なんだこれ?
自分ってなんだ?
漠然とそう思うことは多々あると思う。
ただし暇なときに限る。
答えが出るわけでも、答えが返ってくるわけでもない。
答えがほしいわけでも、答えを出したいわけでもない。
だからなんだ。
こんなの考えるだけ無駄だ。
そう思っていても回収できない、どうしようもない話題は尽きることなく意識の片隅に居座る。
非合理的で、非生産的この上ない。
何のために生きるのか。
某国民的アニメの主題歌にもある。
わからないままなんて、そんなのはいやだ。
なんでだ?
わかってるやつなんて本当に要るのか。
居たとしてもそれはごくごく少数に決まっている。
今の社会、
情報機器が発達し、
端末さえ持っていれば、
いつでもどこでも世界とつながる。
娯楽とともに生きていると言ってもいい。
望んだもののほとんどが手に入る。
普通に生きていればどうにかなる。
目的なく生きていくことに何の不便もない。
だからなんだ。
聞く耳すらない。
いつからだろう。
生きやすい世の中。
ほんとに?
溢れかえす人。
地球と言う星の頂点に君する生物。
無自覚なる創造と破壊。
傲慢なるその行い。
すべての生物を巻き込み。
多くを犠牲にし培った。
今。
自分なんかなくても
いきていける。
確固な意志など必要ない。
空気を読んで。
それが賢く生きるコツだ。
と、
耳障りのいい言葉で。
都合よく。
塗り固めた自分の鎧。
侵されることのないよう
生きることに意味を見つけることの難しさに
気付いたとき
何かが変わるのだろうか?