第1戦:さくら、挑みます!(59)
第1戦の59を公開します。
遅くなってしまい、申し訳ありません。
今回から決勝戦に突入です。
さくらの、スフレの思いがぶつかります。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(9)
「もっちゃ~ん、そろそろ時間やで~。」
訓練部屋で練習をしていた さくら に ひまわり が声を掛けた。
「え、もうそんな時間なの。」
焦り気味の さくら の返事に、
「まだ~だめな~ん?」
ひまわり が心配そうに声を掛けた。
「技、そのものは問題ないんだよ。
でも、上手く繋げられなくて。。」
「そやな~相手の動きにも~よるからな~。」
「でも、本当に京姫ちゃんが”RJN”を予想通りに攻略してくれたら、」
「勝機は~あるってことやな~。」
「うん。」
2人は見つめ、頷き合った。
「それで~調子はど~な~ん?」
ひまわり が気づかいながら尋ねた。
「大丈夫、だと思う。
完全に吹っ切れてはないかも、だけど。
京姫ちゃんと本気で戦いたい、って思ってる。」
「わかった~。
うちも~全力で~サポ~トするわ~。」
「そういえば、る~ちゃんの方は″アレ″、どうだったの?」
さくら の問い掛けに、
「完璧や~!」
とびっきりの笑顔でブイサインを出した。
「すごくすっごくすごいです、る~ちゃん!」
満面の笑顔で さくら が小さく拍手した時、
┏━━━━━━━━━━┓
┃闘技場に移動します。┃
┃よろしいですか? ┃
┃ ┃
┃ 30秒 ┃
┃ ┃
┃ [はい] [いいえ]┃
┗━━━━━━━━━━┛
確認パネルが現れた。
「いよいよ、だね。」
「せやな~。
出来る事は~全部やったし~。
あとは~、」
「勝つだけ。」
「やな~。」
「それじゃいくよ、る~ちゃん!」
「おっけ~や~。」
2人は手を繋ぎ、頷き合うと、さくら がパネルの[はい]に触れた。
足元に転送円が現れ、2人は闘技場の待機室に転送された。
(10)
「それで、さくらもち の様子はどうなのですわ?」
京姫がぶっきらぼうに尋ねた。
「安定しているわ。
今のところはね。」
姉の言葉には100%の安心感は感じられなかった。
そんな姉の思いを否定するように、
「大丈夫なのですわ。
私が″へこんでる″時間なんて、与えないなのですわ。」
言い切った。
「容赦なし、って事ね。」
「当然、なのですわ。
でないと、さくらもち には勝てない、なのですわ。」
「そうね。
さくらもち ちゃんは凄く強くなったわ。
あなたの思いを受け取れるくらいに。
″ペア″になってくれるといいわね。」
「絶対になってもらう、なのですわ!」
京姫が目を輝かせ、言い放った時、
┏━━━━━━━━━━┓
┃闘技場に移動します。┃
┃よろしいですか? ┃
┃ ┃
┃ 30秒 ┃
┃ ┃
┃ [はい] [いいえ]┃
┗━━━━━━━━━━┛
確認パネルが現れた。
「それじゃ、楽しんでくるなのですわ。」
楽しそうな笑みを浮かべながら、京姫が[はい]に触れた。
転送されていく京姫に、
「熱い試合になるといいわね。」
姉が小さく手を振りながら声を掛けた。
その声に答えるように、
ニッ
と笑いながら、京姫は闘技場に転送された。
(11)
〔MC〕「観客達、待ちかねたかー!」
しゃべ九郎の煽りに、
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
観客が大歓声で答える。
〔MC〕「残念な事にー、メッルメ・ルル選手がー、棄権しちまったー!
なっのでー、3位決定戦はー、なーかったー、、。
けーどけどけどー、決勝戦はー、最高にー、盛り上がるぜー!」
しゃべ九郎のテンションが最高潮状態になっていた。
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!
観客もこの一戦が最後とあって、かなりヒートアップしていた。
〔MC〕「そっれじゃー、いっくぜー!
初戦からー、強敵を撃破してー、決勝までやってきたー!
″最速姫″ーー、さっくらもちーーーーー!!!」
呼ばれた さくら と ひまわり が待機室から姿を現すと、
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!
観客の大歓声が響き渡った。
いつものように手を繋いで闘技場に向かう2人にファンからの声援が飛び交っている。
ひまわり はセコンドスペースに、さくら が闘技場の開始線の前に、それぞれが位置に付いた。
〔MC〕「さっくらもち選手ー、意気込みをー、一言くれないかー!」
しゃべ九郎の振りに、
「京姫ちゃんを倒して、優勝します!」
さくら が力強く言い切った。
〔MC〕「おおっとー、自信満々のー、優勝宣言だー!
こっれには王者も穏やかではいられないぞー!
そーんな強気のー、挑戦者をー、迎え撃つのはー、″最強姫″・京姫ーーーーー!!!」
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!
観客がさらにヒートアップしていく。
待機室から京姫が姿を現すと、歓声以外何も聞こえない。
そんな状態の中を京姫は悠々と手を振りながら闘技場に上がった。
開始線の前まで来ると、
「逃げずに来た事、誉めてあげるなのですわ。」
さくら に横柄に声を掛けた。
「ちゃんと来たよ、京姫ちゃん!」
しっかり目を見つめ返してくる さくら に、
「当然、負ける覚悟は出来てる、なのですわ?」
不敵な笑みで強気の言葉を掛けると、
「″負ける覚悟″がいるのは、京姫ちゃんの方だよ。
わたしが勝っちゃうんだから!」
勝利宣言で返した。
「そうでなくては面白くないなのですわ。
全力で叩きのめす、なのですわ!」
「望むところなんだよ!」
バッチバチに火花を飛ばし合う2人に、
〔MC〕「どっちらもー、すっでに臨戦態勢だー!
さあさあさあー、開戦の時間だぜー!」
しゃべ九郎の言葉に合わせるように、
5、4、3、2、1、ファイッ!
カウントダウンの電子音声が鳴り響き、
「決勝戦、開始だーーー!」
しゃべ九郎が高らかに試合の開始を宣言した。
のと同時に、京姫が動いた。
如何だったでしょうか?
ついに始まった決勝戦。
先手に出たのは、スフレ!?
いったいどんなバトル展開になるのか?
決勝戦はあと2回更新分で決着します。
楽しみにして頂けたら嬉しいです。
次回は水曜の13時更新予定。
よろしくお願い致します。




