第1戦:さくら、挑みます!(61)
第1戦の61を公開します。
今年最初の更新です。
読者の皆様、あけましておめでとうございます。
今年も、さくらセンセーションが注目して頂ける作品になるよう、全力で書いていきたいと思ってます。
今年もよろしくお願い致します。
さて、本編。
白熱の決勝戦の後編です。
いよいよトーナメントの勝者が決まります。
勝つのはさくらかスフレか?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
〔MC〕「なーんとー、京姫選手ー、さっくらもち選手の必殺技をー、破ったぞー!
まーさに絶妙のタイミングだー!
さっくらもち選手ー、こっのまま敗退してしまうのかー!」
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
必殺技を破り優位に立ったはずの京姫だったが、さくら の表情を見て確信していた。
『あれは”何かある”って顔なのですわ。
勝つか負けるか、なのですわ。』
京姫は さくら を指差しながら、
「あなたの必殺技、破ったなのですわ!
私の必殺技、破れなければあなたの”負け”なのですわ!
あなたの、いいえ、”あなた達の力”見せてもらうなのですわ!」
高らかに宣言した。
『もっちゃん、必殺技くるで~。
大丈夫~?』
『さっきはいきなりで反応出来なかった。
けど、大丈夫。
今度はちゃんとやるんだよ。』
さくら は ひまわり の指示を思い出していた。
見つけてくれた攻略法があれば、破れる。
さくら はしっかり京姫を見つめ、
「あなたの思い、受け取ったよ。
だから、負けないんだよ!」
宣言し返した。
「い、いい度胸なのですわ。
なら、勝ってみるなのですわ!」
京姫が微妙に顔を赤らめながら返した。
2人の表情が引き締まる。
そして、京姫が動いた。
自身の最速、さくら の”速度10”と同じくらいの速さで。
間合いに踏み込み、蛇の手刀が さくら の喉を狙う。
『これは、違う。』
さくら はそれがフェイントだと感じ、手刀を左手で横にいなした。
京姫は、いなされた手刀を鶴の嘴に変え、さくら の顔を狙う。
さくら は体を前に倒しながら開脚倒立し、くるくるっと1周半回りながら、開き伸ばした足の連続蹴りで応戦。
それを体を下げてかわし、体を流れにまかせるように半捻りながら、鶴の嘴を虎爪に変え、斜め下から引っ掻き上げる。
1周半回り切るのと同時に前に出ていた足を降り戻し、その勢いと、腕の力を抜く事で床に伏せ落ち、すぐさま閉脚旋回で京姫の足を払おうとする。
それをあえて受け、床に転がされた、ように見せかけて床に伏し、さくら が立ち上がろうとするのに合わせ、
『食らうなのですわ。
五獣激烈!』
声に出さず、必殺技を仕掛けた。
けれど、それは さくら の誘いだった。
『くる。』
体勢が整っていない さくら の腹に京姫の豹の猫手が迫ってくる。
五獣激烈とは、五種の獣拳を順不同に繋げる連続技。
なので、初撃がいつも同じではなかった。
その為、見極め、かわすのがかなり難しい技だ。
攻撃を受けると1秒程動きが止まる、とゆうゲームの仕様を利用した、京姫の攻撃速度があればこその技。
それ故、初撃を読まれる事が弱点だった。
『ひょ~!』
京姫の動きを観察していた ひまわり が さくら に初撃の種類を伝える。
指示を聞いた さくら は体を横に向け、右足を京姫に向けて伸ばした。
ミシ!
蹴りが迎え撃ち攻撃になり、京姫の胸に当たった。
がっ!
後ろに吹っ飛ばされた京姫は、転がりながら体勢を立て直し、立ち上がった。
「やってくれた、なのですわ。」
不敵な笑みを浮かべながら呟いた。
〔MC〕「京姫選手のー、怒濤の連続攻撃をー、さっくらもち選手が制したー!
大熱戦だー。
試合時間は残り5分を切ったぞー!
決めるのはどっちだーーー!」
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
2人の激しい攻防に しゃべ九郎も観客もテンションが最高潮に達していた。
残り時間が少なくなり、両者が豪快に勝つ。
そんな展開を望んでいた。
「破らせてもらいました。」
「よく見抜いたなのですわ。
あのヒラソルって子、なかなかやるなのですわ。
それで、あなたはどうするなのですわ?」
「次で、決めるよ。
京姫ちゃん、覚悟するんだよ!」
さくら は目を輝かせ、言い放った。
「見せてみる、なのですわ。」
「いくんだよ!」
京姫は仁王立ちで受ける体勢になった。
はーーー、ふーーー。
さくら はゆっくりとひとつ深呼吸し、
『速度増加、レベル10!』
最大速度で京姫に向かっていった。
同じようにステップを踏む さくら を見て、
『同じ技、なのですわ?
まさか、新技は出来なかったなのですわ?』
そう思いながらタイミングを合わせ、伏せようとした。
その時、さくら の動きが変わった。
倒れる京姫の上を飛び越えながら体を掴み、引き剥がすように持ち上げながら回った。
背中で着地した後、そのまま前に転がり、足が床に付いたと同時に京姫の体を後ろに投げ飛ばすように振り、その勢いを利用してテンポ宙返り(手を付かない後方転回)を連続で3回続けて勢いを付け、飛び上がった。
そして、くるくるっと宙返り、下に向いている京姫の頭を床に、
ゴン!
激突させた。
あまりの衝撃で京姫の意識が失くなり、HPが0になった。
〔MC〕「まっさかまさかのー、逆転劇だー!
今の技はー、月面宙返りからのー、脳天逆落としかー!
さっくらもち選手のー、新必殺技でー、京姫選手のー、HPが消失したー!
ウィナーーー、さっくらもちーーーーー!!!」
如何だったでしょうか?
さくらの新必殺技の解説は次次回更新の本編でいます。
その間に、どんな技なのかイメージして頂けたら嬉しいです。
次回は月曜の13時更新予定。
この回は特別編になります。
楽しみにして頂けたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。




