第2戦:さくら、ペアします!(32)
第2戦の32を公開します。
メインバトル再開です。
開始早々、サンダーシスターズが!?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(4)
◆◇◆
「じゃぁ予定取りにぃ、私がちっちゃい方の娘とぉ、戦っちゃうわねぇ。」
ライハのぎりぎり聞こえるくらいの小声での声掛けに、
「おっけぇよぉ、ぴんくの娘はぁ、まかせてぇ。」
ライヤが答え、2人は互いに差し出した人差し指に、
チュッ
口づけし、その指で自分の唇を、
すっ
と撫でた。
2人の戦闘前の儀式が終わると、顔が紅潮し、テンションが上がっていく。
そして、
ぺろっ
舌なめずり、妖艶さを増した目で獲物を品定めするように、 さくら と京姫にねっとりと視線を絡み付かせる。
はぁ、はぁぁ、はぁぁぁん
2人の息がどんどん荒くなり、テンションがマックス状態になると、
「いっくわよぉっ!」
ライヤが艶かしい声を上げ、
パシュ、パシュ、パシュ
右腕に装着している小型発射装置から、電気矢を さくら に向けて3連射した。
>大会規則では~拳銃みたいに固体を飛ばして~攻撃するんはあかんてなってるんや~。
けど~今回の電気矢みたいな~プログラムで効果を設定されてる攻撃は~オッケ~なんやで~。 by 謎の解説さん
のと同時にライハが、
「あっは~ん!」
色気の籠った変な声を上げながら、京姫に向かって駆け出した。
〔MC〕
「先手を取ったのはサンダーシスターズね。」
「どのペアもあの百合儀式見ちゃうんだぜ。」
「自身を高揚させる、とゆうのもあるけど、」
「相手ペアを油断させるって効果もバッチリなんだぜ。」
「出遅れたデュアルスイーツ、サンダーシスターズの猛攻を凌げますかね?」
「あっさり終わったら面白くないぜ。デュアルスイーツ巻き返せ!」
◇◆◇
カウントダウンが終わり、作戦通り さくら がライヤを、京姫がライハを、それぞれ相手と定め動き、出せなかった。
相手ペアが始めた艶かしいパフォーマンスに、
「ちょ、あ、ありぇは何にゃのでしゅわ!?
は、恥ずかし過ぎにゃのでしゅわ。」
「なんか、すごくすっごくすご~く、大人な雰囲気なんだよ。」
目を奪われてしまっていた。
照れ照れ京姫と、ちょっとワクワクしてる さくら。
そんな2人に視線が絡み付いてくる。
「「ひぃぃぃ。。」」
ぞわわ
変な声を上げ、悪寒を感じていると、
「いっくわよぉっ!」
ライヤが艶かしい声を上げ、
パシュ、パシュ、パシュ
さくら を3本の電気矢で攻撃してきた。
同時に、
「あっは~ん!」
ライハが変な声を発しながらしなやかに駆け出し、京姫に迫ってくる。
『速度増加、レベル3!』
さくら が慌てて速度を上げ、電気矢を飛び避けた。
京姫は動かず、近付いて来たライハの腹部目掛けて、左脚で踏み込みながら体を横向き(ライハに対してT字)にし、左拳を突き出した。
○●○
横に飛んで電気矢を避けた さくら は、前転して体勢を立て直そうとしたが、
パシュ、パシュ、パシュ
さくら の動きを見て、ライヤが追撃を仕掛けていた。
回り終え、しゃがんだ状態のところに3本の電気矢が迫ってくる。
さくら はしゃがんだ足に力を込めて斜め前に飛び、
トトン
両手で床を突いて大きく側転し、着地と同時に、
『速度増加、レベル5!』
さらに加速してライヤに向かって行き、一気に間合いを詰める。
ひまわり の作戦は、
・接近戦に強いライハを京姫が攻める
・その間に さくら が遠距離攻撃型で接近戦が不得手っぽいライハを一気に倒す
・2対1でライハを倒す
って感じ。
その作戦通り間合いに入った さくら はライヤの右腕の小型発射装置を警戒しつつ、下から伸び上がるように右拳で顎を狙う。
それを体を反らせてライヤが避ける。
のを想定していた さくら は振り上げた右腕の軌道を変え、下に振り下ろしながら体を捻り、左脚を振り上げてライヤの顔面を狙う。
突然目の前に現れた さくら の足裏を、ライヤが腕をクロスして受け止める。
その時、違和感に気付いた。
さっきまで袖に隠されて見えていなかった左腕にも小型発射装置がある事に。
『やばやばです!』
そう感じた瞬間、足裏を押し返したライハの両腕の小型発射装置に狙われていた。
さくら は、押し返された蹴りの反動を利用して左脚を振り下ろし、
タン
床を蹴って、
くるくるくる
空中で体を数回捻らせながら距離を取った。
けれど、一瞬遅かった。
左右で6連射されたライヤの電気矢の1本が さくら の足を掠めた。
ビリビリビリ
「あうっ!」
さくら は小さく悲鳴を上げ、受け身も取れず床に落ち、捻っていた勢いで、
ゴロゴロゴロ
転がって行き、止まった。
寝転がり動かなくなった さくら にライヤの6連射が迫っていた。
「どやった〜?」
「わたし大ピンチで終わっちゃったんだよ。」
「もっちゃんがどうなったか〜気になるな〜。」
「続きは明日、5/25の8時公開予定なので、ちょっと待っててね。」
「お楽しみにやで〜。」




