79幕目 あいつらについて
竜馬「ハァ…疲れるな…」
雨宮「そういえば、この上で爆音がするんだけど…いつものこと?」
竜馬「いや…さっきからなってるが…」
雨宮「…はぁ…さて…あいつらについて、何かわかってる?」
竜馬「…この洋館にいたやつら」
雨宮「でしょうね…」
アラクネ「雨宮、飴いる?」
雨宮「あるの?」
アラクネ「はい」
渡してきたのは、いちご味の飴だった。
アラクネ「はい、竜の子にも」
竜の子「あ…ありがと…」
竜馬「糖分か…ありがたくもらう…」
雨宮「堅苦しいな…もう」
竜馬「…仕方がないだろ…」
雨宮「…」
竜馬「そういえば、あいつらの肉、骨は食えるらしいな…」
雨宮「…ウイルスに感染しない?」
竜馬「おなかに入れば、全部肉だろ、そういえば…あのラーメン屋の出汁、そいつらにそっくりなんだよな…」
雨宮「…人間の骨の出汁とか…?」
竜馬「…あり得るな…それ」
と、いいつつ、脱出方法を考えてた。
雨宮「で?脱出方法は?」
と、上から何やらメキメキ聞こえてきた。
雨宮「いやな予感がするのは自分だけか?」
キッド「きたよー」
アラクネ「空から機械兵団が!」
キッド「なによー、勝手についてきただけなのにー」
竜馬「へぇ…こんなやつ、いるんだ…体の部品、高く値が付きそうだな…」
キッド「なんだ、この変態」
雨宮「…変態発言だね…それ」
竜馬「そういえば、男子、俺一人じゃないか?」
雨宮「そだねー」
竜馬「なんじゃこりゃ」




