第2戦:さくら、ペアします!(20)
第2戦の20を公開します。
めちゃくちゃ遅れてしまいましたが、何とか書き上げました。
久しぶりにイメージしやすいように私服を表現してみました。
これが作者のかわいいだー!
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(23)
食堂には”京姫ちゃん、祝敗会!!!”と書かれた横断幕がこれ見よがしに掲げられ、パーティーの準備が進められていた。
横断幕をノリノリで作ったのは当然、京姫の姉・愛好。
そして、準備を進めているのはメイドさんたちである。
準備が出きるまで、京姫は甘絡んでくる愛好の相手を”させられて”いた。
「まさか、ほんとに”祝敗会”になっちゃうとはねぇ。」
「それだけ、ち~ねぇが強くなっただけなのですわ。」
「ほんと、さくらもち ちゃんの”空中感覚”はすごいわよねぇ。」
「決勝の時の技の”ぐるぐる”には意識が付いていかなかったなのですわ。
実は、、あの技はまだ攻略出来てないなのですわ。」
珍しく京姫が弱気な事を口にした。
今まで、どんな技も”1度見れば”攻略出来た。
けれど、さくら の必殺技”MSD”は攻略方が思い付かなかった。
それほど、完璧な京姫対策の技だった。
「けれど、絶対攻略するなのですわ。」
「ほんと、さくらもち ちゃんは当たりだったわねぇ。
ヒラソルちゃんも、だけどぉ。」
「る~ねぇは私よりも知識が豊富なのですわ。
このチームなら、きっと、、。」
なんて事を話していると、
キンコーン!
インターホンの呼び出し音が鳴った。
「誰か来たなのですわ。
愛好、出るなのですわ。」
「え、わたしぃ?」
「みんな忙しいなのですわ。
手を煩わせたくないなのですわ。」
「分かったはよぅ。」
今日の主賓の言葉に従い、愛好が玄関に向かっていった。
京姫が後ろから悪い顔でほくそ笑みながら、こっそり付いてきている事に気付かずに。
玄関扉の横のインターホンを押せるのは、門の警備を抜けてきた者だけ。
なので、確認する必要はなかった。
多分、知り合いであろう。
そう思い、愛好は油断していた。
扉を開け、目にしたのは2人の可愛い女の子だった。
初めて見る女の子たちに驚き、目を見開いて凝視した。
のは一瞬だった。
すぐに愛好の美少女レーダーが反応した。
車イスの少女。
合わせの所にフリルが付き、袖回りがフリルになった、5分袖の丸襟の白いブラウス。
その上に淡いピンクの、膝が隠れるくらいの長さのノースリーブワンピ。
胸元が少し開いていてブラウスが見えているのがポイントだ。
さくらのペンダントを付けている。
白いストッキングを着用した足先にはピンクのストラップ止めの革靴。
隣に立つ少女。
肩のところが丸くなった、襟なしの白いブラウス。
淡い黄色のベストを着て、同色のショートパンツ。
白い靴下にはひまわりのワンポイントが付き、マジックテープとソールが茶色の黄色いハイカットスニーカー。
瞬時に愛好のファッションチェックが完了した。
この服の感じ、そして車イス。
間違いない。
「あなたたち、さくらもち ちゃんとヒラソルちゃんね!」
愛好が感極まり、ひまわり に抱きついた。
「な、な、な~!?」
突然抱きつかれパニくる ひまわり を見ながら、
「こんにちは、ネイビーさん。
今日は京姫のお誘いで、お邪魔させて頂きます。」
丁寧に挨拶した。
さくら の挨拶に我を取り戻した愛好が、
「いらっしゃい、さくらちゃん、ひまわりちゃん。」
取り繕うように、優しい笑顔で挨拶した。
「今さら何を取り繕ってるなのですわ。」
後ろから京姫の声が聞こえてきた。
「もしかして、これって、、。」
「私からのサプライズなのですわ。
ち~ねぇ、る~ねぇ、いらっしゃいなのですわ。」
「おじゃまします。」
「おじゃまします~。」
挨拶を交わす3人を見ていた愛好が、
「やってくれたわね、京姫ちゃん。
もう、めっちゃハッピーだわぁ。」
歓喜の声を上げながら、京姫に抱き付いた。
「うっとうしいなのですわ。」
言いながら愛好を引き剥がし、
「どうぞなのですわ。」
2人を家の中に招いた。
ひまわり が車イスを押して中に入っていった。
そして、京姫たちの母を交えて賑やかな”京姫ちゃん、祝敗会!!!”が始まった。
「どやった~?」
「ネイビーさん、すごくすっごくすごくテンション高かったんだよ。」
「いきなり~抱きつかれて~あわあわやって~ん。」
「あれはびっくりだったね。」
「でも~ええ匂いで~柔らかかったわ~。」
「え、それって、、。」
「さて次回は~。」
「ついに、だね。」
「4/9の22時更新予定やで~。」
「間に合わない可能性大だけど、お楽しみに。」




