98幕目 決意
雨宮「竜馬!大丈夫か!」
竜馬は答えなかった、それどころか、脈がなかった。
雨宮「そうだ…心臓マッサージ!」
キッド「…もう…やめるんだ…」
雨宮「もう…人は…死なせたくないんだ…!」
キッド「やめてくれ…」
雨宮「生き返れ!」
キッド「雨宮!」
雨宮「なんだ…」
キッド「竜馬は…みんなを守るため…散っていったんだよ…」
雨宮「まだ死んでいない…」
キッド「雨宮!現実を見ろ!この世界は誰も生き返りもしないんだ!だから…やめてくれ…」
雨宮「…」
ミスティ「雨宮!…今はしゃべりかけるのはやめておこう…」
私は竜馬を置いて、帰った、恵が残ると言い、恵を残してきた、私はそのことがショックで、部屋から出なくなった、そして、酒におぼれ、1年が過ぎたころだろう…
雨宮「…」
キッド「…おい、雨宮…まだあの事気にかけてるんだろ…だから…」
雨宮「奴は死んだ!…救えなかった…私なら…救えたかもしれない…」
キッド「だから…これ以上、他のみんなを犠牲にしたくないっていうのですか!?」
雨宮「…ああ、これ以上、死んでほしくないからだ…」
キッド「…だからと言って、散っていった竜馬にそんなことが言えるのか!?」
雨宮「…」
キッド「だから立って…」
雨宮「…ああ、わかった…」
と、一からいつも道理の事を始めていった。




