第二章前篇:牢の中スタート、持っててよかった低級干し肉
チョコふんだくっていった子供たちのクレヨンは売らなかったけど、普通の腹痛い人がくれた石鹸が一回しか出ない貴重品だったとは・・・売るんじゃなかった。
真面目馬鹿なケンシロウは「囚人闘技で優勝すれば自由と一つだけなんでも願いを聞いてもらえる」というキサナ(エデン領主:ネタバレ――になるのか? これ)の口車に乗って牢に戻る。
しかーし、鉄格子を素手でへし曲げて出てきたので牢で何もなかったような顔をしていてもバレバレである。
つか、外で衛兵に絡んでもらえなかったらどうするつもりだったんだケンシロウ?
いや危険人物に違いないと疑いながらケンシロウをエデン(街)の中の牢屋に入れる衛兵隊長って街にとってめっちゃ危険な気がするんだが・・・
ともあれ
「デビルリバースだな」
プレイヤーの俺は知っている。
公式サイトで知っている。
あの五メートル級の巨人が囚人闘技の最期の相手なのだ。
ともあれ細かいやりとりはスルーして俺にとっての、ゲーム下手な40代おっさんにとって重要なのは「今のレベルでは勝てないだろう」ということ(T_T)
若者の下手とおっさんの下手はレベルそのものが違うのだ!!!
が、ここに回想バトルという救いの手が!!
なんと経験値が入って周回オッケーというありがたさ。
ありがとう龍が如くスタジオ。
ありがとう、ケンシロウがサザンクロス(シンの街な)を出るときについてくるなと言われてついてこなかったリンとバット。
まあ、二人がいたらケンシロウは行き倒れなかった可能性大なんだがそれはいいやw
ともあれ戦って戦って休めば体力回復するセーブポイントという福音におっさんは狂喜した!
「北斗神拳には昔の戦いを思い出すことによって拳力をあげる技がある」的な?
何回思い出したか忘れたけど17レベルまではあげた。
疲れから「さすがに10レベルあればいいだろう」とか自分を甘やかしそうになったが「お前今年42歳の厄年だぞ」と自分を励まし、20レベルを目指すものの、さすがに六時間近く戦って限界を感じたので「一回チャレンジしてみよう」となった。
囚人闘技は賭け試合としてのエデンの住人の娯楽でもあるらしい。
今風に言えば競馬とかみたいな感じか?
さすがは世紀末、エデンとか呼ばれてても殺し合いが娯楽なんだな・・・
が、そんなことはどうでもいい。
「こい、デビルリバース!!」
ところがデデデデデッデ・・・・・・
「ぶち殺してやるぜ」
「粉々に刻んでやるよ」
・・・ザコ集団来たー!
そう集団で襲ってきた。
もし回想周回して秘孔からの奥義(必殺技?)を使えるようになっていなかったら危なかった(秘孔アクションはプレイヤーの操作技術なのでケンシロウのレベルは関係ありません、念のため)。
ガード&スウェイ(ばつボタンですっと回避するやつ)が下手な俺はともかくパンチ連打で秘孔チャンスがきたら秘孔を押す。
奥義中に表示されるボタンをタイミングよくボタンを押せば奥義の名前が金色になるのだがこの時はボタンを押すのが精いっぱいなので常にブルー(タイミングずれずれだよ、威力下げるよってことか? でもザコは一撃死するので良し!)。
が、一撃一撃は軽くてもダメージを受け続けると心理的に超怖い。
この後、デビルリバースとやらないといけないのに、びくびく。
そしてモンハンみたいにモンスターの前で回復役飲んで、「ふうー回復したぜ」と思ったら突撃喰らって大ダメージにならないアイテム使用システムに感謝しながら低級干し肉をかっ喰らうのであった。
正直、ダメージさえ受けなければ闘技場で低級干し肉を「がつ、がつがつがつがつ」とかっ喰らって「ほぁあ!」と体力回復するケンシロウも見て見たかった気がする。
ともあれ俺は生き抜いた。
こい、デビルリバース(三回目w←プレイすればわかります、つまりザコバトル一回じゃなかったってこと、ちくしょうここでレベル上げが正解だったのか!?)