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神様達の学園生活  作者: 川澄 愛里子
1/1

意志の芽生え

ある所に、エコーという少女がおりました。

彼女は、マスコットのように容姿端麗で神様学園でも5本の指に入るような、しっかり者でしたが、余りにもおしゃべりがすぎるので大神様に相手の言葉をオウム返しにしか出来ないような、人形にされてしまいます。

そんなある日、エコーは一人の快活そうな顔をした一人の少年に出会います。

その少年の名前は、上澤 常葉で、年は、18歳で、学園1の人気者でした。

そうして、彼に気に入られたエコーは、少しずつ意志を持つようになっていくのですが、やがてエコーは、理想と現実の狭間で迷うようになっていき…

ある所に、エコーという少女がおりました。

彼女は、マスコットのような可憐な容姿を持っていましたが、昔から、色々な人に話しかけすぎたので、神様に声を取られてしまい、相手の言葉をオウム返しに返すだけの本物の人形になってしまいます。

ある日、エコーは神様学校の授業を受ける前の時間に一人の少年に出会います。

その子は、図書館の椅子に座って本を読んでいましたが、エコーを見ると、

「やあ、こんにちは!」

と、声をかけてきました。その子が、余りにもホストみたいなので、エコーは、過去の経験で本当はその子を知っていましたが、思わず、

「あの、誰ですか?…おはよう…ございます…。」

と、言ってしまいます。するとその子は、

「えー、とっ、忘れちゃった?(ニヤ)君が、オレの事じー、っと、みてたから、声かけたんだけど…。うー、んっ、とダメ?」

彼がそう言った後、エコーが、

「そうですか?では、エコーのご親友さんである道祖土 緑様の居場所をご存知でしょうか?」

と、言うと、その子は、

「えー、とっ、緑ちゃんは、知らないや。ついでに、オレは、上澤 常葉よろしくねっ、オウカちゃんっ。」

と、言うので、その名前が嫌だと思ったエコーは、彼の言葉が終わる前に、

「エコーですっ。」

と言い返しました。

「っん、でも、君は、オウカちゃ」

「だから、エコーですっ。」

何度も言うので、エコーは、

「あの、その名前辞めてくださいっ。エコーですから…っ。」

と言い返しましたが、常葉(ときわ)ちゃんは、聞いてくれません。なので、エコーは、

「あの、貴方のような、ショタ少年(ロリっ娘)には、関係ない事です。」

と、てきとうに返しました。

すると、その(ときわちゃん)は、

「そんな事ないよ。関係あるだろう!」

と、言いました。

その言葉を聞いて、エコーは、

「それでは、次の時間が、近づいているので、今日は、失礼します。」

と言って、その場を後にしました。

次の次の時間に、もう一度、エコーはときわちゃんに出会いました。

エコーが、まるで意志のある少女のようにときわちゃんをちらちらみているとときわちゃんが、

「やあ、また、君だね!こんにちは。」

と、声をかけてきました。

ときわちゃんの隣には、美しい顔をした、容姿端麗を10個つなぎ合わせても足りないような銀色の髪で片目を隠した青年が座って居ます。

過去の経験で、彼を知っていたエコーは、

「あの、詩舞来華さんでしょうか?」

と、声をかけました。詩舞来華は、容姿端麗だが、厭世的と性格の悪いことで有名な、詩舞麗華の弟でしたが、麗華よりも、しっかりしていて優しいことで有名でした。ですから、エコーのような本物の人形でも話しかける事が、できたのです。

しかし、そこに増崎未來が、入ってきてしまいました。しかし、増崎未來は、頑張っているエコーを見ると、てきとうに、

「エコー。」

と、声をかけてきました。それに、エコーは、

「未來さま?…」

と、言いました。                              <続>

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