第2戦:さくら、ペアします!(26)
第2戦の26を公開します。
2時間遅れ、申し訳ありません。
対ビーストマンズ戦の続きです。
ついに獣人が!?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
◇◆◇
『みたいやな~。』
ひまわり もその事に気付いていたようで、
『2人とも~1回離れて~。』
さくら と京姫に指示を出した。
2人はさっと移動し、背中合わせの状態で さくら は獅子獣人を、京姫は虎獣人を、それぞれ睨みつけた。
『ライオンが残り65%~、トラが残り70%か~。
もうちょっと減らさんと~焦ってくれへんやろな~。
もっちゃ~ん、京姫、7で50以下まで削ったって~。』
少し考え、ひまわり が指示を出した。
『おっけーだよ。』
『まかせるなのですわ。』
2人は返事すると、
『『速度増加、レベル7!』』
レベル7に加速し、今度は さくら が虎獣人に、京姫が獅子獣人に向かって行った。
◆◇◆
さくら と京姫が距離を取ったのを見て、
『気付かれたか。
これまでより動きは良くなってる。
けど、速さはあの程度なら問題はなし。
さて、それじゃ、、。』
作戦を考えていると、さくら と京姫が動き出した。
かなり速い。
『な!?』
その速さはちょっと衝撃だった。
そして弟達が攻められ出した。
『なるほど、ここまで速くなるのか。』
その様子をしばらく観察していたペトーナの脳内に、
『姉貴、もう限界だ!』
『姉貴、もういいだろ!』
虎獣人と獅子獣人の声が響いてきた。
2人ともかなりHPを削られている。
『結構やるじゃねぇか。
なら、あれを試せそうだな。
いいデータが取れそうだ。』
ニヤリと不適な笑みを浮かべ、
『獣力、使ってみな!』
2人に指示を出した。
○●○
『おっけーだよ。』
ひまわり の指示に答えた さくら に、
「トラ、まかせるなのですわ。」
京姫が囁きかけた。
「まかせるんだよ。」
「爪に気を付けるなのですわ。」
「わかったんだよ。」
「それじゃ、」
『『速度増加、レベル7!』』
速度を上げると、向きを変えて虎獣人に向かって走りだした。
■□■
「うぉっ!」
突然、目の前に現れた さくら に驚きの声を漏らした、と同時に、
ぐふっ
鳩尾に膝をぶちこまれ、呻き声が漏れた。
スピードを付加した強烈な膝蹴りで15%削られた。
『ちっ、まだ様子見かよ。』
頭の中で文句を言っていると、肩に、
トン
軽い衝撃と、重みを感じた。
見上げると、さくら が肩の上で立っていた。
「なに!?」
驚きの声を発した瞬間、
ガシッ
両膝で頭を挟まれ、
でやぁ!
さくら の気合いと共に、
グキっ
体を前に傾かされ、頭をおもいっきり捻られた。
体が首の動きに合わせて捻り飛ばされ、
ドドーン!!!
床に激突した。
HPがさらに20%削られ、残り35%になった。
『姉貴、もう限界だ!』
虎獣人が姉に泣きついた。
その時、
『獣力、使ってみな!』
姉からの指示が届いた。
「よっしゃ、獣力解放だ!」
叫んだ虎獣人の体が青い炎に包まれた。
●○●
『まかせるなのですわ。』
京姫は ひまわり の指示に答えると、
「トラ、まかせるなのですわ。」
さくら に囁きかけた。
「まかせるんだよ。」
「爪に気を付けるなのですわ。」
「わかったんだよ。」
「それじゃ、」
『『速度増加、レベル7!』』
速度を上げると、向きを変えて獅子獣人に向かって走りだした。
□■□
「消えた!?」
と思ったのと同時に、
「おわっ。」
右足が振り上がり、喉を押され、後方に倒された。
ぐふっ
衝撃で呻き声が漏れたのと同時に、
ガシッ、ガシッ、ガシッ
顔面に衝撃が走る。
どうやら胸の上に乗られ、顔を蹴られているようだ。
これが地味に痛かった。
HPがじわじわ減っている。
「どけや、クソチビ!」
叫びながら無理矢理体を起こすと京姫が、すでに居なかった。
「なにっ、、。」
何処に行った、と思う間もなく、
ヒュッ
風切り音の後、
ゴン
ウガッ
頭頂部に衝撃が走った。
起き上がろうとした獅子獣人の動きを察知して飛び上がっていた京姫の両膝が、頭に直撃していたのだ。
HPが計30%削られ、残り35%になっている。
いいように攻撃され、そろそろ獅子獣人の不満が爆発仕掛けていた。
ガルルル!
京姫を威嚇しながら、
『姉貴、もういいだろ!』
獅子獣人がイラつきながら姉に問い掛けた。
すると、
『獣力、使ってみな!』
待ち望んでいた言葉が聞こえてきた。
「やっとかよ。
いくぜ、獣力解放!」
叫んだ獅子獣人の体が赤い炎に包まれた。
◆◇◆
「ガオーーーーー!!!」
「ガルーーーーー!!!」
獣力を解放した2匹の雄叫びが闘技場に轟く。
「何、これ!?」
急な豹変に戸惑う さくら と、
「これがレアスキル、なのですわ。」
冷静に反応する京姫。
その時。
赤と青の炎が揺らぎ、光の軌跡を残して、消えた。
「速い!?」
「レベル8くらいなのですわ。」
慌てて、
「「速度増加、レ、、。」」
速度を上げて移動しようとした2人を、
ガシッ
ガシッ
(ラ)「捕らえたぞ!」
(ト)「捕まえたぜ~!」
獅子獣人と虎獣人が2人を、がっしりと腰締めの状態で捕まえた。
あうっ!
くっ!
2人の叫びを聞き流し、2匹は今までの鬱憤を晴らすように、
うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
不適な笑みを浮かべながら、マックスパワーで締め上げた。
「どやった~?」
「ついに相手が本気出してきたんだよ。」
「このまま~逆転されてまうんやろか~?」
「あれ、かなり痛かったんだよ~。」
「せやな~あれはあかんやつや~。」
「そして次回は、わたしたち反撃出来るの?」
「どやろな~?、な次回は5/5の8時更新予定やで~。」
「お楽しみに。」




