第1戦:さくら、挑みます!(10)
第1戦の10を公開します。
バトル体験後半です。
初めてバトルを体験したさくらは。。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
「これで戦闘体験は終了です。
どうでしたか?」
受付嬢が戦闘部屋から出てきた さくら に声を掛けた。
「自分で闘うってこんなにむずかしいのですね。
あまりにだめだめキングで、なさけないです。。」
落ち込む さくら に、
「さっきから何度か”だめだめキング”って言ってるけど、どうゆう意味なの?」
受付嬢が尋ねた。
「それは”だめ”の上の”だめだめ”の最上級で、王様クラスの”だめだめ”って事です。。」
「やっぱり、”もの凄くだめ”って事なのね。
今が最弱なら、後は上がっていけばいいだけよ。
これから練習して、試合で経験を積んでいけば、強くなっていくだけだわ。」
「そう、ですよね。
強く、なれますよね?」
「ええ、あなたならきっと強くなれるわ。」
主担当だから、ってだけではなく個人的に応援したいと思ってるの。
”Sランク”目指して、努力あるのみですよ。」
受付嬢の励ましで、
「はい、これからどんどん強くなればいいんですよね。
竜児様も最初はだめだめキングでしたけど、努力されて世界一になられました。
私もいっぱい練習したから、世界一になれるところまでいけました。
目指すは”Sランク”、もう、もう、ハートが大炎上なのです。」
※竜児様:さくら が好きな格闘漫画のひとつ「リングにかけろ」の主人公・高嶺竜児のこと。
ぐっと両手を握る さくら の心と、目が燃え上がった、ように見えた。
「吹っ切れたようね。
あなたの雄姿、楽しみにしているわ。」
「はい、がんばります!」
力強く答える さくら に優しく微笑み掛けながら、
「それでは、これで終了です。
お疲れ様でした。」
「はい、ありがとうございました。」
ぺこりとお辞儀をする さくら を、
『やっぱり最高に可愛いわ。
さっきの戦闘の映像も複製しておかないといけないわね。
これから強くなれば、あれは”お宝映像”になるわ。
成長記録、作っちゃうわよ。
ああ、今日は最高にいい日だわ。』
そんな事を思いながら見つめていると、
「受付嬢さん、また怪しい顔になっています。。」
顔を上げた さくら に見透かされた。
「そ、そうかしら?
おかしいわね。」
顔を確認するようにぺたぺた触りながら取り繕った受付嬢が、
「この後、どうするの?」
尋ねた。
「とくに決めていないです。
何かオススメはありますか?」
さくら の問い掛けに、
「この後は個室に移動なので、部屋で”Eランク”の試合を見るといいわ。
部屋には大型モニターが付いていて、試合を観戦出来るようになっているの。
”Eランク”はあなたのような戦闘初心者が多いから勉強になると思うわ。」
丁寧に答えた。
「わかりました、そうします。」
「何か分からない事があったら、気軽に連絡してきてね。」
「はい。」
「それでは個室に戻る指示語を使ってみて。」
「わかりました。
それでは失礼いたします。」
もう1度、ぺこりとお辞儀をして、
「バックルーム!」
と発すると、さくら の足元に青色に光る3重円が現れ、吸い込まれるように、消えた。
如何だったでしょうか?
解説的な話はここまでです。
今後、ちょこちょこ説明は出てきますが、がっつりなのはここまでです。
そしてバトルレベル最底辺から頂点を目指すさくらの物語本編に入っていきます。
次回は月曜12時更新予定。
楽しみにして頂けたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。




