第2戦:さくら、ペアします!(15)
第2戦の15を公開します。
またも1時間強遅れてしまい、申し訳ありません。
その分、かなり熱い内容になってます。
スフレVSキャトネラのガチバトル。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(18)
『いきなり正拳とか、様子見以外にないなのですわ。』
そんな事を考えながら、間合いに踏み込んだ。
自分の蹴りが届く位置。
それは相手より背が低い京姫にとっては、攻撃される位置でもあった。
けれど、
『キャトネラは攻撃してこない、なのですわ。』
先程の攻撃が様子見なら、こちらの攻撃も”まずは見る”と確信していた。
京姫の右脚が振り上がり、つま先が瀬莉維の顎に迫る。
それを、ちょんと後ろに飛んでギリギリでかわしながら、右拳で京姫の頬を狙う。
その拳を、空振った勢いを利用して体を後ろに倒しながら避け、振り上がっている脚を軸にして体を半捻り、左脚を追い付かせて前に転がった。
右拳が空を切り、一瞬動きが止まった瀬莉維に、前転終わりの京姫が腹這いなるように体を伸ばしながら、両足で蹴りにいく。
のを瀬莉維が真上に軽く飛んでかわし、下りながら京姫を踏み潰そうとしてくるのを、横に転がって逃れた。
立ち上がる京姫。
間。
少し距離が出来たので、互いに体勢を整える。
「おお、なんかすげぇ!」
「なに今の。すご過ぎなんだけど!」
「2人共、やるじゃねぇか!」
「かっこいいーーー!!」
2人の激しい攻防に、まばらながら客席から声援が聞こえてきた。
盛り上がり、熱量が上がっていく。
けれど、ここまでに2人のHPは全然減っていなかった。
盛り上がる観客を他所に、
「京姫、やるね~。
今のは中国憲法の動きだね~。」
「キャトネラは空手なのですわ。
でも、あんなのでは私には勝てないなのですわ。」
「だろうね~。
だから、ここからは”本気”でいくよ~。」
「望むところ、なのですわ。」
2人の間の空気が”ピン”と張り詰める。
ダッ
瀬莉維が距離を詰め、
ゴッ
小さな動きで右拳を京姫の脇腹に叩き込んだ。
ぐっ
近距離からの攻撃に反応しきれず、しっかりダメージを負った京姫のHPが5%程削られた。
だが1発では止まらず、瀬莉維が左、右、と続けざまに拳を打ち込んでくる。
ぐっ、がっ、ぐぅぅ
京姫はなんとか防御しようとするも、激しい連打でじわじわHPが減っていく。
拳攻撃の防御で手一杯になっている京姫の鳩尾に、
ゴス
膝がめり込んだ。
ぐふぅ
うめき声を漏らし、京姫の体が後ろに飛ばされた。
なんとか踏み止まったが、HPは残り半分になっていた。
うぉぉぉぉぉ!!!
瀬莉維の連続攻撃に観客が沸き上がり、声援が激しくなっていく。
そんな声援を感じている余裕もなく、
『今のエグい連続攻撃は、実戦系空手なのですわ。
これはかなり分が悪い、なのですわ。』
京姫は危機感を感じていた。
「京姫、どうする~?
このままだと次の攻撃で終わっちゃうかもよ~。」
挑発してくる瀬莉維に、
「たしかに実力差も含めて、私の方が分が悪いなのですわ。
けど、簡単には倒されないなのですわ。
中国拳法には、こうゆうやり方もあるなのですわ。」
気合いを入れ、瀬莉維に向かって駆け出す京姫の脳内で「ミラクル・ガイ」のイントロが流れ出していた。
強大な相手に立ち向かう、高揚感と共に。
そして今出せる最速のスピードで突っ込んでいった。
>いちお~説明しとくと~
>「ミラクル・ガイ」は~ジャッキー・チェンの昔の映画の~
>「少林寺木人拳(日本語吹き替え版)」で~挿入歌に使われた曲やで~
>これが~めっちゃ高まるんよ~
>久しぶりの~謎の解説さんやでした~
>って事で~次回に続くで~
「どやった~?」
「キャトネラさんの攻撃、痛そうだったね。」
「実戦空手の攻撃は~かなり重いらしいんよ~。
1発KOなんて事も~あるみたいやで~。」
「そんな強いキャトネラさん相手にれっちゃんはどう戦うのか?」
「次回は~3/24の22時更新予定やで~。」
「お楽しみに。」




