第1戦:さくら、挑みます!(54)
第1戦の54を公開します。
さくらVSタンクタートル戦の後半。
筋肉野郎タンクタートルの必殺技にさくらが!?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
〔MC〕「何が起こったんだー、ターンクタートル選手がー、金色に光りだしたぞー!」
タンクタートルの変化で、しゃべ九郎のテンションは爆上がっていた。
金色に輝く本気筋肉にさらに力が注ぎ込まれ、赤みが混ざっていく。
燃える金色筋肉となったタンクタートルが、
ぐっ
少し腰を落とした。
のを、ひまわり は見逃さなかった。
『あか〜ん、もっちゃん、9で右や〜!』
大慌てで さくら に短く指示を出した。
その声に反応し、
『速度増加、レベル9!』
速度を上げ、右へ飛ぼうとしたが、
「必殺、筋肉砲弾!!!」
タンクタートルの本気筋肉全開状態からの必殺技が飛び出した。
溜めに溜めた筋力で床を蹴り、自身を砲弾にして頭から さくら に向かって突っ込んでいった。
その速度はかなり速く、右に飛びかけていた さくら の体に、タンクタートルの肩がわずかにぶつかった。
きゃぁぁぁぁぁ!
衝撃で さくら の体は吹っ飛ばされ、床を転がった。
ほんの少しの接触だったが、HPが一気に削られ、残り11%になっていた。
〔MC〕「ターンクタートル選手のー、必殺技が炸裂したぞー!
さっくらもち選手ー、派手に吹っ飛んだー!
こっれは大ピンチだー、、、ぞ?」
警戒しながら立ち上がろうとした さくら が目にしたのは、
「しっかり当たっていたら勝っていたのに、、無念だ。。」
一直線に体を伸ばし、うつ伏せで倒れているタンクタートルの姿だった。
「ええーっ!?」
さくら が驚きの声を上げた。
〔MC〕「なーんとー、ターンクタートル選手の必殺技はー、一撃必殺の自爆技だったー!
こっれは筋力の使い過ぎでー、しっばらく動けないぞー!」
どうやら一気に大きな力を出し過ぎて、回復時間に入ったようだ。
回復時間は状態によって1〜3分くらい。
その間はまったく動けなくなる。
※さくら の速度増加レベル10も使い過ぎると動けなくなるので、ぎりぎりまで使わないようにしているのだ。
『もっちゃん、チャンスやで〜。
今のうちに〜いっぱい減らすんや〜。』
『おっけーなんだよ。』
ひまわり の指示で、さくら がタンクタートルに近付いた。
側に立つ さくら に気付き、
「はっはっはっー、まさか避けられるとは思わなかったよ。
ここは甘んじて攻撃を受けようじゃないか。
さぁ、思う存分やりたまえ。」
タンクタートルが豪快に、あきらめた。
『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、、。』
ジジ
さくら は心の中であやまり続けながら、少し飛び上がり、
ゴス!
タンクタートルの後ろ首(延髄のあたり)に膝を落とした。
ジジ
〔MC〕「ターンクタートル選手ー、完全に"マグロ状態"だー!
さっくらもち選手のー、容赦ない攻撃が襲いかかるぞー!」
さくら は右側に回り、タンクタートルの右腕を持ち上げながら横に伸ばし、左膝を肩にあてがって、
ゴキン!
おうっ!
右肩を外した。
タンクタートルが変な声の悲鳴を上げる。
同じようにして左肩も外した。
そしてタンクタートルの腰の少し前辺りに馬乗りになって、両手で顎を掴み、後ろに反り返らせた。
その間に何度かあった違和感に さくら は気付いていなかった。
〔MC〕「さっくらもち選手ー、エグ技連発だー!
ターンクタートル選手のー、両肩を外しー、馬乗り固めだー!」
おぉぉぉぉぉ!
背骨の痛みでタンクタートルのHPが減っていく。
現在、残り27%。
の所で回復時間が終わった。
頭を振って、顎を掴んでいた さくら を頭越しに吹っ飛ばした。
けれど、さくら はそれに反応し、綺麗に前転して体勢を立て直した。
両腕を下げ、ゆっくり立ち上がるタンクタートルを見て、
『いまや〜!』
ひまわり が声を掛けた。
さくら もそう感じていた。
『速度増加、レベル10!』
タンクタートルの目の前から さくら の姿が消えた。
「しまっ、、。」
言葉を発する間もなく、
ゴン!
ゴス!
さくら の必殺技"RJN"が、炸裂した。
〔MC〕「ターンクタートル選手ー、立ち上がったが遅かったー!
さっくらもち選手の必殺技でー、ジ・エンドだー!」
タンクタートルのHPが"0"になり、
〔MC〕「ウィナー、さっくらもちー!」
しゃべ九郎が勝者、さくら の名を高らかに告げた。
如何だったでしょうか?
タンクタートル、熱いバカ野郎でした。
もうちょっとだったんだけどね。
そして、さくらがついに!?
次回、ヤバいです。
そんな次回は金曜の13時更新予定。
よろしくお願い致します。




