第38話 アレックス研究所 突入 その二
ショウ・カラキッサ(20)
誕生日二月4日
身長176㎝ 体重68㎏
容姿 好青年な見た目で肌色。一番特徴的なのがツーブロックのモヒカン気味の髪型で、とさかは金髪に染め真ん中から左にかけてウェーブがかかっている。
眉毛は太く、真面目できりっとした目付き。
私服は茶色のジャケットに下は黒のインナー。ジーパンに黒のスニーカーを履いている。
性格
性格は義理堅く真面目で、忠実に物事をこなし、確実にできる無難な方法を選択していくタイプ。
完璧主義であるが故に自分のやることに自身がなく、常に他人から答えを求めないと気が済まない。そんな自分を隠し、周りにはフレンドリーに接している。
よくくせで、考える時にこめかみに手を当てる。
ショウがアルスと共に地上の朽ちた街へ行き、ショウはその傍ら街の地下から
別ルートでアレックス研究所に行き、インセクターとしてハンターズの連中を錯乱しようと目論む。
同時刻、ナナ達ハンターズはアレックス研究所の地下に突入する。複雑な構造の研究所を抜けた先には
イロディアンの実験を行っている証拠を見つける。
視点 第三者視点
あれからナナ達は研究所内をくまなく調べて見たものの、損失に繋がるものは今のところ見つかっていない。事務室、研究室、会議室とハンターズは至る所を探して見たが、
ブレスは「どこにでもある研究所だな」とぶちまけ、肩を落とした。
インカムで全員をのエントランスに招集し、全員の報告をまとめた。
ロバートが
「ブレス隊長、こっちは特に目新しいものはなかったですね。」
と声が建物の反響を受ける。
「あたし達も三階を周りましたが同じです。」
とマラシイも同じだ。
エントランスは大理石の床が広がり、四方は隙間一つないガラスの壁。
外の光がガラスの壁を突き抜け、広大な天然石の床を反射させ、全員を逆立ちに映していた。
「次は地下だな。こういうのは深淵の底に隠されている。いうか表向きのもので見つかったら苦労はしない。」
ブレスは得意げに下を指さす。
意を決し一同は地下に向かった。電気は通っておらずエレベーターは使えないので、階段で下っていく。
階段は奈落の奥深くまで続いており、暗い闇が奥までライトで照らしきれないほど底まで覆っていた。
冷たいアスファルト、苔の生えた陰湿な地下の階段。
さっきまでの真新しい研究所の雰囲気とは正反対の、一切日を刺さない。
無機質で鈍重なさび付いた空間が一同を飲み込んで行く。
「ロバート、地下に列車があるらしいな。」
ブレスが下りながらスマホで地下のマップを確認する。
「ええ、そこから数キロ先まで行くと地下の施設があるらしいです。
アレックス研究所は他の研究所とも併設して協力していたらしいですよ。昔アレックス研究所で働いていた人の証言です。」
「そうだよな。よく見つけたよな。」
「ジャックスさん達が頑張ったおかげですね。」
「地下に列車か・・コンコルドみたいだな。地下の研究所はかなり大規模そうだな。」
マップに表示されている地下施設は地上のアレックス研究所よりも二まわりも大きい。
ここで何か大規模な実験をしているのだろうと、ブレスは予測。
話しながら階段を下り終え、軋みの激しいドアを開くと、広い空間にでる。
アスファルトの駐車場のような無骨な空間の奥に、貨物列車が佇んでいた。
明かり一つない暗い空間をライトを照らしながら一同は貨物列車に向かって前進する。
運転席を吟味するブレス。
「よし、行けそうだな、地下施設に行けるぞ。」
とブレスは貨物列車のハンドルを握り、貨物列車を動かした。
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「ショウさん、あれが街?」
俺はアルスを抱え、ジェットパックを操作し、荒廃した街を眺める。
ナルタシティ、アレックス研究所の近辺にある街だ。
二人でイロディアンがいないか警戒しつつ山間をくぐり抜けたどり着いた。
山の中腹に建っていて、
街の中心にある風化した塔を中心に、赤瓦屋根の家がつまっている街だ。
人がいた時は可愛いらしい街で景観も良かっただろうな。
だが今の街の景色はレンガの屋根は剝がれ石畳には砂埃が溜まっていて、
この街のシンボルであろう塔は色あせ風化している。廃れた街だな。
心の中で微笑しつつアルスを街におろす。
「おお・・・」
アルスは呆然とゆっくりと首を動かし街を眺める。
この辺は・・スマホで放射線の含有量を調べる。普通に活動するには問題ない量だ。
体の弱いアルスには予めガスマスクをつけいているが大丈夫そうだな。
「アルス、この辺の放射能は問題ない。ガスマスク外していいぞ。」
というとアルスは頷き、ガスマスクを外した。お前はまだまだ利用出来るからな。死んじゃ行けないぜ。
ここに来たのはただアルスの願いを叶える為じゃない。
実はこのナルタシティの下水道から研究所に繋がっている隠れ道がある。
今回の計画の為に事前に調べておいた。
この街にある地下鉄。そこのトンネルにアレックス研究所の地下にに通ずる非常口がある。
今ナナっち達は地下に突入しているな。スマホに映っているナナっちに仕込んだ発信機は、ナルタシティの下をくぐり抜けている。
よし、ここまでは順調。俺は先回りしてそこのトンネルから研究所に行こう。
「アルス、ちょっと俺皆と合流してくる。一人じゃ心細いからな。一人で待てるか?」
「・・うん大丈夫。街にこれただけでも嬉しいから平気だよ。」
となまじ不安そうな表情を出しつつ俺に気を遣って笑顔で答えた。幸いこの辺にはイロディアンはいない。探知機の反応は皆無に等しい。
『今のところこの辺にイロディアンはいなさそうだ。だが早いうちに装甲車に戻っておけよ。』
『わかった。気を付けてねショウさん。』
と優しく手を振り、俺は振り向き噴射し飛んだ。
『さ・・やろう』
誰もいない陰湿な街を眺め、目的のトンネルを目指す。
ナナっち・・いや、大樹。君の力が今の俺に通じるか試してやる。頭の中でなんども暗記したマップを
巡回する。シミュレーションは今の所大丈夫。西区のあいつに任せなくても多分俺一人でやれる。
御父様が俺に気をきかせてあいつを行かせてないか心配だ。
多分俺一人でも大丈夫。
俺はスぺラス・マンバの息子、インセクター・・人知を超えた存在、選ばれし者なんだ。
「・・ここあたりだ。」
目標のエリアに入り、トンネルの目の前へ着地。
トンネルに続く線路を歩き、線路の砂利で足元をおぼつかせながらトンネルの中に入る。
中はそこの見えない円形の暗闇が広がっている。氷銃剣のライトを照らし進むと奥に
脱線し、傾いた地下鉄があった。
その地下鉄のちょうど左隣に堅牢な扉がある。あれだな、研究所に続く扉は。
データに基づき行動する。正直緊張している。
扉は頑丈。手榴弾のロックを外し扉の前におき、轟音と共に堅牢な扉は吹っ飛んだ。
イロディアンが来ないかレーダーで確認。爆破の煙がおさまり進むと通路があり、
螺旋の階段がアスファルトの円柱にとぐろを巻いていた。
「・・よし」
いよいよだ。計画を実行しナナっちとハンターズと衝突する。まだ入ったばかりとはいえかつての仲間と
戦う。不安もあり、成功するか心臓バクバクでしょうがない。あたりは静寂でより、自分の不安が意識に集中してしまう。
「大丈夫だ。御父様の考えた計画だ。大丈夫・・俺なら御父様の願いを・・」
意を決して通路を進み、階段を降りた。
こんにちはカズキです。久しぶりに停滞していたお話を進ませました(^▽^)/。
ショウの完璧主義が故の不安を意識して今回は書きました。
果たしてショウ、インセクターの企みは如何に。お楽しみください。それでは(@^^)/




