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第2戦:さくら、ペアします!(6)

第2戦の6を公開します。

1日と1時間遅れですが、なんとか書き上がりました。

お待たせして、申し訳ありません。

過去編、いろいろ情報が必要で、書くのにちょっと時間掛かってしまって。

その分、楽しんで頂けるよう、しっかり書いていきます。

今回のも楽しんで頂けたら嬉しいです。

(3)


「これがゲームの中、なのですわ?

 普通、なのですわ。」


フルダイブVRMMO格闘ゲーム"UFT"に初めてログインした京姫けいきが小さくつぶやいた。

最初に目にしたのはログインポイントになっている自室。

※通常はキャラ設定とチュートリアルからなのだが、その辺はネイビーが設定してくれていた。

 ・・・面倒だと言われたので。


京姫けいきのキャラ名はスフレ。

これは自分で考えた名前だ。

・・・たまたまおやつに食べたのがスフレパンケーキだったから、なのはないしょ。


戦闘タイプはスピードタイプ。

現実リアルで拳法をやっている京姫けいきは攻防より速さを選んだ。


外見は髪の毛をミントグリーンにし、後頭部の上部から三つ編みを結い、それを巻いてシニヨンにした残りを腰くらいまで垂らしていた。

白いシニヨンカバーがアクセントになっている。


体格は現実リアルと同じにし、服はスポーツウェアタイプにした。

シャツも短パンも白ベースで、肩から手首までと、脇から腰に細め(3センチくらい)のオレンジのラインを入れ、レギンスを同じオレンジにした。

スニーカーは髪と同じミントグリーンで、紐を白にした。


部屋の内装は現実リアルの自室に合わせてくれたようで、自宅のような安心感だったが、逆にそれがゲーム感を薄れさせていた。

京姫スフレはクローゼットの扉を開け、姿見に自分の姿を映し、


「ふ〜ん、こんな感じになるなのですわ。

 うん、可愛くていい感じなのですわ。」


容姿は希望を絵にして渡しただけなので、自身の姿に反映されているのを見るのは初めてだった。

想像以上の可愛い姿にうんうん、と頷きながらひとりちていると、


ピリリ、ピリリ、ピリリ


室内に電子音が響いた。


「これは個人通話パーソナルコールの着信音なのですわ。

 ネイビー(おねえちゃん)からなのですわ。

 えっと、たしか、、"通話開始オープン"だったなのですわ。」


通話の指示語コマンドを思い出し、


通話開始オープン。」


と発するとぐに、


京姫けいきちゃ、じゃなかった京姫スフレちゃん、どお、調子はぁ?』


うざがらみモードのネイビーの声がスピーカーから響いてきた。


「とくに問題ないなのですわ。」


愛想あいそ良さげな声でに答える京姫スフレに、


機嫌きげん良さそうに感じるわよぉ。

 うきうきしちゃってるのかなぁ?』


ネイビーがさらにうざがらんでくる。


「べ、別にうきうきなんてしてないなのですわ!」


ぶっきら棒気味(ぎみ)に返す京姫スフレを、


『またまたぁ。

 鏡見てによによしてたくせにぃ。』


ネイビーがからかった。


「な、のぞくとかありえないなのですわ。」

『何言ってるのよぉ。

 プレ期間中はぁモニタリングされてるって言ったじゃなぁい。』

「プライバシーの侵害なのですわ。」

『そうゆうのもぉ、プレイデータとしてぇ、本稼働までの調整に必要なのよぉ。』

「やれやれ、なのですわ。。」


あきれ、ため息混じりにつぶや京姫スフレに、


『それで、マニュアルは読んでおいてくれた?』


ネイビーが急に普通モードになって問い掛けた。


「ちゃんと読んで、全部把握(はあく)したなのですわ。」


さらっと答える京姫スフレに、


『さすがね。

 ほんと優秀な妹を持つといろいろ助かるわ。

 それじゃ、11時からのエキシビションマッチ、よろしくね。』


ネイビーめ言葉と、頼み事を確認した。


「わかってるなのですわ。」

『相手は普通の小学生なんだから、手加減してよ。』

「はいはい、なのですわ。」

『それじゃ時間まで街区を見てきなさい。

 街はかなりちから入ってるから、すごいわよ。

 スイーツもいろいろあるからね。』


スイーツ、に反応し京姫スフレがピクっとなった。

目が輝いている。


「そんな言うなら見てあげるなのですわ。」


わくわくを抑えた声で答える京姫スフレに、


『ほんとわかり易いわね。

 それじゃね。』


そう言って通話を切った。


「スイーツが楽しみで何が悪いなのですわ。」


ぷんすかしつつも顔はものすごくほころんでいた。

はやる気持ちを抑えながら部屋の端の転送ポイントに移動し、


移動ムーブ、街、エリア(ワン)。」


移動の指示語コマンドを発すると、足元から青い3重円が現れ、京姫スフレの姿が消えた。


(4)


「へぇ、これがその頃の京姫れっちゃんなんだね。」

「今と〜だいぶ違うな〜。」


ひまわり秘蔵の過去の京姫スフレの画像を見ながら話している2人に、


「ちょ、なんでそんなの持ってるなのですわ!」


あせって声を荒げる京姫スフレに、


「これ探すの〜めっちゃ大変やって〜ん。」


ひまわり がのんびりした口調で返した。


「お願い、消して、なのですわ。」


突然、半泣き顔でうったえる京姫スフレに、


「え、どうしたの京姫れっちゃん!?」

「これ〜そんなダメなやつやった〜ん?」


2人があせり、声を掛けた。


「その姿は、いや、なのですわ。」


本気で嫌そうな京姫スフレを見て、


「ああ〜ごめんな〜。

 ほら〜消したから〜。」


大慌てで ひまわり が画像を削除して見せた。


「いい加減、ちゃんと聞く、なのですわ。」


しゃくりながらぷんすかしている京姫スフレに、


京姫れっちゃん、ごめんね。」

「ちゃんと聞くから〜続けて〜。」


2人がぺこぺこ頭を下げた。

なんとか気を取り直した京姫スフレが、


「つづける、なのですわ。」


続きを話し始めた。

如何だったでしょうか?

初期のスフレ。

容姿考えるのに結構時間が掛かってしまいました。

今の容姿がどうなのかは、そのうちに。

次回は明日2/17の20時更新予定。

よろしくお願い致します。

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