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179幕目 いじけ
雨宮「…だめだ…あいつに…だめだ…おしまいだぁぁッッ」
キッド「そんな…某星の王子様みたいな言葉話すな!」
天尾「…とにかく走っとけ」
雨宮「…何だったんだ…あいつの腕…」
キッド「…」
猫田「…あいつの腕…見覚えがあるんだよな…」
雨宮「神話生物か?」
猫田「ああ、それが力を貸してるっていう感じっぽいけど」
雨宮「…それだったら…まずいのか?」
猫田「ああ、そうだ…」
天尾「さ…はやく入って…」
雨宮「わかった!」
天尾「さて…あの方をお呼びしないと…」
雨宮「…で?どんな奴想定できるの?」
猫田「…アザトース…でも知能がないはずなんだがな…」
雨宮「…そいつって?」
猫田「…そんなこと聞くか…まぁ、いいか、まず、あいつは…知能がない、だからね…力を貸しやすいんだ…」
雨宮「それで…あんなことがあったんか…」
猫田「そうだ…」
雨宮「…」
猫田「…兄の事で何かあるのか…」
雨宮「ああ、まだ一緒にいたかったしね…」
猫田「…そういえば…このことを見越してか…このことを書いてたんだ…」
その題名は…有事のあった際に…と
雨宮「少し見せて…」
猫田「ああ、わかった」




