蛇腹
淋しい時代、田んぼへ走り回るあの頃。
朝、死のうとしていながらも、振り絞る息を飲む。
生きていきたいと居座るガエル達の一切れなる希望。
創っていきたい、山を登る生駒山へと初日、出でる。
私は血を吐きながらも、腕を掻き立てる。
電子用具の調子が悪くって、憤怒する。
おぉ、マリア。私は台本を読み上げる。
「戦う姿に革命せよ、台本の中でうまれた闘志よ、時代を越えよ。理をなくして、徳を得るな。」
いつしか、この怖さを滲み、噛み潰しながら、生き抜く手立ては、金なのか、金なんだろうか。
「あぁ、よろしくない。」
「これは本当によろしくないのだ。」
私はパトランプの赤い灯りに、こう呟いた。