシオを非難するように睨んだ。(あそこではぐれなきゃこんなことにはなってなかったのに)と思った。
「そうなのかい。おれはてっきり誰かとふけたのかなと思ったんだけど」
昨夜は近くの女子大生とコージらのゼミの学生との合同コンパだった。男四人と女四人で開催したのだが、コージは一次会が終わると皆と離れ、たまに行くショットバーに寄ったのだ。そのバーは普通のバーなのだが、他のバーよりはゲイらしき人間がいると噂があった。コージは昨晩そこでジンさんに会ったのだ。
「フーンそうか。おれはてっきり○○女子大の彼女と何処かへ行ったのかなと思ってさ。じゃ、元気で、また連絡するわ」と言い手を振って教室を出て行った。教室を出てゆくヨシオを見ながらコージは軽くため息をついた。
コージは今日も夕方、ジンさんと会う予定だ。というのも、今コージの腰には皮のベルトに直径約3センチ長さが15センチくらいのディルドが固定されたものが装着され肛門に埋められている。おまけにその革のベルトがへその下あたりで南京錠で留められている。また、ディルドの根元の部分が数段階に太くなっているので、椅子に座るとなおさら突き上げられ、また肛門が広がる仕組みになっている。
また肛門から皮のベルトが会陰部へ伸びコックリングがペニスの根元を締め、へそ下のベルトで三方向からのベルトが留まるようになっているので、なおさら勃起したペニスが締め付けられ、パンツの中で怒張し血管を浮き上がらせている。苦痛と快楽がない交ぜとなり、つき上げてくるディルドの感触を感じながら、今晩あそこに行ってこの鍵を外してもらわなくちゃ。とつぶやいた。しかし、この非日常的で背徳的な状況を受け入れている自分を受け入れていた。




