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第1戦:さくら、挑みます!(45)

第1戦の45を公開します。

30分程遅れてしまいました。

申し訳ありません。


話は大会2日目。

ですが、さくらに試練が!?

楽しんで頂けたら嬉しいです。

(14)


「る〜ちゃん、どうしたんだろ。。」


大会2日目。

試合は14時からなので、ウォーミングアップと作戦会議をする為、13時ログインと決めていた。

けれど、13時30分になっても ひまわり はあらわれなかった。


さくら が日課のトレーニングで朝6時にログインした時には、いつも通り ひまわり もログインしていた。

その時は何事もなく元気な様子だった。

午後の時間を確認し、ログアウトしたはずなのに。


「あの後、なにかあったのかな?」


不安な気持がふくれ上がっていく。


ひまわり はこれまで時間に遅れた事はなかった。

遅れるなら連絡してくれるはずなので、それが余計に心配をつのらせた。


外部通話機能を使って何度か電話をしてみたが、反応はなかった。


「大丈夫だよね?

 スマホが使えないだけだよね?」


不安が言葉になってあふれてくる。

ログアウトして ひまわり の家まで行けば何か分かるだろう。

けれど、そんな事をすれば試合に間に合わなくなってしまう。


"2人で誓った優勝"


棄権きけんなんてしたら、それこそ ひまわり に嫌われてしまう。

そんな悶々(もんもん)と思い悩む時間が過ぎていき、


14時


になり、大会2日目が始まった。


(15)


〔MC〕「観客達てぇめーらー、今日も上がってるかー!」


しゃべ九郎くろうあおりに、


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


観客がハイテンションで答える。

今日も観客席は満席になっていて、入れない人々は飲食店や公園等に設置された大型モニターで観戦していた。


〔MC〕「今日はー、準々(じゅーんじゅん)決勝けっしょうから決勝ー、アーンド3位(さーんい)決定戦のー、(はっち)試合だー!

     シード選手参戦でー、スッペシャルにー、激熱だぜー!」


観客の熱気で しゃべ九郎くろうのテンションもガンガン上がっていた。


〔MC〕「そんじゃー、今日きょーのー、1戦目(いーっせんめ)ー!

     まっずは予選をー、豪快ごーうかいに勝ち上がってきたー、最速姫マッハプリンセスー、さっくらもちー!」


しゃべ九郎くろうの呼び込みにみちびかれ、待機室から さくら が1人で姿をあらわした。

これまで手を繋いで現れるくらい仲良しの相棒、ひまわり が居ない事で観客がざわついている。


さくら は元気に手を振りながら笑顔で闘技場に上がると、いつものように観客に向かってお辞儀して、開始線に近付いた。


〔MC〕「さっくらもち選手ー、今日は1人(ひっとり)だー!

     セッコンドのー、ヒラソル嬢不在(ふっざい)でー、(かぁ)てるのかー!」


しゃべ九郎くろうの突っ込みが さくら の不安感をさらにふくれ上がらせる。

対戦相手のフィナスはここしばらく試合バトルせず、新技を開発していたらしい。

作戦も過去の記録映像からしか立てる事が出来ず、ひまわり の分析はなくてはならなかった。


『る〜ちゃんは来てくれます。

 絶対です。

 だから、それまで持ちこたえます。』


さくら は自分に言い聞かせた。

そして、


〔MC〕「つっづいてー、第4シードの登場だー!

     いったいどんな技をー、みっせてくれるのかー!

     妖艶ようえん舞姫まいひめー、フィッナース!」


しゃべ九郎くろうの呼び込みで、対面の待機室から和装の女性が姿をあらわした。


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


観客がき上がる。

優雅ゆうがさを感じさせる所作しょさながら移動速度は速く、一瞬いっしゅんで闘技場の下まで移動した。


『あれが縮地法しゅくちほう、ですね。

 すごく速いです。』


そんな事を考えながら見ていると、


ふわっ


と軽やかに闘技場に飛び上がり、開始線に近付いてきた。

その姿に観客から大きな声援がき上がっている。


『さすがはシード選手。

 すごい人気です。』


さくら の視線に気付いたフィナスが見つめ返してくる。

ただ見つめられているだけなのに、ものすごい威圧感が感じられた。


「あんたさん、今日はお一人(おひとり)でありんすか?

 うち相手にはお一人(おひとり)で十分や、う事なのでありんすね。

 うちも甘く(あもう)見られたものでありんす。」


口元を袖で隠しながら発して、ほほほ、と小馬鹿にするように笑っっている。

さくら はその笑い声で背筋が寒くなったような気がした。


『うう、フィナスさん、すごくすっごくすごく強いです。。』


強さが肌で感じられたが、そんな気持ちを隠し、


「る〜ちゃんは少し遅れてるだけです。

 あなたなんて、私1人で十分です!」


さくら が言い切った。


「あらあら、こわい顔でありんすね。

 余裕のなさがお顔に出てるでありんすよ。

 その強がり、いつまで続くか見せてもらうでありんす。」


変わらず口元を隠し、る様な視線で威圧しながら声を掛けてくる。

2人のテンションが上っていく。

そんな雰囲気を感じ取った、


〔MC〕「さあて両選手ー、気合い十分だー!

     そっれじゃー、大会2日目(ふっつかめ)ー、開幕かっいまくだー!」


しゃべ九郎くろうの開幕宣言の後、


(ファイ)(フォー)(スリー)(トゥー)(ワン)、ファイッ!


電子音声のカウントダウンが鳴り響き、試合バトルが始まった。

如何だったでしょうか?

さくらの孤独なバトルはどうなるのか?

そしてひまわりは?

次回は金曜の13時更新予定。

よろしくお願い致します。

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