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第1戦:さくら、挑みます!(18)

第1戦の18を公開します。

前回の話の別視点。

さくらの修行を見ていたのは、な話です。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

(5)


「う~ん、やっぱり朝の森林公園は〜気持ちええな~。」


朝の森林公園をまったり気分で散策するのが少女の日課だった。

ゆっくり、のんびり、いつものコースを歩いていると、


「ラジオ体操第一~。」


タンタンタタン、タタタ、タンタンタタン、タタタ♪


普段は聞こえない、耳馴染みみなじみのある声と音楽が聞こえてきた。


「ラジオ体操か~懐かしいな~。

 そういえば〜中学生になってからは~やってへんな~。」


そんな事を考えながら音がする方に目を向けると、ラジオ体操をしている中学生くらいの少女と、それを見ている老人の姿が見えた。


「あのピンクの髪のは~32連敗中のさくらもち ちゃんや~。

 なんでこんなとこで~ラジオ体操してはるんやろ~?」


その少女が最近お気に入りの選手プレイヤーだと気付き、近めのベンチに座って観察する事にした。

とてとてと近付いていき、1番近くから1つあいだを空けたベンチに腰を下ろして、の~んびりながめていると最後の深呼吸までいき、終わった。

すると、


「まったくなっとらんな。

 それはお遊戯か?」


老人が厳しい言葉を発した。


『ええ~あんなん普通や~ん。

 なにがあかんの~?』


ついつい、心の中で文句を言ってしまう。


「えっと、あの、その、、すいませんでした。」


さくらもち があやまり、頭を下げている。


『さくらもち ちゃん、真面目やな~。

 ほんま、ええや~。

 それに~近くで見ると~めっちゃ可愛いや~ん。』


試合だと闘技場は遠いので、モニター越しにしか見る事が出来ず、可愛いさは分かっていたのだが、こうやって近くで見るとめっちゃ可愛かった。


『お友だちに~なりたいな~。

 でもなんやろ~?

 なんか~知ってるな気がするわ~。』


さくらもち の顔を間近で見て、なにかを感じていた。


「では、もう1度やってもらおうかの。

 今度は真面目にやるんじゃぞ。」

「はい!」


そんな声と共に、2回目が始まった。


『またやるんか~。

 がんばれ~~!!』


心の中で応援するも、


「ダメじゃな。

 どいつもこいつも、なっとらん。

 これまでの弟子で完璧じゃったのは1人だけじゃ。」


ダメ出しされ、


「そもそも、ラジオ体操とはじゃな、、。」


レイモンがラジオ体操について蘊蓄うんちくを語りだした。


『おじいはん激熱げきあつやな~。

 さくらもち ちゃんは~正座しとるし~。

 真面目が過ぎるわ~。』


とか思いながらもレイモンの話に聞き入っていた。

そして30分ほど語り尽くしたレイモンが、


「どうじゃ、これがラジオ体操の由来じゃ。

 理解出来たかの?」


さくらもち に問い掛けていた。


『なるほどな~。

 ラジオ体操に~そんな由来ゆらいがあったんや~。

 またかしこなってもた~。』


少女がその話に感動し、うんうんとうなづいていると、さくらもち が立ち上がり、


「はい。

 まさかラジオ体操にそんな秘密があるとは思いませんでした。

 勉強になりました。

 レイモン老師、ご指導、よろしくお願いします。」


頭を下げて、指導をお願いしていた。


『うんうん、さくらもち ちゃんは~超絶真面目さんなんやな~。

 やっぱり~これからの推しは~さくらもち ちゃんやわ~。』


少女が推し認定していると、


「わしの指導は甘くないぞ。

 ついてこれるかのう?」

「大丈夫です。

 キツい練習にはれていますから。」

「頼もしいのう。

 では、始めるぞ。」

「はい。」


そんなやり取りのあと、何度も指導されながらラジオ体操をしている さくらもち を見続けていると、


ピピピピ、ピピピピ♪

ピピピピ、ピピピピ♪


と耳の中で小さなアラーム音が聞こえてきた。


『あら~時間になってもうた~。

 もっと見ときたかったのに~。』


と思いつつもリアルで朝食の時間になるので、


「サーフェス!」


UFT(ゲーム)”からログアウトした。


現実リアルに戻った少女は、


「さくらもち ちゃん、がんばってたな~。

 でも~あのおじいはんは~なんやったんやろ~。」


さくらもち と老人の事を考えていた。

老人がさくらもち を指導している、そんな感じだった。

そして、ふと思い出した。


「もしかして~あれが噂の”師匠イベント”なんかな~?

 ほんなら~さくらもち ちゃんつよなるんやろな~。

 次の試合は~勝ってほしいわ~。」


そんな事を考えていると、


「ひまわり~、ご飯出来たわよ~!」


1階から母の声が聞こえてきた。


「は~い!」


返事をし、部屋を出た。

少女の名は夏乃花かのかひまわり。

ゲーム内でのキャラ名はヒラソル。


ひまわり が さくら の相棒パートナーになるのはもう少し先の話である。


『そうそう、うちが~”謎の解説さん”(あれは別録り)なんは~内緒やで~。』

如何だったでしょうか?

新キャラ、ひまわりちゃん登場です。

そう、この娘が謎の解説さん(別録り)です。

これからちょくちょく、さくらを観察しているでしょう。

さくらと絡むのはちょっと先です。

お楽しみに。

次回は金曜の12時更新予定。

よろしくお願い致します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] んあっ?ぬぁに? まじっすか! また、濃いキャラでんな~(笑) [気になる点] なし [一言] 一読者として反応するのみ!
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