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『第二話です。とある設定以外は王道ですね』

動きがあるのが4話くらいからになり、最初は伏線が多めになっております〜(てか2日おき投稿早速忘れてすみません)

アンドロイド・・・・?

多分、彼の言ってることは間違いじゃないだろう

現に、今目の前で「ホントですよー」と言いながら

口から出来立てのハンバーグを出したり、手から団子を出したりする芸当を見せる

何故食べ物ばかり出すのかは知らないが、全員この事実を受け入れるしかなかった


「じゃあ席は〜活田のとこ空けたし、そこでいいだろ」


左隣には撫子がいるはずなので

右を見ると空いていた席に宮沢さんが座り

僕にペコリとお辞儀をしてくる

何で横空いてるの?そういや昨日席替えで一個増やしてた気もするが・・・

あの時席を開けたことを先生に聞いても流されただけだったから・・・・これが理由か

マジか・・・・これはまさか・・・・


「活田〜?ついでに世話係頼むわ〜」


そう言うと思ったよ!!適当だなおい!


「えーちょっとせんこー!何で私じゃないの!?」


「道明寺は余計なことしかせん、却下」


何故(なにゆえ)なのじゃー!」


「ま、まあまあ撫子、仕方ない・・・・のか?分かんないけど僕がするしかないよ」


「じゃ、かくじかいさーん」


適当すぎる先生はそのまま教室を出る

それと同時にほぼ全クラスメイトが宮沢の周りに集まる

そりゃそうだ、転校生がアンドロイドなんて、普通はありえない

逆に朝礼中全員がざわつかなかったのが不思議なくらいだ

意外とその辺、皆しっかりしてるよなぁ・・・と謎目線でそう思っていた


ていうか、世話係といえど、なにをすればいいのかわからないんだけど

とりあえず僕は、その光景を遠目で見ておくことにした

すると撫子が僕を無理矢理引っ張って人混みの中に入り込む


「ようあんちゃん!世話係連れてきたぜ!」


「別に頼んでないでしょ!なにしてんの撫子!」


「いやぁ世話係になったんだし自己紹介しときなって」


「いえ、その必要はありません、既にクラスメイト全員の情報はインプットされています。活田早希さんに、道明寺撫子さんですね?」


「おおすげー!流石アンドロイドだね!じゃあ私いらないやん、それじゃ!後はお若い二人に任せて」


「ちょっと待って、なんでそこで逃げようとするの!」


「え、だって私は世話係じゃ無いし〜」


「この薄情者〜!」


撫子に見捨てられた僕は恐る恐る宮沢さんを見ると

クラスメイトの質問に答え始めたじゃないか

くっ・・・世話って言ったってなにすりゃいいの・・・・

アンドロイドなんだから学校敷地内把握してるでしょ!

勝手にそう決めつけた僕は人混みから抜けると

入りたそうでなかなか入れない、という顔をしている春菊がいた


「なんか聞きたいことでもあるの?」


「え、あ、いや、アンドロイドってどんな感じなんだろうって触ってみたくて・・・・」


「今は多分無理だよ、後で僕が言っておくよ、いやでも関わることになるだろうしね」


「うん・・・・そうだね、ありがとう」


すると今の今まで何処にいたのかわからないほど何もしてなかった生徒会長

相田君が手をパンと鳴らす


「はーい、皆〜もう授業始まるぞ〜」


クラスメイトがダラダラと席に着き始め

ようやく宮沢さんの姿を確認すると

色んなところを触られたのか、さっきまですごく綺麗だった髪がボサボサになっていた


「うわ、ちょ、大丈夫?相当触られたんじゃない?」


「コードに触れられない限り損傷は出来ません。ご心配ありがとうございます」


「そうじゃなくて、せっかく綺麗な髪してるんだから手入れしないと」


僕は無意識にそう言って持っていた櫛で軽く宮沢さんの髪を解かす

髪の毛は作り物とかじゃなく、本物っぽい質感をしていて

女の子の髪を解かしてる感覚に陥った

てか、やってることと性別逆じゃない?

あ、やば!?もしかして迷惑だったかな!?


「ありがとうございます・・・世話係とはそこまでするものですか?」


「え、あ、いや、これは僕が好きでやってることだから、気にしないで!」


「かしこまりました」


いつも大雑把な撫子の髪をよく解かしていたので、ついその癖が出てしまった

まあ、喜んでくれてる様だし・・・よしとするか・・・


この後どうすればいいんだろう?世話係ってなにすればいいのかな?

実際に世話係なんて役職学校にあるのか知りたいw

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