第2戦:さくら、ペアします!(14)
第2戦の14を公開します。
1時間半強遅れてしまいました。
申し訳ありません。
いよいよスフレとキャトネラが!?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(16)
翌日。
日曜日、午前10時。
”UFT”内、京姫の自室。
部屋の端の転送ポイントの床に青い3重円が現れ、その中心から瀬莉維が姿を現し、
「京姫、来たよ~。」
元気に声を掛けた。
「朝から無駄に元気なのですわ。」
京姫のあきれ気味の言葉に、
「これから京姫と試合なんだから、マックス元気に決まってるんだよ~。」
元気度増し増しで返した。
「まぁ、楽しめそうだからいいなのですわ。
それじゃ、さっそく始めるなのですわ。」
「京姫、かなり強そうだから楽しみだよ~。」
うきうきしている瀬莉維に、
「そうゆうあなたも、なかなかなのですわ。
久しぶりに本気が出せそうなのですわ。」
京姫が落ち着いた声で返した。
のは見せかけで、内心かなりわくわくしていた。
「ぼくもだよ~。
最近は暴れ足りなくて~。」
「暴れるって、、まるで怪獣なのですわ。」
「怪獣か~。
それくらい強いかもよ~。」
「それは倒し甲斐があるなのですわ。」
「京姫こそ、倒されて泣かないで下さいよ~。」
「それはこっちのセリフなのですわ。」
バチバチバチ
互いの強さを感じ取り、既にやる気の火花が散っていた。
互いに目を合わせ、重圧を掛け合いながら、不適な笑みを浮かべていた。
少しの静寂。
から、京姫が口火を切った。
「昨日、説明した事はおぼえているなのですわ?」
「も、もちろんだよ~。」
瀬莉維から急激に強者オーラが消え、わたわたし始めた。
「はぁ、ほんと機械オンチなのですわ。」
ため息混じりに呟き、昨日した基本のパネル表示から説明し直した。
さすがに昨日よりは早く覚えた、はず。
『やれやれ、なのですわ。。』
内心で疲れ声を漏らしながらも、なんとか″無作為試合″の登録を終えた。
ほぼ待つ事なく、2人の前に、
┏━━━━━━━━━━┓
┃対戦者:スフレ ┃
┃対戦を承認しますか?┃
┃ [はい][いいえ]┃
┗━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━┓
┃対戦者:キャトネラ ┃
┃対戦を承認しますか?┃
┃ [はい][いいえ]┃
┗━━━━━━━━━━┛
対戦確認パネルが現れた。
本来なら対戦相手は無作為なので、希望の相手と対戦するのはかなり難しい。
のだが、そこはしっかり姉に根回しておいたので、あっさり互いが対戦相手に選ばれた。
「わぁ、ほんとに出た~。
ほんとに京姫になってる~。」
瀬莉維が歓喜の声を上げた。
「浮かれてないで、承認するなのですわ。」
京姫に窘められ、
「わ、わかってるよ~。」
ちょっともたつきながら[はい]に触れた。
京姫が[はい]に触れると、2人の前に承認完了のメッセージパネルが現れた。
「それじゃ、5分後なのですわ。
操作、失敗すらないように、なのですわ。」
言われた瀬莉維は、
「分かってるよ~。
じゃ、後で~。」
答えると部屋の端の転送スペースに移動し、
「バックルーム~。」
指示語を発して、自室に戻っていった。
静かになった部屋に違和感を感じつつ、待機時間の5分を準備運動に費やした。
そして、現れた最終確認パネルの[はい]に触れると、闘技場に新しく設置された待機室に転送された。
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自室に戻った瀬莉維は、落ち着きなくうろうろ歩き回ったり、空手の演舞をやってみたりしながら過ごした。
そして5分後、最終確認パネルが現れ、しっかり[はい]に触れた瀬莉維が闘技場の待機室に転送された。
そして、目の前に見える闘技場に、ざわつく観客席に、心を弾ませた。
待機室を出て、闘技場に向かうと、反対側の待機室から京姫が出てくるのが見えた。
時間が早いからか観客席はほぼ空席だった。
小さな拍手に出迎えられた2人は闘技場の待機線の後ろに立ち、互いの視線を絡ませる。
もう言葉は必要なかった。
闘志をみなぎらせ、集中力を高めていると、電子音声が、
「スフレ対キャトネラ戦を開始します。」
と告げた後、
5、4、3、2、1、ファイッ!
試合開始を告げた。
互いに様子を伺っているが、試合時間は10分。
遊んでいる時間はない。
ダン!
一歩踏み込み、瀬莉維が先に動いた。
一気に間合いを詰め、
右正拳突きで仕掛けた。
早い。
瀬莉維は京姫と同じスピードタイプのようだ。
その右拳を京姫が、体をずらしてかわしながら、足を払いにいく。
のを読んでいたように、足を上げてかわし、そのまま京姫の体目掛けて蹴り下ろす。
咄嗟に前に飛んで前転で逃げ、1度距離を取った。
「京姫、いい動きしてるね~。」
「そっちこそ、容赦ないなのですわ。」
不適な笑みで言葉を交わす2人は、本気スイッチがオンになるのを感じていた。
一瞬の間。
そして、今度は京姫が仕掛けた。
「どやった~?」
「ついに試合が始まったんだよ。」
「最初から~白熱してたな~。」
「どんな試合になるか、わくわくだよ。」
「そんな試合の続きは~、」
「3/22の22時更新予定です。」
「お楽しみに~。」




