表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

55/145

第1戦:さくら、挑みます!(54)

第1戦の54を公開します。

さくらVSタンクタートル戦の後半。

筋肉野郎タンクタートルの必殺技にさくらが!?

楽しんで頂けたら嬉しいです。

〔MC〕「なーにが起こったんだー、ターンクタートル選手がー、金色ぴっかぴかに光りだしたぞー!」


タンクタートルの変化で、しゃべ九郎くろうのテンションは爆上ばくあがっていた。


金色ゴールドに輝く本気筋肉マジマッソーにさらにちからが注ぎ込まれ、赤みがざっていく。

燃える金色筋肉ゴールドマッソーとなったタンクタートルが、


ぐっ


少し腰を落とした。

のを、ひまわり は見逃さなかった。


『あか〜ん、もっちゃん、9で右や〜!』


大慌てで さくら に短く指示を出した。

その声に反応し、


速度増加スピードアップ、レベル(ナイン)!』


速度スピードを上げ、右へ飛ぼうとしたが、


必殺ひっさーつ筋肉マッソーー砲弾キャノンボーーール!!!」


タンクタートルの本気筋肉マジマッソー全開状態からの必殺技が飛び出した。

めにめた筋力マッソーパワーで床を蹴り、自身を砲弾にして頭から さくら に向かって突っ込んでいった。

その速度スピードはかなり速く、右に飛びかけていた さくら の体に、タンクタートルの肩がわずかにぶつかった。


きゃぁぁぁぁぁ!


衝撃しょうげきで さくら の体は吹っ飛ばされ、床を転がった。

ほんの少しの接触だったが、HP(ヒットポイント)一気いっきに削られ、残り11%になっていた。


〔MC〕「ターンクタートル選手のー、必殺技が炸裂さっくれつしたぞー!

     さっくらもち選手ー、派手に吹っ飛んだー!

     こっれはだーいピンチだー、、、ぞ?」


警戒けいかいしながら立ち上がろうとした さくら が目にしたのは、


「しっかり当たっていたら勝っていたのに、、無念だ。。」


一直線に体を伸ばし、うつ伏せで倒れているタンクタートルの姿だった。


「ええーっ!?」


さくら が驚きの声を上げた。


〔MC〕「なーんとー、ターンクタートル選手の必殺技はー、一撃必殺いちげきひっさつ自爆技じばくわざだったー!

     こっれは筋力マッソーパワーの使い過ぎでー、しっばらく動けないぞー!」


どうやら一気いっきに大きなパワーを出し過ぎて、回復時間リカバリータイムに入ったようだ。

回復時間リカバリータイムは状態によって1〜3分くらい。

そのあいだはまったく動けなくなる。

※さくら の速度増加スピードアップレベル10(マックス)も使い過ぎると動けなくなるので、ぎりぎりまで使わないようにしているのだ。


『もっちゃん、チャンスやで〜。

 今のうちに〜いっぱい減らすんや〜。』

『おっけーなんだよ。』


ひまわり の指示で、さくら がタンクタートルに近付いた。

そばに立つ さくら に気付き、


「はっはっはっー、まさかけられるとは思わなかったよ。

 ここは甘んじて攻撃を受けようじゃないか。

 さぁ、思う存分やりたまえ。」


タンクタートルが豪快に、あきらめた。


『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、、。』


ジジ


さくら は心の中であやまり続けながら、少し飛び上がり、


ゴス!


タンクタートルの後ろ首(延髄えんずいのあたり)にひざを落とした。


ジジ


〔MC〕「ターンクタートル選手ー、完全に"マグロ状態"だー!

     さっくらもち選手のー、容赦ようしゃない攻撃がおっそいかかるぞー!」


さくら は右側に回り、タンクタートルの右腕を持ち上げながら横に伸ばし、左膝ひだりひざを肩にあてがって、


ゴキン!


おうっ!


右肩を外した。

タンクタートルが変な声の悲鳴を上げる。

同じようにして左肩も外した。

そしてタンクタートルの腰の少し前(あた)りに馬乗りになって、両手であごつかみ、後ろにかえらせた。

そのあいだに何度かあった違和感に さくら は気付いていなかった。


〔MC〕「さっくらもち選手ー、エグ技連発(れーんぱつ)だー!

     ターンクタートル選手のー、両肩りょっうかたを外しー、馬乗り固め(キャメルクラッチ)だー!」


おぉぉぉぉぉ!


背骨の痛みでタンクタートルのHP(ヒットポイント)が減っていく。

現在、残り27%。

の所で回復時間リカバリータイムが終わった。

頭を振って、あごつかんでいた さくら を頭越しに吹っ飛ばした。

けれど、さくら はそれに反応し、綺麗きれいに前転して体勢を立て直した。


両腕を下げ、ゆっくり立ち上がるタンクタートルを見て、


『いまや〜!』


ひまわり が声を掛けた。

さくら もそう感じていた。


速度増加スピードアップレベル10(マックス)!』


タンクタートルの目の前から さくら の姿が消えた。


「しまっ、、。」


言葉を発するもなく、


ゴン!

ゴス!


さくら の必殺技"RJN"が、炸裂さくれつした。


〔MC〕「ターンクタートル選手ー、たっち上がったがおっそかったー!

     さっくらもち選手の必殺技でー、ジ・エンドだー!」


タンクタートルのHP(ヒットポイント)が"(ゼロ)"になり、


〔MC〕「ウィナー、さっくらもちー!」


しゃべ九郎くろうが勝者、さくら の名を高らかに告げた。

如何だったでしょうか?

タンクタートル、熱いバカ野郎でした。

もうちょっとだったんだけどね。

そして、さくらがついに!?

次回、ヤバいです。

そんな次回は金曜の13時更新予定。

よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 展開を急がないのが、すごいなと 正直思います。 一定のテンポで引っ張るのがいいなぁ。 さらにルビの工夫が、場面描写をひきたてる 効果はうまいなぁと思っています [気になる点] なし […
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ