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第六章山に登ろう:恐ろしき理不尽一億イディアルという借金の重さ・・・

この瞬間こそが俺の中の本当に北斗世界が完全に崩壊した瞬間だったかもしれない超大事件!!!

「北斗の常識をぶち壊す!」というパッケージ通り、いろんなことをすっ飛ばしてアイリの目を治しちゃうケンシロウ・・・


いや流れとしては当然なんだがいろいろ釈然としないのは俺がおっさんだからだろう。


ともあれ、ユリアはエデンの電力とかの供給源のドーム状の建物スフィアシティに入ったよと教えてもらう。


だが俺のケンシロウにとって重要なのはアジトのセーブポイント機能付き高性能ベットに「昼まで休む」「夜まで休む」という項目が追加されたということだ。


これで思う存分サブイベントを楽しむことができる。


「如く」世界の何ともハチャメチャな感じの遊びが楽しめるわけだ。


まさにひゃっはーと思ったわけだが、それを知る前にわがままなケンシロウ君が「ユリアは本当に中に入ったのか? 確認したい」的なことを言いだし、傭兵隊長ジャグレがついてくることに・・・


ちょっと立ち止まってると「何やってんだよ」と言い、先に行くと「待てよ」と文句を言う・・・邪魔ではないが鬱陶しい。


まあ別にジャグレのそばから離れたら行き倒れるわけではないので無視してもいいわけだがとりあえずバットが待つバギーのところで「じゃあ、準備ができたら声をかけてくれ」とテンプレて待ってくれる。


そしてアジトに帰る途中、


ゴロツキ「おい、ババア金をよこせ」


婆さん「わしは金なんて持っていませんじゃ」


確かに金は持ってないな。


ただ宝石キラキラで明らかに高そうな壺を大事そうに抱えているだけだ。


まあテンプレパターンだがここはケンシロウが割って入って想い出でも語るパターンかな。


そう思いつつ、戦闘準備(コントローラーを握るだけだが)をするを俺だったわけだが普通なら「お前の耳の形が気に入れねえ」とかどっかで聞いたジャギ台詞を吐いてバトルモードに入るところをケンシロウがいきなり北斗百裂拳をやりだす。


プレイヤーの俺、


コントローラーの操作無視で百裂拳をかます。


「え、なに? どういうこと?」


俺があっけにとられていると直後に


そっとひそやかに


「ぱりん」


・・・


・・・・・


・・・・・・


これはケンシロウの吹き出し。


いやケンシロウが硬直するくらいだからはっきり言うと百裂拳の風圧云々じゃなくて明らかにババアがびっくりして「自分の失敗で落として割った」ってことでいいってことだよな・・・


しかし真面目な(ここに馬鹿はいらない)ケンシロウはちゃんと謝る。


もちろん婆さんも「なに良いんじゃよ」と問題なく解決するわけがないのにいい流れ、この流れを完膚なきまでに破壊したのが衛兵の癖に芸術品に詳しいという、


しかも戦争前の芸術品に詳しいという、


つか芸術品の真贋がわかるとかどんな衛兵やねん!!


ともあれ


「それは戦争に絶望して死んだ天災芸術家の作品! 戦争前は数十億はした一品では!?」


とか言い出した衛兵にこちらは悪気がないんだろうが


「ああ、わかってくれる人がおったか。実は前の領主のナダイ様からも今の領主のキサナ様からも一億イディアルで譲り受けたいと何度も言われいるんだが断り続けておったんじゃよ」


と自慢げに話す婆さん。


世紀末領主が戦争前の芸術嗜好品に御執心とかありがちすぎることだがいろんな意味でナダイとかキサナとかのキャラクター性を崩壊させる発言だよなぁ。


しかしこれぞ「如く」流サブシナリオ!!!


サブシナリオの進行のためなら主人公のキャラクター性などぶっ壊して悔いなし!!


それ以上にプレイヤーの度肝を抜くセットを準備すればいいのだ!


そんなわけで衛兵が言ったのが何十億円なのかドルなのかペソなのかユーロなのかはしらないがとにかくお高く、なのに食糧物価から何やらが高騰している現状で一億イディアルに値切るという世紀末領主的横暴に抵抗して頑張った婆さんが「もういい」と言っているのに世紀末的衛兵(きっとぽっと出で聖女キサナ様になれなれしいケンシロウが嫌いだったに違いない)は「いや、しかしいくらケンシロウさんとは言え、これだけ高価な物を壊した人を野放しにしておくというのは街の法秩序が」的なことを言って食い下がる。


一応言っておくが


「俺が壊したわけじゃねえ!!!!」


ババアが落としただけだ。


ところが真面目馬鹿(ここは付けてもいいだろう)のケンシロウは「金は返す」とか言う。


返す当てもないのに・・・


いやバーテンの仕事はあるけど一回三セットで6万イディアル強として――イベント発生時は倍で考えても――最低でも1000回3000セット以上のカクテルを作らないとどうにもならない計算だよね。


一回の流れが仕事をするを選択からカクテルを出す客選び、カクテル作り、カクテル作りエフェクト、カクテル名の詠唱、客がカクテルを口に運んでGOODをだして「満足した」という意味の感想を出す時間とか全部入れると10分ぐらいかかってそれが1000回以上、約10000分の166時間以上・・・・


しかもこれサブイベントの内の一つだよね?


ひどすぎだろ!!!!!!


しかもアジトの前で起きるので絶対に回避不能!!!


なぜなら「昼まで休んで出発だぜ」と言われたらアジトに帰って高機能ベッドで寝ない限り昼にならないんだから!!!


北斗神拳には一時的に記憶を消す秘孔があるじゃん。


ザコは死んだ。


目撃者は二人。


今がそのときじゃん?


そ、そうだ。


ユリア


ユリアのためにも・・・


いや壺が割れたのは事実だもんな。


お前が正しいよ、ケンシロウ・・・


というわけで俺は一億イディアルを返すことを決意するのであった。


100回でも1000回でもシェイカー振ってやるよ!


こうして俺はケンシロウの唯一の仕事場のバーで一生懸命バーテンとして働くのであった。


バーの前のバギー置き場で俺を待つジャグレをガン無視して・・・






よそにずぃっと前に出たケンシロウがそんなわけで囚人闘技場をとっとっと駆け抜けて最短距離でアジトに行こうとしたら

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