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五人の少女たちの尊い愛の記録(笑)  作者: KP-おおふじさん
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「完結」? あの子編

 あの子はパソコンの前に一人で座り、このシリーズを完結にするか、するとして、どう完結にするのかを悩んでいた。


 留音や真凛から相談され、そこに合流した衣玖もまた「あなたの意見に従うわ」なんて言ってくれていたのだが、あの子はとにかく迷っていた。


「迷ったり悩んだりしそうなら無理に決めること無いからな」


 留音の言葉だ。だがあの子はそれに従わずに悩んでいる。もし自分が決められなければまた彼女たちにこのシリーズの行く末を悩ませることになってしまうかもしれないと考えたら、自分がしっかり決めなければと考えてしまうためだ。


 果たしてどうするのが正解なのか。そこで考えたのは、このシリーズを終わらせるということがどういうことなのか、ということだ。


 これは投稿用に、と始めた総集編的シリーズなのだから、なんとなくちょっきし完結にしていたほうが、多少印象がよくなったりするのではないか、なんて考える部分はある。


 でもだからと言って完結にするべきなのか。あの子は顔をあげて、少しだけ決意を持った表情をした。こんな事を考えたからだ。


 完結が全てじゃない。


 完結というのはつまり終わってしまうということ。自分が何かを終わらせられるだろうか。


 言ってしまえば、まだまだみんなと一緒にいたい。みんなの活躍が見たい。それはもちろんこのシリーズページから別の話がポンポン投稿されているわけだ。でも、この簡単な総集編だってみんなの活躍の歴史には変わりがない。


 それを終わらせることなんて、あの子には絶対出来るわけがなかった。なぜならみんなのことが大好きだからだ。


 そんな事を考えれば、あの子はどうしたって、このシリーズを完結に出来るわけがない。だって、どんな形であったってみんなと一緒にいたいから。それが例え総集編だって、過去編だって未来編だって酷いパラレルだって、最悪メタでも構わない。ただずっと一緒にいたい、それだけの気持ちで完結にはしない。


 あの子は優しい目で、シリーズの完結ボタンからマウスカーソルを遠ざけ、そのままページをクローズした。そしてみんなに、完結じゃなくていいんじゃないかな、という旨を伝えると、みんなは微笑んでその子の意思を尊重した。


「じゃあ、また新しい冒険が必要だな」


 留音が爽やかに言う。


「それと、いい感じにクリフハンガー感のある第二の最終編もね」


 衣玖の提案にうなずき、彼女たちは更なる日常を求めることにするのだった。



 めでたしめでたし。

というわけで、まだ続きます、にチェックが入りました。


え?一人出てない?誰のことでしょう?


ここまで読んでいただいてありがとうございました!

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