第1戦:さくら、挑みます!(30)
第1戦の30を公開します。
ひまわりとゆう相棒を得たさくらの快進撃は始まったのか?
いえいえ、それは。。
な話です。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(5)
ひまわり とゆう相棒にめぐり会った さくら の快進撃が始ま、らなかった。
毎日、放課後と夜のログイン出来る時間に さくら の部屋で意見を出し合った。
最初は僅差で勝ったり負けたりだったが、最近はかろうじて勝てている。
そんな状態だった。
ひまわり を相棒にしてから、今日まで10戦して7勝3敗。
いろいろと試し、変化させてきた さくら の格闘形態が少しづづ形になってきて、やっと何とか勝てるようになっていた。
「けどな~余裕がないんよ~。」
2人でここ10戦の記録映像を観ている時、ひまわり が言った。
「そうなんだよね。
どれもギリギリ、内容はダメダメクィーンだよ。。」
「クィ〜ン?キングやなくて〜?」
「キングはダメの最大級で、クィーンは最中級くらいのダメなんだよ。」
「なんか微妙やな〜。。」
ひまわり が苦笑気味に返した。
「やっぱり〜必殺技が〜ほしいな〜。」
「そうだよね。
これが決まれば勝てる、って重要だよ。」
「でもな〜大技は読まれやすいんよ〜。」
「そうなんだよ。
あの時の"伸身ハーフかかと落とし膝蹴り"みたいのは1回見られたら終わりだし。。」
「「う〜ん。。」」
2人の思考が堂々巡った。
考えても考えても、
必殺技=大技=読まれやすい
とゆう図式を覆す案が出せなかった。
「なんかこう〜きっかけが〜。。」
「やっぱり試合の映像記録見て考えててもダメだよ。
大会が近付いてるのに、どうしたらいいの〜。。」
第2回大会への出場を決めた さくら だったが勝ち上がるには、どうしても必殺技が必要だった。
その時、2人の頭の中で22時のアラームが鳴った。
「あ、もうこんな時間。
戻らないと。」
「そやな〜。
また宿題やね〜。」
「明日は日曜だし、もう1度じっくり考えよ。」
「わかった〜。
それじゃ明日〜。」
「うん、明日。」
2人は別れの挨拶を交わし、ログアウトした。
そして翌日、13時。
結局、午前中もいい案が出ず、考え疲れていた。
「とりあえず、これ観ませんか?」
さくら が映像ライブラリに入れておいた少し前のアニメ作品を大型モニターに映した。
「"旗揚!けものみち"か〜。
どんな内容な〜ん?」
「えっと、たしか動物好きのプロレスラーさんが異世界でペットショップを作る話、だったかな。
プロレスってほとんど見た事なかったし、アニメなら観やすいかなって思って。」
「これって〜格闘技関係あんの〜?」
「妹が言うには、バトルもあるみたいだよ。」
「たんぽぽ ちゃんの〜お薦めなんや〜。
ほな観てみよか〜。」
「じゃ、再生するね。」
アニメの再生が始まった。
主人公が異世界に召喚されて直ぐの事。
「パンツやな〜。」
「パンツですね。」
姫様が盛大に下着を見せていた。
が、そんな事よりも、その時の主人公が使った技に2人の目が惹きつけられた。
2人の頭の中で何かが閃いた。
「今の技、バク転ぽくなかったですか?」
「うちも思た〜。」
「あの技、使えそうな気が、する。。」
「うちも〜何かはじけた気がするわ〜。」
2人は互いに浮かんだイメージを形にしようとアニメそっちのけで話し合いを始めた。
お互いに同じようなイメージだったようで、おぼろげながら形が見えて来た。
「これならいけるかも。」
「せやな〜。
けど今のままやと〜むずかしいかもやで〜。」
「わかってる。
う〜ん、強い選手相手に確かめられないかなぁ。」
「ほんなら〜試合に登録して〜強そうな選手に〜当たるまで待とか〜。」
「うん、そうしよう。」
2人は頷き合い、さくら が無作為試合に登録すると1分と待たずに対戦相手が表示された。
┏━━━━━━━━━━┓
┃対戦者:スフレ ┃
┃対戦を承認しますか?┃
┃ [はい] [いいえ]┃
┗━━━━━━━━━━┛
相手は さくら の初めての対戦相手で”Eランク”最強の中学生、スフレだった。
※スフレは進学して中1になってます。
「スフレちゃんか~。」
「これ以上ない、最高の相手だよ。」
「なんか〜タイミング良すぎやな〜。」
ひまわり はあまりのタイミングの良さに不思議そうな表情を見せたが、
「考えてもしゃ〜ないわ〜。」
直ぐに受け入れた。
「それじゃ、承認するよ。」
「ええよ~。」
意見が揃ったのを確認してた さくら は[はい]に触れ、対戦を承認した。
如何だったでしょうか?
必殺技のとこはほぼ実話です。
あのアニメを見ていたから思い付いたとゆうのは本当。
ただ、観てて思い付いたわけではないです。
そんなこんなで輪郭が見えて来た必殺技。
それを使うのに足りない物は?
けれど、次回は久しぶりのあの2人の話です。
次回は金曜の13時更新予定。
よろしくお願い致します。




