探索!魔王城編!1
ふぁ~。おはようございます。凪です。
【おはようございます!凪さん!
今日は、魔王城をどうにかして、一帯を探索するんですよね!】
あぁ。それと、姿もこのままだったら魔王だってバレるから、変えるか。今は、ツノあるし、牙もあるからな。
どんな風にしようかな~
性別は、俺は男だけど、中性って厨ニ心くすぐるから変えない。そもそも、性欲とかは、何いってんスカって感じであんまし興味がわかないんだよね。
肌の色は、前世と同じで良いか。
髪の毛は、前世はくせ毛だったから、サラサラが良い!まじで重力に逆らいまくってる髪の毛ってどうなってんだろうね。
色は、うーん、どうしよう。
今まで通り黒もいいし、白も憧れるし、金髪もなぁ~うーん。あ、メッシュもいいなぁ白かな
よし!一応、変えられるけど、白で!
顔は、やっぱイケメンだよね!でも、イケメンでも、かわいい感じの要素が欲しいな
よし!イメージできた!
エレナ。イメージできたから、実行して!
【はい!わかりました!】
すると、体から光が出て来た。怖っ
【見た目の変更が、完了しました!
神羅鑑定で、確認してみてください!
あっ、外では、「鑑定」とだけ言えばいいですよ】
お、そうなんだ!
じゃあ、早速
「鑑定」
ヴァン
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個体名・氷室凪
・
・
・
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ほんとだ!イメージ通りになってて、理想の顔だ!
髪の色も、白!案外似合ってる!
これさ、亮と達也が見たら、白髪だ!ってバカにしてきそうだなぁ白髪だ!っての!
よし!じゃあ、探索に行こう!
、、と、その前に
この魔王城どうしたらいいんですかねぇ!
確か、ゲームの中での魔王城って、綺麗な宝石とか財宝が多かったと思ったんだけど、、、
俺、その部屋知らねぇよ!
ってことで、エレナ!魔王城探検して
【わかりました~!では、まず地図を出しますね!】
ヴァン
おおー!魔王城って意外と、広いんだな!
3階建ての地下付き!エムクロの中では、そんなに描かれないから、どんな形してるか気になってたんだよな!
お!それぞれ名前がある!厨房、ひっろ!
よし!じゃあ、早速探索するぞー!
【どこから行きますか?】
やっぱり外観からかな!外出るか!
そういえば、俺って飛べるの?
【翼出します?】
えっ、、ってことは飛べんの?
【まぁ、人間じゃなくて魔王ですから。】
、、、そういえば、エムクロでも飛んでたなー、なんで忘れてたんだろ?
とりあえず、外行くか!
バサッ
、、、羽デカくね?
片羽だけで、一メートルくらいあるぞ
まぁ、いいか。どうせ緊急時以外は使わないし。
【一応、透明化の結界貼っときます?】
なんでもできるんだな。じゃあお願い!
モワッ
おぉ!薄い膜みたいな感じだな!やわらかそう!
これでも一応結界なのか?ゲームでは、硬いガラスみたいな感じだったと思うんだけど。
【この世界での結界というのは、目的に合わせて効果を付与できる薄い壁のようなものです。凪さんが硬いガラスをイメージしているのは、向こう側が見えて、身を守るだめの防御結界だと思います。今回は、透明化が目的なので、音を立てないように衝撃吸収をつけて、柔らかくしました!】
ヘぇ~そうだったんだ。触ってみよ!
プニ
うわぁ柔らかくて気持ちいい!
スライム触ってるみたいずっと触ってられる
って、違う違う
魔王城の外観を見るんだった
空飛ぶの、、初めてだなぁ
まぁ、人間だからそりゃあそうなんだけど、、翼ってどんな見た目なんだろ?
やっぱり悪魔みたいなコウモリの羽みたいなのかな?いや、若干、羽と翼って、イメージが違うからなぁ、、
あくまで俺のイメージだけど、翼ってふさふさのイメージあるなぁ、、で、羽は皮と骨って感じの薄っぺらいイメージ。
出来れば、フサフサの翼の方がいい!
早く見たいし、飛んでみよう!
バサッ
あ、ハイ
やっぱりそうですよね
コウモリの羽の方でした。
いや、これはこれでカッコいいよ!
良いけども!フサフサも触りたかった、、、
【、、、凪さん、そういう事なら、選べますよ?】
、、え?
うっそだ~
性別は選べても流石に羽まで選べ無いでしょ
【いやいや、ゲームの時にも見た目を自分で選べましたよね?】
、、、言われてみれば、、、選べるじゃん
って言うか、カスタムしてる
そう考えたら、羽が選べるのも不思議じゃ無い?
【はい。不思議じゃないと思います。】
現実 と、ゲームが混ざってるなぁ
違和感が半端ない
うれしいけどね
ま、まぁ、出来るのはやるしかないよな!
どうやってやるんだ?
【対象・翼、チェンジと言ってください】
誰もいないから良いけど、、ちょっと恥ずかしい
「対象・翼、チェンジ」
『どれを選択しますか?また、選択は何時でも選び直すことができます』
ガイドさんはそう言って、俺の目の前に、二択を出してきた。
ん?二択?
一個目は想像通りの天使みたいな羽
二個目はカラスの黒がキレイな羽
俺、カラスって嫌いなんだよな
俺が前世でよくかけられてたフンは、ほとんどカラスとハトだったからな
カラスって頭いいって聞くけど、狙って来てんのか?ってくらい、顔に落ちてくるんだよな
でも、カラスの羽って見た目は、キレイだよね
ホントは雑菌だらけでメチャクチャ汚いらしいけど。
見た目は黒光り?みたいなのがあるよね
あの黒は、好きなんだけどね
特に濡れた色。
まっ!取りあえず、天使の方から、試しますか!
天使は、1だから
「1」
『ウィングチェンジ、1の「天使の羽」に変更します』
あ、やっぱり天使の羽だったんだ。
とまぁ、こんなことを思ってる間に、背中があったかくなってきた。
10秒もたたないくらいで、それが落ち着いた。
そろそろチェンジし終わったのかな?
よし出してみよ!
バッサ
うわあぁぁ!
最高すぎる!
やばいやばい!
翼めっちゃでけぇ!
それに触り心地が最高すぎる!
ウーン
触ってる感覚と、触られてる感覚が、同時にくるから変な気分。
なんか、触ってる感覚の方は、もふもふの犬撫でてる気分。
で、触られてる感覚の方は、背中よしよしされてる感じかな~
つまり、変な気分だけど、落ちつくし、結構気持ちいい!
ずっと、触ってられるんだけど、、
ん?ちょっと待てよ?
傍から見たら、自分の羽撫でまくってる変人に見える!?
まぁ、魔物でさえいないけど、、
ま、まぁ、この辺にしとこう。
えーっと、何しようと思ったんだっけ?
あっ、そうそう。魔王城の外側見てみようと思ったんだった!
じゃあ、飛んでみよう!
、、、どうやって飛ぶの?
飛んだことない人間だからわかんないよ~!
いや、飛んだことある人間がいたらそいつはもう人間じゃないけどさ、、
ってことでHey!エレナ!飛び方簡単に解説して!
【はい、じゃなくて、私は、Hey!Si◯iじゃないんですからね!!私の方が役立ちます!】
はいはい。で、何してくれるの?
【鳥の獣人の飛ぶ感覚と、翼をしまう感覚をコピーして、凪さんにペーストします!】
なるほど。コピペだ。
そんなことできるのかよ。
チートだ。
楽だな~なんか、悪いことしてないけど罪悪感。
でも、使えるんだから、使うか!早速お願いします!
【はい!ちなみにこれは、全理解を用いたものです!】
なんか、新しいスキルの使い方講座が始まりそうな予感がするぞ?
【詳しくいいますと、】
あ~!ストップ!ストップ!
それは、色々周ってるときに解説して!
今は、早く飛びたい!
【あ//すみません。つい///】
そんなに恥ずかしがるかな?
ってことで、お願い!
【はい!全理解を使用します!】
すると、頭に、脳に、本能というか、芯の部分というか、そんな深いところに知識が刻み込まれるような感覚がした。感覚的に分かるようになった感じになった。、、、はず。
できたかな?
【はい!出来ました!やってみてください!】
まずは、体全体をリラックスさせて、、
バタバタするイメージじゃなく、空気を押すイメージで、、、
バサッ
フワッ
え?
俺、飛んでる!?
うわぁぁぁぁぁぁ!!!
浮いてる!!ほんの10cmくらいだけど!!
もっと上行ってみよ
、、、、なんか、スゥーって効果音つきそうなエレベーターみたいな上がり方なんですけど!?
まぁ、いっか!これで、移動に時間は取られないね!
方向転換は、行きたい方向に体を傾けて、、、あぁ!自転車のハンドルのイメージだ!なるほど
あーでもこれ、ちょっと高所恐怖症とかだったら怖いかも
まぁ、俺は高所恐怖症じゃないからいいけど、、、
ともかく!空飛べるようになったから、魔王城見て周ろう!
はい!どうでしたでしょうか?
凪)あれ?今回って魔王城見て回るんじゃなかったの?
、、、凪〜!空飛べてよかったね!
凪)話そらしたよね?
、、、、じゃあ!また次回!