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第1戦:さくら、挑みます!(44)

第1戦の44を公開します。

大会1日目の締め回です。

まったりしつつ、熱い展開になってます。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

※12/4一部修正しました。

(12)


〔MC〕「ウィナー、さっくらもちー!」


しゃべ九郎くろうが勝者の名前を叫んだ。

さくら は2戦目を危なげなく勝ち抜いた。

今回はHP(ヒットポイント)が8%しか減っていなかった。

作戦通りの完勝だった。


ひまわり が闘技場に上がってきて、


ぱぱん!


ハイタッチし、


「ばっちりやったで~、もっちゃ~ん。」

「ありがと、る~ちゃん。

 作戦通りに出来たよ。」


声を掛け合っていると、


「よう!」


ダメージがクリアされたファイヤカニバルが、


「いやぁ、まさかあんなに速いとは思わなかったぜ!

 俺の完敗だ!」


豪快な声で話し掛けてきた。


「ファイヤカニバルさん。

 先程さきほどは失礼しました。」


さくら が頭を下げた。


「いやいや、あんなやっすい挑発に乗っちまった俺が間抜まぬけなだけだぜ!

 いい勉強になったぜ!

 あの挑発はあんたの仕掛けか?」


ファイヤカニバルが ひまわり に目を向け、言葉を掛けた。


「せやで~。

 ファイヤカニバルさんが負けた試合バトルを~何回か見てたんや~。

 なんで~作戦立てやすかったんよ~。」

「やはりそうか。

 この性格を直さないと、上に行くのはむずかしそうだな。」

外見みためで~判断してたら~あかんと思うで~。」

「だな!

 さくらもち選手、今度は俺のパンチでKO(ぶっとば)してやるぜ!

 また戦お(やろ)うぜ!」

※ちなみにKOは~Knockout(ノックアウト)を略で~相手をぶっ倒す事やで~。


そう言ってファイヤカニバルが さくら に向かって右手を差し出した。


「はい。

 楽しみにしています。」


答え、握手した。


「優勝するんだぜ!」


豪快に声を掛けると、ファイヤカニバルは闘技場を後にした。


〔MC〕「そっれじゃー、ウィナーインタビューだぜー!

     試合バトルの感想ー、かたってくれー!」


しゃべ九郎くろうがテンション高く、さくら に声を掛けた。

準々決勝に進む選手にはインタビューする事になっている。


「はい。今回はヒラソルちゃんの作戦に助けられました。

 うまくいって良かったです。」


インタビューれしている さくら は戸惑とまどう事なく答えた。


〔MC〕「なっるほどー、それじゃー、あのエッグい攻撃も作戦って事だなー!」


「ああ、やっぱりそうですよね。。

 てっとりばやHP(ヒットポイント)減らしたかったので。。」


〔MC〕「オッケー、オッケー!

     試合バトル遠慮えんりょなんてー、必要ひっつようないぜー!

     それじゃ最後にー、次の試合バトルのー、抱負ほうふかたってくれー!」


「フィナスさんは強敵です。

 新技があるようなので、全力でぶつかって、勝ちます!」


〔MC〕「おおっとー、勝利宣言だー!

     これにはフィナス選手もー、おだやかではいられないぞー!

     その辺の所はどうなんだー、フィナス選手ー!」


しゃべ九郎くろうが突然、フィナスに話を振った。


〔フィナス〕「ふふ、たのもしい事でありんすね。」


優雅ゆうがな声で返事が返ってきた。

どうやら しゃべ九郎くろうはフィナスにもインタビューするべく、回線をつないでいたようだ。


〔フィナス〕「かわいい挑戦者さん、心意気こころいきや良し、でありんす。

       けんど、あちきもそう簡単にやられないでありんすよ。

       第4シードの名に恥じんよう、ちから、お見せするでありんす。

       勝ちは、ゆずらないでありんすよ。」


フィナスが優雅ゆうがさの中に熱い思いが込められた言葉で さくら を威圧いあつした。


「はい、私も負けません!」


さくら も引くことなく、熱い思いで答えた。


〔フィナス〕「明日あす、楽しみでありんす。

       それでは、でありんす。」


そう言って通信を切った。


〔MC〕「試合バトル明日あしただがー、既に火花ひばながバッチバチだー!

     この試合バトルもー、目が離せそうにないぜー!

     さっくらもち選手ー、センキューだぜー!」


「はい、ありがとうございました。」


しゃべ九郎くろうが締め、さくら がお辞儀で返してインタビューが終わった。


さくら と ひまわり は声援を背に闘技場を下りると、自室に戻っていった。


(13)


さくら と ひまわり は自室で1日目の最終戦となるベベロックロVS毒露丸(どくろまる)戦を観戦していた。

試合バトルどくつゆを使う毒露丸どくろまるが勝利を納め、1日目全12戦が終わった。

モニターからしゃべ九郎くろうの声が響いてくる。


〔MC〕『こっれでー、今日の試合バトルは終了だぜー!

     明日はいっよいよー、シード選手の参戦だー!

     1戦目はー、第4シードのー、フィナス選手対ー、さくらもち選手だー!

     2戦目はー、第3シードのー、ミーティア・パンチ選手対ー、メルメ・ルル選手だー!

     3戦目はー、第2シードのー、タンクタートル選手対ー、毒露丸どくろまる選手だー!

     そして4戦目はー、第1シードのー、スフレ選手対ー、よん選手だー!

     どっの対戦カードもー、激熱な試合バトルになりそうだぜー!

     観客達てっえーらー、明日あっしたもー、盛り上がっていくぜー!!!』


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


観客の大歓声と共に本戦トーナメントの1日目が終わった。


「もっちゃん、お疲れさんや~。」


ひまわり がねぎらいの言葉を掛けた。


「る~ちゃん、今日はありがとう。

 る~ちゃんと一緒じゃなかったらきっと勝てなかったよ。」


さくら がお礼で返した。


「いやいや~もっちゃんが~強く(つよお)なったんやって~。」

「私も少しは強くなれたと思う。

 でも、る~ちゃんの作戦がなかったら大変だったよ。

 だから、これからもよろしくお願いします。」

「そんなん、うちからもお願いするわ~。

 こうやって~もっちゃんの役に立てて~めっちゃ嬉しいね~ん。

 明日も~勝とな~。」

「うん。

 ぜ~ったい、優勝だよ!」


さくら が、そして ひまわり が互いに思いを伝え、明日の勝利を決意した。

そして明日の集合時間を決め、ログアウトした。


翌日、大事件が起きる事を知らずに。

如何だったでしょうか?

次回の対戦者、フィナスも登場してきました。

どんな技を見せるのか?

そしてさくら達になにが!?

楽しみにして頂けたら嬉しいです。

次回は水曜の13時更新予定。

よろしくお願い致します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読んでいるのに、アニメで見ているような感覚に なるのが、楽しい。 [気になる点] なし [一言] いつも楽しませてくれてありがとうございます
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