表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/145

第1戦:さくら、挑みます!(9)

第1戦の9を公開します。

戦闘体験前半です。

バトル初体験のさくらの実力は!?

当初考えてたのと全然違ったのですが、書いてるうちにさくらにこう書かされました。

さくらの活躍、楽しんで頂けたら嬉しいです。

(3)


概要説明チュートリアルが終わり、


「移動しますね。」


受付嬢ネイビーの指示で壁の扉の前に移動した。


「この部屋と同じ仕組みのものが個室にも設置されてるの。

 そこで戦闘訓練トレーニングしたり、技の練習したりしているわ。」


言いながら受付嬢ネイビーは操作パネルを表示させて、扉の解錠ボタンに触れた。


「さ、入って。」

「はい!」


元気に返事して、さくら が扉を開けて中に入っていった。

スピーカー越しに受付嬢ネイビーの声が聞こえてくる。


「これから戦闘人形バトルアバターと闘ってもらいます。

 中央にかれた円の中の青いラインの所に立ってて。」

「わかりました。」


答える さくら の表情からわくわく感がだだ漏れて、期待感で目がキラキラ光っている、ように見えた。


戦闘バトルの結果でランクが決まるの。

 高レベルと判定されたら、上位ランクに入れるわ。」

「それは、すごくすっごくすごいです。

 私、すぺしゃるがんばります!」


張り切っている さくら を楽しそうに見つめながら、


戦闘バトルの経験はなし、でしたね。

 年齢、運動能力を考慮して最初は”レベル20”で設定します。

 それ程強くはないので、適当に攻撃してみて。」


対戦相手バトルアバターの設定を伝えた。


「”レベル20”ってどれくらいの強さなのですか?」

「そうねぇ、、ちょっと喧嘩けんかが強い中学3年生の男子くらい、かしら。」


微妙に分かりづらい感じの説明だったが、


「そうなのですね、わかりました。」


答えた さくら は握った両手をあごの高さくらいで止める、ボクシングのファイティングポーズ的な感じの格好で構えた。

格闘漫画にハマり始めた頃、よく鏡の前でポーズをとったり、技の真似まねをしたりしていたので、割りと様になっていた。

程なく、少しを開けてかれた赤いラインの所に さくら より少し体格の良い感じの戦闘人形バトルアバターが現れた。

完全に姿が現れると、


戦闘バトル開始スタート!」


受付嬢ネイビーの掛け声と同時に戦闘人形バトルアバター右拳みぎこぶしを突き出した。


『右ストレートですね。なら、えっと、どうよけたら、、。』


なんて事を考えていると、


「みにゃっ。。」


見事に顔面で受け止めた。

衝撃で動きが止まる。

のを見逃さず、戦闘人形バトルアバターが さくら の頭をぽかぽか叩き出した。

まるで子供のような攻撃に、


「いた、いた、いたいですぅ。

 ちょっとまってくださいぃ。。」


さくら は頭を抱えてうずくまってしまった。


戦闘バトル停止ストップ!」


見かねて受付嬢ネイビー戦闘バトルを止めて、


「う~ん、これはひどいですね。」


苦笑にがわらった。

戦闘人形バトルアバターの攻撃が止まり、さくらが頭を解放し、顔を上げて、


「うう、漫画みたいになりません。。」


涙目になりながらつぶやいた。

さくら が格闘漫画から得ていた知識は、まったく役立たなかった。

どうやら、ちゃんと練習し、習得出来ていない事に対しては”ただのポンコツ”だったようだ。


「こんなの全然だめだめキングです。。」


落ち込みながらも、立ち上がった。


「まさか、ここまで格闘下手バトルべただとは思わなかったわ。」


受付嬢ネイビーが少しがっかり気味の声を掛けた。


「ううう、すいません。。

 もっと闘えると思ったのですが、スペシャルだめだめキングでした。。」


落ち込みまくる さくら に、


「とりあえず、もう1戦やりますね。

 今度は”レベル5”、小学6年生の男子くらいの強さです。

 これなら大丈夫、よね?」


受付嬢ネイビーが大幅にランクを下げた。


「それなら大丈夫、だと思います。。」


語尾をにごしながら さくら が答えた。

気を取り直し、表情を引き締めて、構え直す。


戦闘バトル開始スタート!」


受付嬢ネイビーが開始の声を掛けた。


『先手必勝、です!』


今度は さくら が先に仕掛けた。

ボクシングの要領で左拳ひだりこぶしを素早く動かし、機先を制するパンチ、”ジャブ”を放った。


シュッ


と、それっぽい風切かざきり音がして、さくら のパンチ戦闘人形バトルアバターの顔に当たった。

相手がひるんだ所に右の強パンチ(ストレート)をぶち込もうとしたが、


ポコン


戦闘人形バトルアバターひるまず突き出した右拳みぎこぶしが さくら の顔に直撃した。


「うっ。」


うめき声を漏らしながらも、今度は踏みとどまった。


ぱこん


突き出していた強パンチ(ストレート)戦闘人形バトルアバター軽い(かる~い)ダメージを与えた。

後は、


「この、この、この。」


さくら のめちゃくちゃなパンチとキックが炸裂さくれつ??した。

戦闘人形バトルアバターも同じようなめちゃくちゃパンチキックで応戦し、子供の喧嘩けんか状態になった。

今度は さくら も必死に頑張ったので、


戦闘バトル停止ストップ!」


受付嬢ネイビー戦闘バトルを停止した時、


「ぎりぎり、あなたの勝ちよ。」


と告げられた。

戦闘人形バトルアバターに一定量のダメージが蓄積ちくせきされたので勝利となったようだ。


「はぁ、はぁ、はぁ。。

 やり、ました。」


息を荒げながら さくら が笑顔でつぶやいた。


「でも、ランクは”E”ですね。」

「あはは、、そうですよね。。」


受付嬢ネイビーの確定宣言に さくら が苦笑にがわらいで答えた。

如何だったでしょうか?

さくらの本性がかなり出てたかと思います。

ちゃんと練習すれば出来る娘、なんですよ。

ゼロからの成長を見守って頂けたら嬉しいです。

次回は金曜の12時更新予定。

戦闘体験の後半です。

よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ