第1戦:さくら、挑みます!(24)
第1戦の24を公開します。
ちょっと内容確認の時間が取れず、1時間遅れてしまいました。
申し訳ありません。
今回はさくらの試合を見ていた2人の話しです。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(12)
「きれい、なのですわ。。」
自室のモニターで さくら の試合を見ていた京姫は、空に舞い上がり、白鳥のように美しく回る姿に目を奪われた。
その後の一連の攻撃を見て、
「すごい、なのですわ。」
その凄さを認めたものの、
「でも、あんなのは曲芸なのですわ。
知っていたら、いくらでも対処できるなのですわ。」
驚異には感じていなかった。
なのに、京姫は目をキラキラさせ、微笑んでいた。
「けれど、やっと見つけたなのですわ。
さくらもち なら、きっと。。」
嬉しそうに呟くも、
「今のままでは不十分なのですわ。
もっと強くなってくれないとダメなのですわ。」
さくら のより以上の強さを求めていた。
「もう一度、こてんぱんにしないとなのですわ。
少し様子を見て、ネイビーに試合を組んでもらわないとなのですわ。」
京姫からわくわくオーラが溢れだしていた。
探していた相手を見つけ、嬉しくてたまらない、といった感じだ。
そして、
「さて、さくらもち の試合を見直すなのですわ。
あの技はすごくきれいで格好いいなのですわ。」
先程の試合の映像記録の さくら の最後の攻撃をしばらく繰り返し見続けた。
(13)
「さくらもち ちゃん、今日も~かわえ〜な~。」
闘技場に現れた さくら を愛でながら、ひまわりがによによ顔で呟き、
「修行の成果~出せたらえ~な~。」
わくわくしながら試合開始を待った。
程なく、
5、4、3、2、1、ファイッ!
電子音声のカウントダウンが終わり、試合が始まった。
ラジオ体操の動きでゼンテスを翻弄し、攻撃を当てる さくら を見て、
「あれが〜ラジオ体操の〜成果なんやね〜。」
感慨深げに呟いた。
のもつかの間、
「あれあれ〜急に動きが〜わちゃわちゃになってる〜。」
さくら がちぐはぐな動きになり、ゼンテスに攻められ始めた。
「ああ〜どないしたんやろ〜。
さっきまで〜ええ感じやったのに〜。」
ひまわりは、はらはらしながら見守るしかなかった。
すると急に、さくら が変な動きを始めた。
「あれは~後方ブリッジ回転や~!?」
突然、試合と関係のない事をしだした さくら に驚かされ、
「なんで急に~あんなことを~??」
頭に??を浮かべながら見ていると、
「あ~、あれは~!!」
さくら の2ステップを見て、さらに驚いた。
「あのステップのクセ〜間違いないわ〜。
あれは〜しゅど、、ぅっ、むぐっ。。」
ひまわりは慌てて口をおさえ、言葉を飲み込んだ。
『あぶなかったわ〜。
名前〜言ってまうとこやった〜。』
驚いて名前を言いそうになったのを回避し、
『さくらもち ちゃんは〜守道さくら ちゃんやったんや〜!』
心の中で歓喜の声を上げた。
格闘技が好きなひまわりは、体操競技も好きなのだ。
大好きなジャッキー・チェンのアクロバティックな動きに惹かれ、体操競技に興味を持った。
同じクラスの守道さくらが世界大会に出場出来るほどの実力があり、しかも可愛い。
そんな理由から、さくら の大ファンだった。
なので、ケガで引退したのは大ショックだった。
その さくら が闘技場で闘っている。
しかも、
『きれいや〜。
やっぱり〜さくら ちゃんの演技は〜完全美やわ〜。』
体操の技を使って闘っている。
それはひまわりにとって大きな収穫だった。
そして、さくら の大技でゼンテスが崩れ落ち、
WINNER、さくらもち!
さくら の勝利が告げられた。
と同時に感極まり、ひまわりは漫画のような目の幅涙を流しながら、
「やっだ〜ざぐらぼちぢゃんが勝っだ〜。」
立ち上がって、大声で叫んでいた。
しばらく闘技場の さくら に「おめでと〜」だの「かわえ〜」だのと叫んでいたが、
『あした〜さくら ちゃんと〜お話しすんで〜。』
少し落ち着き、明日学校で さくら に話し掛けようと決意した。
『あしたが〜楽しみや〜。』
そんな事を思いながら、闘技場で手を振る さくら が退場するまで愛でた後、ログアウトした。
如何だったでしょうか?
2人の心情が少し見えた、かも。
これから2人がさくらにどう関わっていくのか?
楽しみにして頂けたら嬉しいです。
次回は金曜の12時更新予定。
よろしくお願い致します。




