第2戦:さくら、ペアします!(16)
第2戦の16を公開します。
1時間半強の遅れ、申し訳ありません。
スフレVSキャトネラ後半。
激しくバトってます。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
間合いに入ってきた京姫を迎え撃とうと、瀬莉維が右正拳を顔目掛けて突き出した。
のを、左手で逸らして、体重を乗せた右肩を瀬莉維の胸の間にぶつけた。
くっ
体ごとぶつけた京姫の攻撃は、相手の力を利用した迎撃になり、瀬莉維にかなりの衝撃を与え、体が後ろに傾いた。
重心のズレに合わせ、左手で瀬莉維の右足をすくい上げ、そのまま瀬莉維に体を預けてのし掛かり、
わわっ
押し倒して、すかさず鳩尾に膝をめり込ませた。
ぐふっ
一連の攻撃で瀬莉維のHPが10%削られた。
京姫が追い撃ちを仕掛けようとした時、脇腹に激しい痛みを感じた。
瀬莉維がおおよその見当を付けて振り込んだ右拳が、京姫の脇腹にしっかり食い込んでいた。
くっ
うめき声を漏らす京姫を体を捻って落とし、無理な体勢からもう1発右拳を頬目掛けて振り下ろした。
それを転がってかわし、体勢を崩したままの瀬莉維の頭を掴み、
ゴス!
顔面を膝蹴った。
がぁっ
瀬莉維はうめき声を漏らしながらも痛みを堪え、京姫に抱き付いて、覆い被さって床に押さえ付けた。
『しまった、なのですわ!』
相手より小柄な自分が馬乗りされるのは、1番最悪の状態だ。
なので、掴んでいた瀬莉維の頭を、
ゴキン!
躊躇うことなく、現実なら折れるであろう勢いで捻った。
ぃだっ
さすがにこの衝撃は大きく、一瞬、瀬莉維の動きが止まった。
のを渾身の力ではね飛ばし、なんとか瀬莉維の下から脱出した。
1度距離を取る。
瀬莉維が、
「ほんと容赦ないな~、京姫は~。」
首に手を当て、こきこきさせながら声を掛けた。
「そっちこそ、年下相手に加減なさ過ぎなのですわ。」
京姫が言い返した。
うぉぉぉぉぉ!!!
2人の激しい攻防に見入っていた観客が歓声を上げた。
そんな大歓声が聞こえていないかのように見つめ合っている。
現在
瀬莉維:HP残量65%
京姫:HP残量45%
かなり京姫の方が分が悪い。
残り時間は3分を切っている。
勝てる見込みは薄い。
ならば。
京姫が玉砕覚悟で突っ込んでいった。
猛スピードで間合いを詰め、殴りかかる、と見せかけて瀬莉維の目前でしゃがんだ。
足をはらう、とゆうような勢いではなく、思いっきり蹴り飛ばした。
瀬莉維がバランスを崩す。
のを、素早く背後に回り込んで背中で受け、
てりゃー!
両腕を脇の下にあてがって、体を前のめらせる。
ゴン!
瀬莉維の後頭部が床に叩きつけられた。
声も出せず、意識を飛ばして寝転がる瀬莉維の鳩尾に倒れこむように全体重を掛けた肘を落とした。
瀬莉維のHPが10%削られた。
立ち上がり、今度は鳩尾に膝を落とした。
さらに15%削られ、残りが40%になっている。
意識が戻る前にHP削り取ろうと立ち上がり掛けた京姫の足が掴まれた。
瀬莉維はすでに意識を取り戻していた。
動けなくなった京姫に瀬莉維が蹴りをぶちこむ。
と同時に手を離す。
吹っ飛び、床を転がる京姫。
を、素早く立ち上がった瀬莉維が追う。
ゴロゴロ転がり止まった所に、追ってきた瀬莉維がサッカーボールを蹴るかのように渾身の力で蹴り飛ばす。
また転がる京姫。
追う瀬莉維。
今度は顔を踏み潰そうとする。
のを、さらに転がる事でかわし、後転の途中の体勢から伸び上がり、両足で瀬莉維の蹴った。
それを根性で受け止め、足を掴まえる。
それを体を捻って振り払い、腹這いになって、腕の力で体を押し出し、瀬莉維の股下を抜けて半捻り。
体を丸め、伸ばして背中に両足蹴りをぶちかます。
踏ん張って耐えた瀬莉維が見えない背後に目算で蹴りを放つ。
がっ
京姫のお腹に命中。
軽く飛ばされる。
その時、
「タイムアップ!」
電子音声が時間切れを告げた。
瀬莉維:HP残量7%
京姫:HP残量3%
「ウィナー、キャトネラ!」
微妙なHP残量の差で、瀬莉維が勝利した。
「どやった~?」
「もう、すごくすっごくすごかったんだよ。」
「ほんま~2人ともガチやからな~。」
「この頃かられっちゃん強かったんだね。」
「それを上回る~キャトネラさんは超強いな~。」
「そして試合を終えた2人は。」
「次回は~3/31の22時更新予定やで~。」
「お楽しみに。」




