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第八章歪んだ殺意:女に逃げるケンシロウ

「龍が如く6」「北斗が如く」リンク。

「岩斬両断破!」


あと一つ・・・・


あと一つなのに・・・・


間に合わない。


ゲージが貯まるたびに奥義を使っていると途中で破たんする。


いや世紀末的顔の客が暴れ出すとスタッフの体力ゲージの減り方が多くなり接客不能になり、しかも奥義ゲージの貯まり方も遅くなる(?)ようで絶対に間に合わない。


かといって平穏にゲージを満タンにしてからやろうとすると奥義使用不可の一般人の金持ちとかがいっぱいやってくる・・・


いろいろがんばったんだけど・・・


あきらめた。


ゲーム慣れしている人ならもう答えはおわかりでしょうが俺はあきらめた。


そしてリンに走った。


「ケン、ありがとう!」


ピンクのキラキラ背景で満面の笑顔をくれるリンに走った。


リンの好感度があがるのがうれしい。


バーで金を稼ぎ、リンが「今の注文は・・・こんな感じ」(龍が如くの遥の声をやっている釘宮理恵さんなので俺的には桐生さんの気持ちになって「遥、お前が喜んでくれるなら俺は何だってやってやるさ」って気持ちに・・・)と出してくる注文票を見てバザールに買いに走る。


が、買ってくるとちょっと注文票の内容が変わっていたりもする。


ちなみに八百屋の格好で北斗百裂拳で果物を配っているイメージが強いですがこれは好感度がMAXになったときに出るイベントで別にカイル君みたいに呼び込みをするわけではない。


ケンシロウは商売人にあらず、苦労している遥のために駆けずり回る桐生一馬なだけである。


ともあれリンの笑顔はいい。


好感度が上がるといい笑顔をくれる。


がんばったら喜んでくれる。


うれしい。


仕事がんばっても「すごいがんばったね」とか言ってもらえないおっさんとしてはリンの笑顔がかすんで見えるほどうれしい。


「遥、お前のためなら俺は命を懸ける。娘のために命を懸けるのは親として当たり前のことだ」


しかしここに「龍が如くスタッフ」の罠が・・・


リンが、俺のリンが世話になってるおばさんが「へえ、この人があんたの好きな人かい、リン。あんたももっと女磨きをしないとね、ふふ」とか言う。


そして第一次好感度がMAXになったあと、リンのつぎはぎ服が新しく!!


おおおおお!!!


だが第二次好感度がMAXになったときにはキラキラ首飾り、腕輪を装備したうえに第一次のときは「ケン、似合う?」と戸惑い気味だったのに第二次は「似合ってるよね?」と押し付け気味に・・・


あれ、リンってこんなキャラだったけ。


そして第三次MAXではなんと世紀末ザコみたいな下手な化粧をして「どう? かわいいでしょ?」。


さすがにケンシロウも「・・・・」


ケンシロウでさえ、戸惑う。


似合わないって言えよ、ケンシロウ!!


だがモニターのケンシロウは動かない。


なんとかしろ。


ってこれどうなるの?


しかし救世主の笑い声が!


そうその笑い声の主はもちろんバット兄さん!!!!!


「ケンは優しいからいわねえだけで全然似合ってねえんだよ!」


さすがだ。


その度胸、率直さ、素晴らしい!


いたたまれず逃げ出すリン。


絶対必要な嫌われ役をありがとうバット兄さん。


しかもその後、ザコに散々に化粧が似合わねえと言われ、宝石じゃらじゃらのアクセサリーを奪って売ったあと、お前も売り払ってやるぜぇとまで言われるリン。


やっと北斗神拳の出番か。


俺がやれなかった憎まれ役をやってくれたバット兄さんのためにお前たちを叩きのめす!!!


が、たどり着いた場所でイベントに!!


か、体が動かない!!


そこへ現れるバット兄さん!


「なんだぁ、ガキがぁ」


ばきどかごがどげし!


リンのためにがんばるバット兄さん。


助けたい。


助けたいが体が動かない。


が、バット兄さんのカッコよさのためには


男気を見せるバット兄さんをないがしろにするような助け方はできない。


倒れるまで我慢だ。


我慢だ・・・


我慢・・・・・・


「へへ、かっこわりいな(がく)」


カッコいいよ!


バット兄さんサイコーだよ!


そしてそんなバット兄さんを叩きのめして笑ってやがるザコども


全員、秘孔奥義ボタンジャストでぶち殺す!!!


オラァ!


あえて爆風でダメージを与えないようにバースト!


ワンパン、秘孔ボタン、北斗残悔拳!


ワンパン、秘孔ボタン、秘孔幽泉!


ワンパン、・・・・・・・・


おらあああああああああああああああ!


踏みにじってコンクリートのシミにしてもあきたらねえ。


これがバット兄さんの痛みだぁあああああああああああ!


「バット、ケン、わたし間違ってた」


そしてついにノーマルなつぎはぎなしのピンク服に戻ってがんばっているリンが完成。


すべてバット兄さんのおかげだ。


ありがとうバット兄さん。


こうしてバット兄さんの頑張りを見た俺は「リンにふさわしいのはバット兄さんだ。もうリンにかまうことはやめよう」と誓うのであった。


さらばリン。


幸せになれよ。


もう終わってもいい気分だが続くっ!




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