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人狼ゲーム

作者: マグ郎
掲載日:2021/04/06

 恋と食欲はよく似ている。


 焦がれて求めて、その欲望に果てはない。満足したかと思えば少ししたら苦しいほどに渇く。


 私は人狼。

 夜な夜な人を食い殺す化け物だ。

 村を点々として生きる私は、ある青年に恋をした。


 ああ愛しい男。

 あなたの腹を裂いて臓物を腹一杯頬張りたい。その逞しい首筋に噛み付いて噴き出る血で喉を潤したい。私を愛しく撫でるその腕の骨をむしゃぶりつくしたい。

 ああ、ああ!


 恋と食欲はよく似ている。









 世界は残酷だと知っていたはずだった。


 それでも救いがある事を知っていた。僕にとって救いは彼女だ。愛しい彼女。

 艶やかな黒髪と薔薇のように赤い瞳を持つ恋人よ。


 この村には人狼が潜んでいる。

 僕は占い師。

 毎夜1人を占い人狼を当てるのが仕事。愛しい彼女を疑いの目から逃れさせたくて…


 ああ、神様!

 あなたが本当にいるのなら、あなたはこの上なく趣味が悪い!


 夜明けまで数時間。

 今までの明日の朝日を祈る僕はもういない。神様、最期の願いです。どうか太陽が登りきる前に、愛しい彼女の血肉にさせてください。どうか、どうか……

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