第2戦:さくら、ペアします!(13)
第2戦の13を公開します。
お待たせしてしまい、申し訳ありません。
なんとか復活しました。
まだ、ちょっとペースは上がっていませんが、ぼちぼち進めていきたいと思います。
楽しんで頂けたら、嬉しいです。
(14)
「にいさま、戻ったよ~。」
元気良く居間に入ってきた瀬莉維に、
「お帰り、せり。
遅かったな。」
特に気にはしていなかったが、心配していたような口ぶりで兄が声を掛けた。
時計を見ると瀬莉維が”UFT”にログインしてから5時間近く経っていた。
「そうなんだよ~。
もう、めっちゃ色々あったんだよ~。
聞いてよ、にいさま~。」
話したいモードの瀬莉維の圧に若干引きぎみだが、
「へぇ、初回からそんなに色々あったのか。
そろそろ夕食だし、食べながら話そう。」
と提案した。
「あれ、お腹空いてる感じが、しない~?」
昼食を食べてから何も食べていないはずなのに、空腹感をそれほど感じていなかった。
不思議そうな瀬莉維に、
「”UFT”で何か食べただろ?
脳が”食事した”って感覚だけ覚えてしまうから、そうなるんだよ。
慣れるまでは仕方ないさ。
しかし、愛好の考えたシステムは、本当に凄いな。
脳へのフィードバックが、、。」
語り始めた兄が、
「うぬぬ~???」
うなり声を漏らしながら、”謎の暗号”でも聞かされたように目が”?マーク”になってるかのような瀬莉維に気付き、
「せり には難し過ぎたな。
手を洗ってきな。
食事にしよう。」
話を変えた
「あ~、うん。洗ってくるよ~。」
そんなこんなで食卓に着くと、
「にいさま、それでね、それでね~。」
瀬莉維のとめどなさそうな話しが始まった。
ログインし、街に行って、クレープを買おうとした時の、って所で、
「京姫師匠が助けてくれたんだよ~。」
気になる名前が出てきた。
瀬莉維はどうやら、しっかり忘れているようだ。
「せり、その京姫って娘なんだけど。」
「京姫がどうかしたの~?」
「まさか、こんなに早く会えるなんて流石だよ せり。」
「え、京姫が、なに、か、、。」
「ん?俺が頼んだ事、忘れてないよな?」
なんて事を兄に問われ、
「え~?
あっ、と~、も、もちろん、お、覚えてるよ~。
たしかスフレって娘を、見つけて、、あ~!
もしかして~師匠が!?」
ようやく思い出した。
兄に京姫を探すよう言われていたのを。
まぁ、こうゆう持って生まれた”強運”があるから頼まれたんだけど。
「えっと、”フレンド登録”って言うのも、したんだよ~。
良かったん、だよ、ね~?」
「もうそこまで仲良くなれたのか。
せり は本当にすごいな。」
兄に誉められ、
「にいさま、誉めすぎだよ~。」
顔を赤らめ、照れ照れ状態になった。
「それで~、明日京姫と対戦するんだよ~。」
そして、加速を始めた瀬莉維のてんこ盛りな話しは食事が終わった後にまで続くのだった。
(15)
「なんか~印象違うな~。」
「だね。なんだか楽しそうな人っぽいんだよ。」
2人の疑問に、
「それには、ちょっと事情があるなのですわ。
話しが進めば分かる、なのですわ。」
今は言葉を濁したのだが、
「なるほどな~、なんとなく分かったわ~。」
ひまわり がうんうんと頷きながら、勝手に納得した。
「それだけで気付くなんて、さすがは る~ねえ なのですわ。
それで合ってるなのですわ。」
ひまわり の気付きに間違いはないだろうと肯定の言葉を発し、
「それは”ないしょ”、にしておくなのですわ。」
口止めした。
「ええで~、ほんなら話し進めてや~。」
「る~ちゃんだけ分かっちゃってズルいんだよ。」
「ち~ねぇにもすぐ分かるなのですわ。
なので、ちょっとだけ進めるなのですわ。」
「うう、わかったんだよ。」
さくら が渋々受け入れたので、京姫が話を進め出した。
「それで、キャトネラは私と対戦したいと言い出したなのですわ。
だから、ネイビーに頼んで、”無作為試合”で対戦出来るように調整してもらったなのですわ。」
それが京姫と瀬莉維が”大いなる陰謀”の渦に巻き込まれていく”きっかけ”になるとは知らずに。
「どやった~?」
「お待たせした分、これから盛り上がっていきますよ。」
「やな~。なにせ次から~。」
「久しぶりの本格バトルだよ。」
「どうなるんやろな~?」
「すごくすごっくすごく楽しみだよ。」
「次回は~。」
「3/19の22時更新予定だよ。」
「お楽しみに~。」




