第1巻 第3讃歌アシュヴィン賛歌
1. アシュヴィンよ、
宝に富み、輝きの主よ、
素早い手の持ち主よ、
犠牲の食事をどうか受け取ってください。
2. アシュヴィンよ、
驚くべき業績に富み、
称賛に値する英雄よ、
力強い思いをもって、
私たちの歌を受け入れてください。
3. ナーサティヤ(真実の者)よ、
奇跡を成す者よ、
刈り取られたクシャ草の上に
注がれたこれらの供物は
あなたがたのもの。
炎の赤い道を持つ者よ、
どうかおいでください。
4. 驚くほど輝かしいインドラよ、
おいでください。
これらの供物はあなたを慕っています。
細やかな指で清められたものです。
5. 聖なる歌い手によって促され、
歌によって駆り立てられて、
インドラよ、
祈りへとおいでください。
供物を注ぐ司祭の祈りへ。
6. インドラよ、
急いでおいでください。
赤毛の馬の主よ、祈りへと。
私たちの供物に喜びをお与えください。
7. ヴィシュヴェーデヴァ(一切の神々)よ、人々を守り、報い、慈しむ者よ、
礼拝者の注がれた供物へとお近づきください。
8. ヴィシュヴェーデヴァよ、
仕事が素早い者よ、素早くここへ、
ソーマの飲み物へとおいでください。
乳牛が牛舎へ急ぐように。
9. ヴィシュヴェーデヴァよ、
蛇のように姿を変え、
恐れを知らず、欺きのない者よ、
運ぶ者よ、
聖なる飲み物をどうか受け取ってください。
10. 戦利に富み、讃歌によって豊かになった
輝くサラスヴァティーよ、
熱い愛をもって、
私たちの供物を欲してください。
11. すべての楽しい歌を掻き立て、
すべての優しい思いを鼓舞する者よ、
サラスヴァティーよ、
私たちの儀式を受け入れてください。
12. サラスヴァティーよ、
壮大な流れよ
――彼女は光をもって照らし、
すべての敬虔な思いを輝かせます。
※この讃歌は、最初にアシュヴィン双神(医薬・救済の神々、馬に乗った双子の神)を招き、次にインドラ、続いてヴィシュヴェーデヴァ(一切の神々)、最後にサラスヴァティー(知恵・言葉・川の女神)を呼びかける構造になっています。
各グループごとに3節ずつ割り当てられ、ソーマ供養と加護を求める典型的なヴェーダの祈りです。特にアシュヴィンは「癒しと奇跡の神」として、後半の神々はより広範な保護とインスピレーションを象徴しています。




