第1戦:さくら、挑みます!(29)
第1戦の29を公開します。
今回から公開時間を13時に変更します。
余裕が欲しい、とゆうのもありますが、12時台のアクセスも少ないので。
これで遅れも減ると、思います。
多分。。
で、今回はゲーム内でのさくらとひまわりの話です。
ほのぼのです。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(4)
翌朝、6時。
森林公園。
「おはようございます。」
「おはよ~ございます~。」
時間と場所を指定してはいなかった。
言わなくても分かる、と思っていたから。
さくら が ひまわり を初めて見掛けた場所で、いつものランニングを始める時間。
その時間にこの場所に来れば会えると分かっていた。
「えっと、”UFT”での名前は何ですか?」
まず、さくら が尋ねた。
「ヒラソルやで~。」
ひまわり の答えに、
「ヒラソル、ですね。
言葉の響きが可愛いです。
意味はあるのですか?」
さくら が問い掛けた。
「ヒラソル言うんは~スペイン語の ひまわり なんよ~。」
「スペイン語を勉強しているのですか?」
「ちゃうよ~。
サンフラワーやったら~まんまやから~いろんな国のを調べたんよ~。
それでヒラソルが~可愛かったから~。」
ひまわり の答えに、
「すごくいいと思います。」
さくら が素直な誉め言葉で返した。
「おおきに~。」
それを ひまわり が少し照れながらも笑顔で受け取った。
「それでね、わたし日課のランニングを済ませたいんだけど、いい?」
「ええで~。
ここで見とくから~走ってきて~。」
「でも、待っててもらうのも、、。
あ、そうです。フレンド登録しましょう。
そうすれば、わたしの部屋に入れます。」
さくら が提案した。
”UFT”ではフレンド登録が出来るようになっている。
登録すると通話やメール等の連絡や、部屋への入室、プレゼント等いろいろなフレンド機能が使えるようになっている。
「さくらもち ちゃんの部屋か~。
それは楽しみや~。
お願いするわ~。」
ひまわり が了承し、調べて知ってはいたが初めてだったので、ちょっともたつきながらフレンド申請の画面を表示させた。
「申請~。」
言いながら、申請ボタンに触れた。
さくら の前にフレンド承認の画面が現れたので、
「承認です。」
同じように声に出しながら承認ボタンに触れた。
【フレンド登録が完了しました】
互いの画面に完了メッセージが表示された。
「それじゃ走ってくるから、部屋に行ってて。
入り方、分かりますか?」
「大丈夫やで〜。」
「分かりました。
じゃ、いってきます。」
「いってらっしゃ〜い。」
小さく手を振りながら走り出す さくら に手を振り返した ひまわり は、
「ほんなら、部屋に〜、、せや、ええ事思い付いた〜。」
部屋に移動しようとして、ふと思い付き、
「移動、街、エリア5!」
街中に移動した。
第5エリアは食べ物系の店が軒を連ねている、ひまわり のお気に入りの場所なのだ。
"UFT"内の店はNPCが店番をしているので24時間営業になっている。
「ちなみにNPC言うんは〜ノンプレ〜ヤ〜キャラクタ〜の事やで〜。
ゲ〜ムが作ってる〜決まったことしかし〜ひんキャラの事な〜。」
と、説明的な事を呟きながら、お気に入りのパン屋に入った。
「いらっしゃませ。」
店員NPCが定形の言葉を発し、お辞儀した。
ひまわり は売っている物に目を向ける事なく店員に近付き、
「スペシャルクリ〜ムパン、2つ〜。」
いつものパンを注文した。
「かしこまりました。」
店員はお辞儀してから後ろを向いてパネルを操作し始めた。
1分程待つと店員が振り返り、ひまわり の前に支払い確認のパネルが現れた。
「お支払い〜。」
ついつい声に出してしまいながら、支払ボタンに振れる。
【250アイトを支払いました】
※アイト:ゲーム内の通貨単位
決済完了メッセージが表示された後、店員が紙袋を差し出してきた。
受け取ると、
「ありがとうございました。」
言いながら店員が頭を下げた。
「おおきに〜。」
ひまわり はNPC相手だがお礼の声を掛けて店を出た。
「さくら ちゃん、気に入ってくれるかな〜。」
楽しそうに呟き、
「移動、個室、さくらもち。」
さくら の部屋に移動した。
室内を見た ひまわり は、
「かわい〜部屋やな〜。」
目をキラキラさせ、呟きを漏らした。
興味津々で室内をうろうろ見て回っていると、さくら が入って来た。
「お待たせしました。」
「おつかれさんやね〜。」
ひまわり が労いの言葉を掛け、
「これ〜一緒に食べよ〜思って買ってきて〜ん。
うちのお気に入りの〜スペシャルクリ〜ムパ〜ン。」
言いながら紙袋をテーブルの上に置いた。
「ありがとうございます。
じゃあ、お茶を入れますね。」
そう言って備え付けの調理機を操作して、紅茶を2つ用意した。
紅茶をテーブルに置いてイスに座ると、先に座っていた ひまわり からパンを渡された。
「これは、すごくすっごくすごいです。」
さくら はまず大きさに驚いた。
普通のクリームパンの3倍くらいの大きさでずっしりした重みがあるのに、持っても型くずれしない。
その辺は3DCGで描かれているので仕方がなかった。
とるあえず一口かぶりついてみた。
柔らかい食感で、ほんのり温かった。
そして端ぎりぎりまでクリームが詰まっていて、とろっとした食感と優しい甘みが口の中に広がった。
「おおお、美味しすぎです〜!」
さくら が目をキラキラさせながら、感想を言った。
「せやろ〜。
これ食べてもたら〜現実のが物足りんくなんね〜ん。」
ひまわり もいつもの美味しさに大満足だった。
そして、2人はあっとゆう間に食べ尽くしてしまった。
「こんなに食べてもお腹がふくれないのですね。」
「そうなんよ〜。
"UFT"で食べたら〜太る心配もないし〜。
ほんま助かるわ〜。」
2人は満足そうに紅茶を飲みながら、ほんわりしてた。
「ああ、本題を忘れるところでした。」
さくら が我に返った。
「そういえば〜相談があるって言ってたな〜。
それで〜どうした〜ん?」
ひまわり が尋ねた。
「体操競技と格闘技を組み合わせた技、一緒に考えてほしいんです。」
さくら が真剣な顔で思いを伝えた。
如何だったでしょうか?
ほっこりして頂けていた嬉しいです。
自分で考えておいてなんですが、この世界入ってみたいです。
これからもそんな思いを込めて書いていきます。
次回は水曜の13時更新予定。
よろしくお願い致します。




