第1戦:さくら、挑みます!(60)
第1戦の60を公開します。
1時間弱遅れてしまいました。
申し訳ありません。
決勝戦が始まり、いきなり仕掛けてきたスフレにさくらが!?
かなりアクション描写多めになってます。
動きを読み取って頂けるよう描写出来てる、と思ってます。
息つかせぬ攻防、楽しんで頂けたら嬉しいです。
〔MC〕「な、なんだとー、京姫選手がー、先に仕掛けたー!」
”Eランク”に落ちてからは本気を出す事のなかった京姫が、完全本気モードで さくら に迫る。
『あか~ん、逃げ、、。』
『え、うそ、、。』
さくら も ひまわり も完全に虚をつかれ、反応出来なかった。
一瞬で間合いを詰めた京姫は、
「食らうなのですわ。
五獣激烈!」
いきなり必殺技を使った。
予想していなかった急襲に さくら は対応出来ず、
きゃぁぁぁぁぁ!
防御も出来ず、すべての攻撃を受けてしまった。
さくら のHPが60%近く削られた。
〔MC〕「なんとなんとなんとー、京姫選手ー、いきなり必殺技を出したぞー!
さっくらもち選手ー、いっきなり大ピンチだー!」
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
しゃべ九郎が、観客が、京姫の本気に沸き上がった。
そして、さくら がこの後、どう戦うのかに大いなる期待の視線を送った。
京姫は距離を取ると、
「これで後がないなのですわ。
あなたの本気、見せるなのですわ!」
さくら を挑発した。
「京姫ちゃん、ほんとにすごくすっごくすごいんだよ。
まさか、いきなり必殺技でくるとは思わなかったんだよ。」
「もう1度食らえば、あなたの負けなのですわ。
あなたも必殺技でくるといいなのですわ。」
腕を組み、仁王立ちで見つめてくる京姫、を見つめ返す さくら。
『もっちゃ~ん、かんたんに~のせられたらあかんで~。』
『わかってるよ、る~ちゃん。
まずは、削る!』
ひまわり との会話を終え、さくら が、
『速度増加、レベル8!』
いきなり8まで速度を上げ、京姫に突っ込んで行った。
そして、まさかの初撃から右足で仮面ライダーのライダーキックのような飛び蹴りを放った。
が、そんな大技を京姫が食らうはずもなく、体を横に少しだけ移動させて余裕でかわした。
のを想定していた さくら は空中で体を半捻りし、その勢いを加えた左足で、背中側に移動した京姫の頭を蹴ろうとした。
それを京姫が右腕で受け止める。
が、勢いに押され、慌てて左腕を添える。
「くっ、なかなかいい攻撃なのですわ。」
言った京姫のHPが3%ほど削られた。
受け止められたのを逆手に取り、逆方向に捻りながら、右膝で顎を狙った。
防御していた腕が死角になり、反応が少し遅れた京姫の顎を さくら の右膝が掠めた。
さくら は落ちながら後ろに宙返って着地、したと同時に前に宙返りながら右踵で京姫の頭を狙った。
体を後ろに反らしていた京姫は腕をXさせ、受けるしかなかった。
が回転力の加わった さくら の蹴りは想定以上に重く、防御した腕が頭にのし掛かる。
京姫が防御で手一杯になっているのを感じとり、さくら は左足で顔を蹴った。
ぐっ
防御出来ず、京姫の顔面に さくら の蹴りが炸裂した。
クリーンヒットで京姫のHPが20%程削られた。
一連の攻撃で京姫のHPが全部で35%程削られ、残り65%程になっていた。
〔MC〕「攻守変わってー、さっくらもち選手の猛攻でー、京姫選手のHPがー、かーなり削られたー!
熱い、熱い戦いだぜー!
こーれでこそ、決勝戦だー!」
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
しゃべ九郎も観客も2人の白熱した戦いに興奮していた。
『あと、15%。』
必殺技を決めて勝つにはHPを半分は減らしておかなければならない。
さくら が突っ込んでいく。
「きなさい、なのですわ!」
京姫が迎え撃つ。
少し手前で踏み切った さくら は軽く飛び上がり1回半捻って勢いを付け、左足で斜め下から京姫の顎を狙う。
のに逆らわず少し体を反らしながらいなし、無防備に晒された腹部に両手を猫手にし突き出した。
さくら はそれを両腕を下げ、両手で受け止め、後ろに飛んだ。
着地と同時に京姫の腕の下に潜り込みながら、頭から突っ込んでいく。
その時、京姫の左足が動いた。
だが、それは さくら の想定内だった。
とっさに左手で床を突いて、京姫の右側へ移動、しようとした時、右足が迫ってきていた。
京姫の左足はフェイントで、本命は右足だった。
やばいです!
さくら は右腕を振り上げる勢いを使って体を捻って蹴りをかわし、背中から床に落ち、後転しながら体を伸ばして両足蹴り。
左右の入れ替え蹴りで浮いてしまった足が着地するまでのタイムラグで、かろうじて防御したものの、蹴りの勢いを抑えきれず京姫が吹っ飛んだ。
のを、さくら が追い越し、無防備な背中を思いっきり蹴ろうとした時、体を捻って向きを変えた京姫の蹴りが迫ってきた。
ゲシ!
ゲシ!
さくら の蹴りが京姫の胸下あたりに、
京姫の蹴りが さくら の左腰上あたりに、
ヒットした。
さくら のHPが20%減らされ、残り20%程に。
京姫のHPは合計25%減らされ、残り40%程になっていた。
『これで、いけます。』
〔MC〕「両者のー、息をもつかせぬ攻防にー、言葉が付いていかないぜー!
そっしてひと区切りー、両者距離を取ったぞー!
どっちらもー、HP残量が半分以下になっているー!
必殺技が決まればー、いーっきにフィニッシュだー!
そっしてー、京姫選手がー、こいこいのポーズで さっくらもち選手に必殺技を要求しているのかー!」
しゃべ九郎の言葉通り、不敵な笑みを浮かべた京姫が、右手でこいこいと さくら を挑発している。
さくら の方もそのつもりだった。
「あなたの必殺技、破ってやるなのですわ!」
「その挑戦、受けて立ちます!」
『速度増加、レベル9!』
さくら がいつもより遅いスピードで"RJN"を仕掛けた。
破られると、分かっていたから。
さくら がいつものように側方倒立回転1/4捻りで横をすり抜けるタイミングで京姫が床に伏せた。
さくら は掴む相手が居なくなり、後方倒立回転して、距離を取った。
さくら が距離を取ったのを確認した京姫がゆっくり立ち上がる。
さくら と ひまわり は京姫の破り方を見て確信した。
勝利を。
如何だったでしょうか?
自分で書いといてなんですが、動いてるとこ見たいって思ってます。
スピード感溢れるアクションをもっと描ければと思ってます。
そして、勝ちを確信したさくらはスフレに何を仕掛けるのか?
楽しみにして頂けたら嬉しいです。
年内の更新はこれで終わりです。
読んで頂いた皆様、本当にありがとうございました。
来年はより楽しんで頂けるよう、さらに表現力をアップ出来るようがんばります。
次回は1月2日13時更新予定。
来年も、よろしくお願い致します。




