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第1戦:さくら、挑みます!(48)

第1戦の48を公開します。

4時間遅れて、申し訳ありません。

お待ち頂いている方々には、たびたびの遅延本当に申し訳ありません。

頭で考えてる事が上手く表現出来ず、時間が掛かってます。

何とか巻き直したいと思ってます。

そんな今回はさくらVSフィナスの後半です。

どのように決着するのか?

楽しんで頂けたら嬉しいです。

(18)


〔MC〕「ヒラソル嬢のー、途中参戦はー、ペッナルティーだー!

     さくらもち選手のHP(ヒットポイント)がー、残量の半分に減(へっ)らされたー!

     だっがしかーし、ヒラソル嬢の合流はー、さっくらもち選手の勝機になるはずだー!

     そっしてー、残り時間が7分を切ったー!」


しゃべ九郎(くろう)の言葉通り大会規約には、


1:選手本人が開始時間に闘技場に来なければ失格

2:選手の協力者は途中入場可

  途中入場した場合、ペナルティーとして選手の残HP(ヒットポイント)を1/2にする

  残HP(ヒットポイント)が10%未満の時は即敗者となる


と記載(きさい)されている


残り半分になっていた さくら のHP(ヒットポイント)は残り1/4まで減らされた。


『それは〜わかってる〜。

 残り10%(じゅっぱ〜)までやったら〜だいじょうぶや〜。

 それまでに〜うちがなんとかしたる〜。』


気持ちを引き締めた ひまわり の分析(ぶんせき)が始まった。


さくら は速度(スピード)レベル8で、飛んで来る扇を避(よ)けながらフィナスに接近した。


『まだ速く(はよう)なるでありんすか。

 けんど、まだなんとか見えてるでありんす。』


フィナスは近付いてきた さくら の右蹴(みぎげ)りを手元の扇で受けながら、飛ばしていた扇を手元に戻し、腰に打ち付けようとした。

それを さくら は開いた扇を足場にし、体を捻(ひね)ってかわしながら、左踵(ひだりかかと)で頭を狙った。


〔MC〕「さくらもち選手の蹴りはー、あっさり防がれたぞー!

     フィナス選手の攻撃もかわされたー、そして さくらもち選手の踵(かかと)が頭上から襲ってきたー!」


2人の流れるような攻防に しゃべ九郎(くろう)のテンションが上っていく。


「くっ、。」


フィナスは空振(からぶ)った扇を開いて頭上にかざして さくら の攻撃を受け止めた。

さくら は後(うしろ)に、


ふわっ


と回って着地、したと同時にフィナスのがら空きになったお腹に両足蹴り(ドロップキック)を見舞(みま)った。

その攻撃をフィナスは2つの扇をお腹の前に移動させて受け止め、弾き返した。

さくら は後方に、


くるっ


と回って四(よ)つん這(ば)いで着地し、体を起こして飛び下がった。


〔MC〕「さくらもち選手の両足蹴り(ドロップキック)をー、フィナス選手が弾き返したー!

     両者(ふったりとも)ー、息付(いきつ)かせぬ攻防だー!」


そんな2人の攻撃を ひまわり は見逃さないよう必死に観察していた。


『フィナスさん、武器の扱い上手(うまい)わ〜。

 ま〜ったく隙(すき)が〜見えへんな〜。

 これは〜ほんまにやっかいや〜。』


フィナスの流れるような攻撃と防御は完璧に見えた。

ひまわり の心がざわついてくる。


『このままやったら〜もっちゃんが負けてまう〜。

 なんか〜なんかあるはずや〜。』


そんな ひまわり の焦(あせ)りが伝わっているかのように さくら がガンガン接近戦を仕掛けていく。

フィナスの攻撃と防御を少しでも多く ひまわり に見せなければならない。


残り時間が5分を切り、さくら にも焦りが見え始めた。


さくら は攻撃力の高い足技で多角的(いろんなかくど)から攻撃を仕掛けていく。

それをフィナスが余裕で扇で受け止めてはいるが、さくら の連続攻撃で防戦一方になっていた。


〔MC〕「さっくらもち選手のー、息つかせぬ攻撃がー、フィナス選手に降っり注ぐー!

     そっれをフィナス選手がー、余裕(よっゆう)でいなすー!

     矛(ほこ)と盾(たて)ー、軍配(ぐんばい)はどっちに上がるんだー!」


試合(バトル)も終盤になり、しゃべ九郎(くろう)のトークも激しくなってくる。

その時、


くっ


ほんの一瞬、フィナスが顔をゆがませた。

のを、ひまわり は見逃さなかった。


『いまのんは〜、、。』


何かに気付いた。

それが何だったのか?

流れを思い出しながら考える。

考える、考える、そして、


『わかった〜そこが弱点なんや〜!』


ひまわり が答えを見つけだした。


『これで勝てる〜。

 もっちゃ〜ん、わかったで〜。』

『さすがだよ、る〜ちゃん。

 それでどうすればいいの?』

『あんな〜扇を〜、、。』


ひまわり の指示に、


『わかった、まかせて!』


さくら が力強く返した。


『もっちゃん、それとな〜。』


ひまわり からの指示はもうひとつあった。


『了解だよ。

 それじゃ、勝ちに行くよ!』

『まかしたで〜。』


脳内会議が終わり、さくら が動いた。

これまでのように足技でフィナスを攻撃するのを、フィナスが扇で受けようとする。

が、さくら の狙いは別にあった。


狙っていたのは扇を持つ"手"だった。


ガッ!


右蹴(みぎげ)りがフィナスの左手に当たった。


ぐっ


うめき声を漏らし、左手の激痛でフィナスは扇を手放した。

さくら はその隙(すき)を見逃さず、下から右手を蹴り上げた。


ぐっ


右手も扇を手放してしまい、武器が床に落下した。

すかさず武器を蹴り飛ばした さくら はフィナスの右腕に絡み付き、強引に引っ張った。


〔MC〕「さっくらもち選手の攻撃でー、フィナス選手が武器を手放したー!

     いったい何(なーに)が起こったんだー!

     そっしてー、さっくらもち選手がー、飛びつき腕ひしぎ十字固(じゅうじがた)めを極めたー!」


さくら は引き倒したフィナスの腕をさらに引き伸ばし、


ベキ!


折った。


「ぁぁぁ、、。」


フィナスが声にならないうめき声を漏らした。

腕を放し、すかさず立ち上がった さくら が折れたフィナスの肘に、


ぎゃ


両膝(りょうひざ)を落とした。


〔MC〕「さくらもち選手ー、フィナス選手の腕を折ったー!

     そこに追い打ちの膝だー!

     さくらもち選手ー、エグ過ぎるー!」


※負傷している部位に攻撃を加えると、HP(ヒットポイント)の減少率が通常の1.5倍になる


さくら の攻撃でフィナスのHP(ヒットポイント)残量がほぼ半分になっていた。

痛みをこらえ、右肘を押さえながらフィナスが立ち上がろうとしている。


さくら は距離を取った。

フィナスが立ち上がるのに合わせて、


『速度増加(スピードアップ)、レベル10(マックス)!』


必殺技を発動した。

それを予想していたフィナスが押さえていた左腕で右腕を少し横に押し出していた。


にやり


不敵な笑みを浮かべ、自爆覚悟で"RJN"を止めようとしていた。

この右腕に さくら がぶつかる。

はずだった。

が、さくら の気配は反対の左側を通っていった。


「な、、。」


ゴン!

ゴス!


何故?

そう思う間もなく、フィナスはあっけなく"RJN"で残りのHP(ヒットポイント)を全て削られた。


〔MC〕「さっくらもち選手がー、必殺の"RJN"を決めたー!

     ウィナー、さっくらもちー!」


しゃべ九郎(くろう)が高らかに勝利者の名を叫んだ。

如何だったでしょうか?

相手をどうやって弱らせ倒すのか?

なかなかいい感じにならずで。。

けれど、現状の最大限でいい感じに仕上がったと思ってます。

次回は試合後の話。

あの子も出ます。

次回は金曜の13時更新予定。

よろしくお願い致します。

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